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2013年4月 9日 (火)

[映] ビッグ・ボーイズ しあわせの鳥を探して

 アメリカに実際にあると言う、「1年で見た鳥種の数を競う競技会」”ザ・ビッグ・イヤー”に参加する人たちを描いたコメディ。ノンフィクション小説があるそうで、その映画化とのことなのだが、冒頭で「事実を変えている」と注釈があったので、多少の脚色はあるのだろう。

The_big_year
 米国野鳥協会主催の競技会“ザ・ビッグイヤー”。バードウォッチャーたちが、1年でどれだけ多くの種類を見られたかを競う競技で、世界最大の探鳥コンテスト。世界記録保持者のケニーは、記録の更新を目指し、妻の反対を押し切って今年も出場することを決意。独身のブラッドは、いつか優勝したいと言う夢を持ちつつ、参加を決めかねていたが、母親の後押しもあり参加を決意。大企業の社長スチューは、仕事を辞める決意で参加。

 ほのぼの系のコメディ。探鳥に全てを捧げている男たちが、おもしろおかしく描かれている。こういう世界があると言うことを、初めて知った。鳥好きというのはわかるとして、見た数を競うってどうなの?と思う。そこまでして熱中する理由は何なのか。

 記録保持者のケニーは、記録を破られまいとして、更新を狙う。トップに立ってしまった者のサガである。だが、そろそろ子供を作りたいと考えている妻は、また彼が探鳥に熱中してしまうことを快く思っていない。

 ブラッドは、バツイチの独身で、両親と共に暮らす。そんなことにかまけていないで、もっと何かに打ち込んだらどうだと諭す父。でも、ブラッドにとっては、これこそが打ち込むべきことである。彼の想いをわかっている母は、資金的にもブラッドを援助し、後押しする。

 スチューは会社社長、金銭的には一番恵まれている。理解のある妻にも恵まれている。だが、会社を運営する責任がある。部下達に会社を任せて全国を飛び回るが、会社の危機となり、苦渋の選択を強いられる。

 ブラッド役にジャック・ブラック。彼の父役にブライアン・デネヒー。母役にダイアン・ウィースト。ブラッドの相棒(?)役にジム・パーソンズ(ビッブ・バン・セオリーのシェルドン)。ケニー役にオーエン・ウィルソン。妻役にロザムンド・パイク。スチュー役にスティーヴ・マーティン。妻役にジョーベス・ウィリアムス(ドラマ版「依頼人」のレジー・ラブ)。部下役にケヴィン・ポラック。観光船の船長役にアンジェリカ・ヒューストン。バードウォッチャー仲間エリー役にラシンダ・ジョーンズ。ヘリのパイロット役でコービン・バーンセン(LAローのアーニー・ベッカー)。スチューの取引相手役にスティーヴン・ウェバー(ブラザーズ&シスターズのグラハム、ザ・プロテクターのマーク・ウェイバーなど)。ナレーターにジョン・クリース。

 挿入曲も鳥にちなんだ曲なのだろうか。ビートルズの曲"Black Bird"のピアノアレンジ曲が流れていて、ちょっとうれしい。

 何でそんなことに夢中になるんだろうと思って見ていたが、アメリカ全土を、鳥を求めて駆け回る彼らを見ていて、なんとなく気持ちがわかるような気がしてきた。見られるのはほんの一瞬だが、自分の目で貴重な鳥を見られたときの感動は、何物にも代えがたいのだろう。

 妻か鳥かの選択を迫られ、鳥を選んだために家庭を失うケニー。鳥を追いつつも、優しさも忘れずに、恋人をゲットするブラッド。鳥か会社かの決断を迫られて、会社を選んで遅れを取るが、会社を手放す決意ができるスチュー。それぞれ得た物、失った物がある。最後に、ケニーが見たと言う755種類の鳥の写真が出てくる。愛鳥家は必見だ。

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