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2013年7月27日 (土)

[映] 終戦のエンペラー

 シネ・プレーゴにて観賞。終戦後の日本が舞台ということで、なるほど観客の年齢層がかなり高め。タイトルからわかるように、終戦後、天皇の処遇をめぐる物語。つまり戦後の日本をアメリカ側の視点から見たもの。あまり期待していなかったのだが、なかなかよかった。

Emperor
 1945年8月。降伏した日本に、マッカーサー元帥がやってくる。日本の復興のため、天皇の処遇をどうすべきか考えあぐねていたマッカーサーは、知日家であるフェラーズ准将に、天皇に太平洋戦争の責任があるか否かを調査するよう命ずる。重大な任務を背負って苦悩するフェラーズは、同時に、ある日本人女性を探していた…

 フェラーズ役にマシュー・フォックス(LOSTのジャック)。マッカーサー役にトミー・リー・ジョーンズ。フェラーズと親密だった女性アヤ役に初音映莉子。そのおじ役に西田敏行。その妻役に桃井かおり。日本人通訳役に羽田昌義。昭和天皇役に片岡孝太郎。木戸幸一役に伊武雅刀。関屋貞三郎役に夏八木勲。近藤文麿役に中村雅俊。東條英機役に火野正平。←これ、違和感ありあり。

 天皇を処罰したかったアメリカ政府から、相当圧力がかかっていた中、それだけは避けたかったマッカーサー元帥。処罰させない理由を探す。そこで、知日家のフェラーズに、天皇に戦争の責任があるか否か、調査を命ずる。それでどういう結果になろうと、とりあえず彼に責任を押し付けられるという算段なのか。

 重責を負ったフェラーズ。彼自身は、日本人のアヤという女性と親密な関係を持った経験があり、そのため、爆撃を彼女のいるであろう場所から外させたという人物。アヤへの思いは健在で、日本に来て早々、アヤの消息を調べさせる。だがなかなか見つからないばかりか、彼女のいた場所はことごとく爆撃されていたという、悲しい事実を突きつけられる。さらに、天皇に責任がないという証拠も見つからず、苦悩。

 天皇をどうするか。アメリカ側もかなり悩んだことがわかる。調査するにも、真実を知っていると思われる人物に、なかなか会うことすらできない。そんな中、重要な証言を得ることができたフェラーズ。天皇が降伏を決めてから、玉音放送までの間にあった出来事は興味深い。

 これまで知らなかった事実、アメリカ側から見た敗戦国日本の様子など、なかなか興味深い内容だった。個人的には西田敏行が良かったと思う。英語が得意ではなかったという彼、そうとは思えないくらい、英語も演技も良かった。素晴らしい。

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映画「終戦のエンペラー」★★★☆ マシュー・フォックス、トミー・リー・ジョーンズ 西田敏行、初音映莉子、桃井かおり 伊武雅刀、羽田昌義、火野正平 中村雅俊、夏八木勲出演 ピーター・ウェーバー監督、 107分、2013年7月27日より全国公開 2013.アメリカ、松竹 (原題/原作:陛下をお救いなさいまし 河井道とボナー・フェラーズ/岡本嗣郎著 ) 人気ブログランキングへ">>→  ★映... [続きを読む]

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