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2013年4月22日 (月)

おかたづけ・後日談 ~遺伝子~

 春休み、実家の片付けに帰省していたときのこと。

 古い物がたくさん出てきたのだが、その中に、母の高校時代のアルバムがあった。おぉぉ、母も若い頃があったのね… などと思いつつ眺めていると、
「まぁ~懐かしい~!! 私のアルバムじゃな~い!! でもさ、見て見て、これ!!」
と言う母。よくよく見ると、入学式の写真らしい。当時の県立高校は女子校だったそうで、女子高生たちがみんなセーラー服を着て写っていた。

「へぇ、セーラー服だったんだね~」というと、
「それがさー、見て、私だけ、セーラー服着てないのよ!!」という母。
なるほど、約一名、まるで担任の教師のような顔して立ってるヤツあり。母である。
「なんで?」と聞くと、
「だって、セーラー服着て行くなんて、知らなかったんだもん」

?????

「は?? 普通入学式には制服着ていくでしょう。何で1人で私服なんだよ??」
「制服なんて無いのよ!! 当時はまだ戦後だったし、制服なんてないの。それなのに、入学式に行ったらみんなセーラー服なんだもん、ビックリしちゃったわよ~」

よくよく話を聞けば、当時は制服なんてーものは存在しないので、何でもいいと思って私服で行っちゃったらしいのだが、みんなはセーラー服を買ったり縫ったりして準備して行ったらしいのだ。なるほど、よく見れば、セーラー服と言ってもみんな少しずつ違う。その辺り、周りの友達に聞くとか、親同士でちょっと会話があれば事前にわかったと思うのだが、なんとものんきな人たち(母と祖母ね)である。

 そんなこんなの片付けで、大量に出た古い物たちの中で、少しでもいいものがあればと思い、母は骨董商を呼ぶことにした。古い書物や、書棚、掛け軸の類を見てもらうべく並べた。ただ、掛け軸は、あまりに古くてボロボロなので、開くと粉々になりそうと言うことで、骨董商の人に開いてもらおうと、丸めた状態のまま並べておいたらしい。

 骨董商の人に、おそるおそる掛け軸を広げてもらうと… そこにはなにやら筆で書かれた書が… そしてそこには、しっかりと「伯父の名前」が… どうやら伯父が子どもの頃(??)お習字で書いた、大してうまくもない書が、ばっちり掛け軸にしてあったらしい。まさかの展開に母も骨董商の兄ちゃんも苦笑。とんだ親ばか(祖父ね)である。

 とまぁ、こんな日々を過ごし、この人達の遺伝子が私の中にあるのね… と妙に納得してしまった。

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