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2013年3月 9日 (土)

[映] ブリキの太鼓 ディレクターズ・カット版

 かなり有名な作品だと思うが、実は初見。西ドイツ、フランス、ポーランド、ユーゴスラヴィア、1979年の作品。

Die_blechtrommel
 1899年ダンツィヒ。郊外カシュバイの荒野で芋を焼いていたアンナは、警察に追われて逃げてきた放火犯コリャイチェクをかくまう。それがきっかけで女の子アグネスを産む。
 1924年、成長したアグネスは、ドイツ人のマツェラートと結婚するが、従兄ヤンと愛し合い、息子オスカルを産む。3歳になったオスカルは、誕生日にブリキの太鼓をもらう。この日、大人になることを拒んだオスカルは、自ら成長を止めることを決意。そして、奇声を発することでガラスを割ると言う力を身につける。
 アグネスは、ヤンとの逢い引きを続け、妊娠。だが、精神を病んで自殺。母親代わりにやってきた少女マリアとベッドを共にするようになるオスカルだったが…

 ポスターの写真の少年を見て、「マルコム in the middle」のマルコムこと、フランキー・ミューニーズに似ているなぁとずっと思っていた。やっぱり似てるよね??
Malcolm_in_the_middle
 かなりショッキングな内容だ。3歳で自ら成長を止めてしまう子供ってどういうこと?? 産まれる前から自我があったようで、かなり不気味な少年である。彼が、幼くして大人の嫌な部分をたくさん見てしまい、大人になりたくないと思う気持ちはわからないでもない。

 だが、その一方で、否定していたハズの嫌な部分を、自らも望んで経験している。この辺りがよくわからない。成長したくない=いつまでもピュアな心でいたい、と言う意味ではないのだ。好き勝手やりたいけど責任はとりたくないから大人になりたくないってことか。

 オスカル役にダーフィト・ベンネント。産まれた直後の赤ちゃん役から、3歳の姿で20歳を過ぎた青年の役まで一人でこなす。撮影当時12歳前後だと思う。本当にすごい。マツェラート役にマリオ・アドルフ。アグネス役にアンゲラ・ヴィンクラー。マリア役にカタリーナ・タールバッハ。ヤン役にダニエル・オルブリフスキー。

 ストーリーの意味はよくわからないのだが、オスカルの目から見た「戦争」を描いた作品だと言うのはわかった。あちこちで理不尽なことが起こっているけれど、自分にはどうしようもないオスカル。子供でいることで、そういう面倒なことから逃げているようにも思える。

 当時としてはかなり過激と思える映像がたくさんあった。ディレクターズ・カット版だからなのか、元々のシーンなのかはわからない。2時間44分とかなり長かったが、全く先の読めない展開に目が離せなかった。

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