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2013年9月29日 (日)

[映] クライムダウン

 犯罪に巻き込まれてしまった登山家の話なのだが、なんだかなぁ。舞台を山にした意味がよくわからん。

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 登山家のアリソンは、仲間4人と共に、スコットランド高地へ。険しい山頂への登頂を控えて準備していた。翌日、散策中に不審な声を聴いた彼らは、地中から出ているパイプから声がすることに気づく。掘り起こすと、箱の中に英語の通じない少女アナが。すぐにアナを保護した5人だったが、途端に何者かの襲撃を受けてしまう。

 犯罪グループが、身代金目的に少女を誘拐し、地中に監禁していたとのこと。 なるほど。それはありそうだ。登山者がアナを助け出したことに気づいた犯人達が、彼らを襲い、アナを取り戻そうとする。それも当然の展開と言えよう。

 アナを連れて逃げる間、1人また1人と殺されていく。キャストを見れば、誰が最後に残るか想像つくね… そこへ、アナの父親から頼まれたらしきグループが入り、銃撃戦となるのだが、犯罪グループと救出グループの見分けがつかん…

 アリソン役にメリッサ・ジョージ(エイリアスのローレン)。アメリカの女優さんかと思ったら、オーストラリア出身なのね。でもこれはイギリスの作品だ。犯罪グループのリーダー?役にショーン・ハリス(ボルジア家のミケロット)。救出グループのリーダー役にイーモン・ウォーカー(OZのサイード)。

 最後が納得いかないなぁ。アナの父と思われる人物、実はワルらしいのだが、娘を取り戻すのに必死になっている様子がない。最後に犯人を捕まえて罰するのはわかるが、普通、娘の保護が最優先だろう。娘はアリソンと共に救急車だし、彼らに会いもしない。娘を助け出してくれたアリソンに礼くらい言ってもいいんじゃない?? 見せ場は山で追われるシーンなのかな。面白さがわからなかった。

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2013年9月26日 (木)

[映] ヒドゥン・フェイス

 コロンビア、スペイン製作。オカルト映画かと思いきや… という、謎解き編とも言える後半が面白い。 

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 スペイン人指揮者アドリアンは、コロンビアの交響楽団から誘いを受け、恋人ベレンと共に引っ越してきた。郊外の別荘を借り、二人の新生活が始まる。だが、ある日突然、別れのビデオメッセージを残してベレンは失踪。警察は事故や事件も考慮に入れて捜査をするが、見つからず。
 失意のアドリアンは、バーで女店員ファビアナと知り合い、すぐに親密な関係に。一緒に住むようになるが、とたんに別荘で異常な現象が起こり始める…

 最初に考えたのは、アドリアンが殺人鬼で(^o^;、ベレンを殺害して別荘のどこかに死体を隠し、その亡霊が怪奇現象を起こしているというパターン。これ、実は違ったのだが、なかなかいい線行ってたと気づいた。

 アドリアン役にキム・グティエレス。ベレン役にクララ・ラゴ。ファビアナ役にマルチナ・ガルシア。

 実に面白い展開で、最初はファビアナの視点で、次にベレンの視点で物語が進むのだが、前半起こったことの説明が、後半でされている。表から見た物語と、裏から見た物語とでも言えばいいか。ただ一人、何も知らないのがアドリアン。しかし、この男の優柔不断さが巻き起こした騒動でもある。

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2013年9月25日 (水)

山中湖 お食事編

 さてお食事編。やっぱり旅の楽しみはお食事だよね(^o^)。初日の昼は、沼津ネオパーサでパンを購入し、花の都公園で食べた。そして夜は…

 山中湖の湖畔にある、「キャンティ・コモ」というイタリアンのお店へ。

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 なかなか素敵な雰囲気の店内。去年の旅行では、別の店だがピザ2枚とパスタ1皿で食べきれなくて大変だったので(^o^;、今年はサラダと、Mサイズのピザ、Mサイズのパスタ、肉料理にしてみた。テーブルにはさっそくパンがやってきた。

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 頼んだサラダが品切れとのことで、ベーコンと松の実のサラダを注文。別に何のサラダでも良かったんだけど… このサラダがすばらしく美味しくて感動。まずオリジナルと思われるドレッシングがとにかく美味しい。今まで食べたどのドレッシングより味わい深く、素晴らしく美味しい。そしてこのベーコンも絶品。旨みが凝縮。もりもりいただく。

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 ピザは、マルゲリータ。どうも写真撮るの忘れてすぐ食べちゃう…(^o^; バジル、もうちょっとたくさん乗せてくれても良かったけど…

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 パスタは、悩んだ挙句、ミートソース(^o^;。温玉を乗せてくれた。頼めば別のお皿で出してくれるらしい。温玉を混ぜようとして気づく、写真写真… 温玉と混ぜてしまったからなのか、なんとなく薄味な感じ。そのへんは、粉チーズで調節。

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 肉料理は、オリーブ牛のステーキ、サラダ仕立て? バルサミコ酢で味付けされた、さっぱりの牛肉は、とにかく柔らかく、ジューシーでうまかったー。けど、全体的に薄味かなぁ。酢が効きすぎで、酸っぱさが気になったが、しつこくなく食べられたのは酢のおかげか。今回はなんとか完食。でもパンは全部食べられなかったな、さすがに。

 翌朝は、ホテルのバイキング。

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 バイキングだとついつい取りすぎちゃうね(^o^;。中華粥を食べ、パンも食べ、シラスおろしも食べ… 和洋中折衷。ヨーグルトにはグラノーラも入れて、完食。朝からお腹パンパン。

 そして昼。湖畔を一周しながら、店を物色しようと思ったのだが、どうも店のある場所は限られているようで、それ以外は特に何もない感じ… やむなく、前日に入った「キャンティ・コモ」の隣にある「マ・メゾン」という欧州料理のお店へ。

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 ランチということで、スープ、サラダ、デザート、コーヒーなどがセットになったメニューがいろいろある。夫は肉料理のランチセット、私はパスタのランチセット(またかよ…)を頼んでシェア。

P1010606_640x480              普通のサラダに、普通のコーンポタージュ

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 パスタはキャベツとベーコンのクリームパスタ。普通に美味しい。でも昨日のベーコン食べた後じゃなー、ちょっと物足りないかも…

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 肉料理は鳥肉のピカタ。これもまぁ、普通に美味しい。でも、鳥肉だったらピカタじゃなくて、普通にグリルしてくれた方が良かったかな(^o^;。

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 デザートと飲み物。カシス?のシャーベットとムース?ババロア? 2つもついていてうれしいけれど、できれば冷たいデザート2つじゃなくて、冷たいの1つと焼き菓子1つの方が嬉しかったかな。シャーベットとミニチョコケーキとか。わがままか。

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 店内はアンティークなものがいろいろ飾ってあるのだが、どの時計もアンティークなだけに動いておらず… 飾ってある物もしこたまホコリをかぶり… 天井にはファンがあるってことは… 雰囲気はいいんだけどね(^o^;。シーズンオフってことなのか!?

 しこたま食べて帰路につく。夕飯のしたく面倒だなーってことで、静岡のネオパーサでお買い物。ギャル曽根ちゃんも食べた牛たん串、なかなかうまかった(^o^)。

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山中湖 観光編

 今年のハーヴェストクラブは、山中湖をゲット。でも山中湖って、あんまり遅い時期に行くと寒いよね… と、急遽9月に行くことにしたのはいいが、当然のように休日はいっぱい。やむなく、祝日の23日(月)から一泊し、平日である24日(火)に帰るというプランに。留守番の下の子は火曜日は学校だけど、高校生だし、なんとかなるでしょ。

 ネットでいろいろ下調べしたが、どうも山中湖周辺って、観光スポットがあまりない雰囲気。ううむ… とりあえず、宿の近くにある、「花の都公園」なるところへ行ってみた。

 季節の花がたくさんある広大な公園で、無料エリアと有料エイアがある。こちらは無料エリア。

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 公園ってそういう意味かー。広大な原っぱという感じ。9月だからなのか、花も寂しい。

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 ヒマワリがまだたくさんあって、それはなかなか見ごたえあったが…

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 コスモスはもう枯れそうな感じで寂しく、そして朝顔ってこうやって生えてると、あまりインパクトない…

 というわけで、やっぱり見どころはやっぱり有料エリア内のようだし、大人500円と良心的な値段なので、入ってみることに。

P1010480_640x480                      水車もあったり

P1010493_640x480                溶岩樹形の展示 まぁこんなもんか

 無料エリアに名物のほうとうが食べられるお店、有料エリアにも軽食が食べられるお店があるが、持参のお弁当などを食べる場所もたくさんあり、無料の休憩所もあるとのことだったので、沼津ネオパーサで食料を調達して行った。

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 温室のドームがあり、こちらは珍しい植物が。植物の好きな人にはいいかもね。

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 セグウェイの体験もあったが、10分で1000円と書いてあったので見るだけに。

 翌日は、山中湖を自転車で一周することに。山中湖の周囲にはサイクリングロードがあり(一部一般道を走るが)、一周しても14kmほどということで、2時間もあれば回れる。が、途中、寄り道もしたかったので4時間レンタル。レンタサイクルショップもあちこちにあり、場所によって料金が違う様子。調べた中で一番安かった1500円のお店で借り、出発。

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 くもりということもあり、涼しくて快適。この辺は一般道だが、すぐにサイクリングロードへ。高低差も少ないし、サイクリングにはもってこいだと思うのだが、このサイクリングロード、一部を除いてものすごくデコボコ。数メートルおきに亀裂があり、ガタッ--- ガタッ--- と、お尻が痛くなる… もうちょっとなんとかなんないかなぁ…

 途中、ダラスヴィレッジへ。ここは、ガラス細工などの手工芸を体験できる施設。ここでとんぼ玉づくりに挑戦。1個作るのに1600円、2個だと2100円、2人で2個ずつ作ると、それぞれ2000円ずつということで、2個ずつ作ることに。さらに、宿でもらった割引券を利用。どうも割引の類に弱い。

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 手取り足取り!?で、ほとんどスタッフのお姉さんにやってもらった気もするが、なんとか完成。冷めるまで30分ほど待つ間、ストラップなどにするための材料を物色、購入。

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 なんだか配色が今ひとつだったなーと思いつつ、とりあえず完成を喜ぶ。帰宅後、さっそく作ったストラップはこんな感じ。意外にも楽しそうに作っていた夫。

P1010640_640x480                 写真上が夫、手前が私のストラップ

P1010650_640x480           写真左が夫、右が私のとんぼ玉 ヘアゴムに通してみた
           夫は手帳止めのゴムに 私はヘアゴムとして使うかな

 ダラスヴィレッジで1時間ほど過ごし、湖畔を一周し、途中のお店でお昼をのんびり食べて戻ってちょうど4時間。ほどよく疲れて、記念のとんぼ玉も完成し、帰路についた。なかなか有意義だったよ。

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2013年9月22日 (日)

[映] 白雪姫と鏡の女王

 白雪姫のお話って、「スノーホワイト」があったばかりだし、先日始まったドラマ「ワンス・アポン・ア・タイム」にも出てくるし、なんだか今ブームなの?? でもこれもまたちょっと変わったストーリーでなかなか面白い。

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 王の娘として生まれたが、母はそのときに亡くなってしまい、父に溺愛されて育った白雪姫。だがその最愛の父も、幼いときに失踪。再婚相手である継母に半ば幽閉されて育てられ、18才の誕生日を迎える。
 ある日、城を抜け出して街の様子を見に行った白雪姫は、帰り道で、アルコット王子とその家臣と出会う。その後、森で盗賊に襲われたアルコット王子とその家臣は、身ぐるみ剥がされて城へやってくる。王子に一目惚れした女王は、資産のある彼と結婚しようと考え、大舞踏会を企画。だが、そこで白雪姫と再会した王子は、彼女に好意を持ち、さらに姫だと知る。白雪姫の存在が邪魔になった女王は、白雪姫の殺害を命ずるが…

 これも、白雪姫はか弱い女性ではないというストーリー。元々はか弱かったのだが、7人の小人と出会い、彼らの猛特訓を受けてタフに、そしてすばしっこく変身。女王が意地悪で冷酷な女性だという点は同じだが、白雪姫が闘うとか、キスで王子を救うとか、小人たちは盗賊だったとかは新たな解釈だろう。

 同じテーマの作品「スノーホワイト」との大きな違いは、少々コミカルな部分があるというところか。王子はなんだか頼りない感じで、女王の魔法をかけられて子犬のようになってしまったり、なんだかあまりいいところはない。小人たちは弱者ではなく、自らの小さな体をカバーすべく斬新な竹馬を駆使して暴れまわる。

 白雪姫役にリリー・コリンズ。可愛いけど、本当に眉毛が太いよね… 女王役にジュリア・ロバーツ。いかにもな感じの意地悪な女王役を楽しんで演じているように見える。アルコット王子役にアーミー・ハマー。女王の側近役にネイサン・レイン。メイド長役にメア・ウィニンガム(グレイズ・アナトミーのスーザン・グレイ)。王役にショーン・ビーン。もっと出番が多いとよかったなー。

 まぁ結末はハッピーエンドなわけで、そのへんはお約束通りなのだけれど、ちょっと違った解釈の白雪姫というのもなかなか面白かった。

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2013年9月21日 (土)

[ド] ワンス・アポン・ア・タイム

 「デスパレートな妻たち」が終わってしまい、ちょっと寂しく思っていたら、後番組で始まったドラマがまた面白そうでちょっと元気が出た。BSプレミアムだ。

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 おとぎ話の世界では、毒リンゴで死んでしまった白雪姫のところへ、やってきたチャーミング王子。彼のキスで目覚めた白雪姫。2人はめでたく結婚… だがそこへ悪い女王が乗り込み、全員の幸せを壊してやると宣言。やがて妊娠した白雪姫は、不安を感じていた。闇の魔力で未来を読むことができると言う男ルンペルシュティルツキンの元を訪ね、我が子の将来について聞く。
 一方、現代では。28歳の誕生日を1人で過ごそうとしていたエマの元に、彼女の息子だと名乗る少年ヘンリーがやってくる。10年前、出産した息子を養子に出したことを思い出すエマ。ヘンリーを家まで送り届けることにしたエマは、彼の住む町ストーリーブルックの話を聞く。そこでは時間が止まっており、悪い魔女の呪いによって、おとぎ話の登場人物たちが閉じ込められていると言う。

 おとぎ話のドラマということで、実はあまり期待していなかったのだが、そう単純ではなく、面白そうだ。

 おとぎ話の登場人物達が、現代ではストーリーブルックという町で、別の人間として生活している。おとぎ話の中の記憶は無いらしい。そして主人公のエマは、白雪姫の娘らしい。その息子ヘンリーは、白雪姫の孫ってことだね。そしてヘンリーだけが、その事実を知っている。何でだろう??

 悪い魔女によって呪いをかけられてしまったおとぎ話界のストーリーと、現代の人間界のストーリーが同時進行で描かれている。同じ役者が、それぞれ別の役をやっていると言うのも面白い。そしてそれを繋ぐカギとなるのがエマとヘンリーだ。

 エマ役にジェニファー・モリソン。白雪姫(現代では小学校の先生メアリー)役にジニファー・グッドウィン。白雪姫のイメージとはずいぶん違うけれど、可愛いから許す。悪い魔女(現代ではヘンリーの養母レジーナ)役にラナ・パリーヤ。チャーミング王子(現代ではデヴィッド)役にジョッシュ・ダラス。ヘンリー役にジャレッド・ギルモア。ジミニー・クリケット(現代ではカウンセラーのアーチー)役にラファエル・スバージ。グレアム保安官役にジェイミー・ドーナン(「The Fall」のポール・スペクター役など)。ルンペルシュティルツキン(Mr.ゴールド)役にロバート・カーライル(フル・モンティの彼ね!!)。ゼペットじいさん(現代ではマルコ)役にトニー・エメンドーラ(スターゲイト:SG1のマスター・ブレイタク)。その他、これからもいろいろ出てきそうだ。

 エマは孤独な女性だが、いろいろな経験をしてきたのだろう、かなりタフだ。そしてヘンリーの養母レジーナも、かなり強い女性。町長ということで金も権力もある。この2人の戦いになるのかなぁ。

 ヘンリーの導きによってストーリーブルックにやってきたエマは、この町の止まった時間を進めた。さて、次は何をするんだろう? おとぎ話がハッピーエンドになったら、この町はどうなるんだろう?

 シーズン1と2は22話。アメリカではシーズン3がこの秋始まるようだ。しばらく楽しめそう。

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2013年9月20日 (金)

[映] エリジウム

 「第9地区」のニール・ブロムカンプ監督脚本による作品とのことで、宣伝もたくさんしていたし、興味津々で初日に鑑賞。でもなぁ、なんだかちょっと悲しいお話だった。

Elysium
 2154年。大気汚染が進み、環境が著しく悪化してしまった地球。そのため、一部の富裕層は、衛星軌道上に宇宙コロニー「エリジウム」を建設し、そこへ移住していた。そこは、高度な科学技術が駆使された場所で、医療も充実。人々は老いや病から解放され、緑あふれる場所で平和に暮らしていた。
 一方地球は、貧困と大気汚染で劣悪な環境。貧しい人々は、富裕層のための物資を作る工場などに勤務。人間以下の扱いを受けていた。
 LAの工場労働者マックスは、作業中に被爆してしまい、余命5日となって解雇。だが、エリジウムへ行けば、最先端の医療で回復することから、闇商人スパイダーと取引し、エリジウムへと向かうが…

 一部の金持ちが贅沢三昧で富と健康を独占し、多くの貧困層は劣悪な環境で… と言うのはよくある話。先日の「TIME」もそういう話だった。余命5日となった男が、生きるためにエリジウムへ乗り込もうと考えるのだが、その過程でいろいろあって… と、結末はちょっと悲しい。

 マックス役にマット・デイモン。エリジウムのデラコート長官役にジョディ・フォスター。冷徹な女だ。地上で不法移民たちを捕まえる任務についているクルーガー役にシャールト・コプリー。どこかで見たことが… と思ったら、「第9地区」のヴィカスである。マックスの幼なじみフレイ役にアリシー・ブラガ。そしてエリジウムなどの設備を作った会社の社長役にウィリアム・フィクナー(ドラマ「インヴェイジョン」のアンダーレイ保安官、プリズンブレイクのマホーンなど)。

 おそらく、マックスが単身エリジウムに乗り込むことは不可能だっただろう。スパイダーの手を借りても、多分ムリ。たまたま、デラコートがクーデターを企んでいたことが、彼らの作戦を成功させた。とはいえ、代償は大きく、単純には行かなかったが。

 ハッピーエンドと言えなくもないのだが、でも、劣悪な環境で文句も言わずに働いていたのに、作業中に理不尽なことを頼まれて被爆してしまい、余命5日となったのになんの補償も得られずに解雇って、酷すぎる。そんな瀕死の状態なのに、薬飲まされて、大リーグ養成ギブスみたいの付けられて闘うマックス。まぁ、助かるためだから、必死になるよね。それが、幼なじみフレイと再会し、意外なことがわかり、彼の目的も微妙に変わると言うのがポイントなのか。

 地上の人々を人とも思わないエリジウムの人々。現実社会を皮肉ってるんだろうなぁ。それにしてもマックスが可愛そう過ぎる。そんな思いばかりが残った作品だった。

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2013年9月19日 (木)

[映] 風と共に去りぬ

 今まで何度見ただろう。大好きな作品の1つである。およそ4時間というかなりの長編。原作が長編小説なのだから無理もない。そして、1939年の作品というのだから驚き。当時としては珍しい、カラー作品(テクニカラー)。製作のセルズニックは、カラーでの製作にこだわったという。確かに、燃える街の中を駆け抜けるシーンとか、夕日のシーンとか、華やかなドレスとか、色として印象に残るシーンも多く、彼の読みは正しかったね。

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 1860年代、ジョージア州。アイルランド系移民のジェラルド・オハラは、農場主として一代で成功。その長女として生まれた美しきスカーレットは、アシュレー・ウィルクスに恋をしていた。だが、アシュレーがメラニー・ハミルトンと婚約を発表。ショックを受けたスカーレットは、その反動から、メラニーの兄チャールズと結婚してしまう。だが、直後に南北戦争が始まり、チャールズは戦場へ向かい、病死してしまう。すぐにアシュレーも戦争へ行くことになり、メラニーの支えになってくれるよう頼まれてしまうスカーレット。
 未亡人となったスカーレットは、気分転換のため、メラニーと共にアトランタへ。だが次第に戦争が激化。一刻も早くタラに戻りたいスカーレットだったが、身重のメラニーがいるため、脱出の機会を逃してしまう。そして誰の手も借りられないまま、メラニーが出産の時を迎え…

 まぁ、全部書いたら、あらすじだけでも長編になりそうなので(^o^;。このスカーレットという女性の激動の人生を描いた作品だ。何度も見た作品だが、見るたびに感じ方が微妙に違う。

 初めて見たのは中学生の時だったろうか。おそらく、その時は話の全てを理解してはいなかったと思う。とにかく美しいスカーレットに憧れ、彼女の恋愛物語のように捉えていた。

 自分が大人になって、家庭を持つようになってから、初めて本当の意味を知る。そして今度は、彼女の女性としての強さに気づく。どんな境遇にも弱音を吐かず、知恵を絞って、そして時にはその美貌を利用し、ずるさも発揮しながら家族を養うタフな女主である。

 ムービー・イングリッシュのテーマとして数年ぶりに再視聴したのだが、今回はメラニーとの関係に目が行った。とにかく気性が激しく、感情を隠せない、どちらかというと子供っぽいスカーレットに対し、メラニーはずっと大人で、心優しく知的な女性だ。常に相手の良い面を見ようとしている。つまり、欠点が目立つスカーレットですら、彼女の強さを頼りにし、常に彼女の味方となる。スカーレットがアシュレーに惚れていることも知っていたに違いないが、どんな時も彼女を信じ、夫を信じている。正反対の性格に思えるが、だからこそ、お互いにとても必要な存在だったのだろう。

 はじめは嫌っていたメラニーを、アシュレーのためと言いつつ守り続けたスカーレットは、ついに彼女が亡くなる時、彼女への本当の気持ちに気づく。感動的だが悲しいシーンだ。

 他にも感動的なシーン、好きなシーンなどたくさんあるが、とても書ききれないね。原作が素晴らしい(読んでないんだけど)のだと思うが、映画も実にうまくできていると思う。4時間という長さだが、無駄なシーンはひとつもない。何度見ても感動するし、楽しめる作品だ。

 余談だが、1991年に、続編「スカーレット」という小説が発表されている。作者はアレクサンドラ・リプリーという人で、賛否両論あったようだが、1994年に製作されたテレビドラマは見たことがある。スカーレット役にジョアン・ウォーリー(ボルジア家のヴァノッツァ・カッターネイ、ゴシップガールのグリマルディ王子の母)、レット・バトラー役にティモシー・ダルトン。歳を重ねて落ち着いたスカーレットがまた素敵で、好きな作品だ。

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2013年9月18日 (水)

[映] トールマン

 子供たちが誘拐されるというお話なので、シリアル・キラーのお話かと思いきや、意外な展開に。考えさせられる内容だ。

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 炭鉱が閉鎖されてから、産業を失いすっかり活気を失った町、コールド・ロック。この町では、なぜか幼い子供たちが突然姿を消す事件が多発。犯人はフードをかぶった長身の男で、トールマンと呼ばれて、住人たちから恐れられていた。
 医師である夫亡きあと、看護師として一人で診療所を切り盛りしているジュリア。幼い息子デヴィッドと、ベビーシッターと共に暮らしていた彼らの家を、何者かが襲う。連れ去られたデヴィッドを必死で追うジュリアだったが、怪我を負い、倒れているところを刑事に救われる。町外れのダイナーに保護されるが、住人たちの態度はどこか奇妙で…

 ジュリア役にジェシカ・ビール。近所に住む少女ジェニー役にジョデル・フェルランド(サイレント・ヒルとか、キングダム・ホスピタルとか、怖い作品によく出ていた少女が、すっかり大人っぽくなったね)。ドッド刑事役にスティーヴン・マクハティ。保安官役にウィリアム・B・デイヴィス(Xファイルのスモーキング・マン)。ある少年の母親トレイシー役でサマンサ・フェリス。

 あんまり詳しく書いちゃうとネタバレになってしまうのだが… トールマンというのが何者で、何の目的で子供たちをさらうのか、その子供たちはどうなってしまうのかというのは、最後にわかるのだが、結末にはかなり考えさせられる。親から子供を奪うのだから当然犯罪なのだが、悪いこととはっきり言い切れない部分もあり…

 難しいね。そして「ジェニーの選択」も、アリだと思う。意外な展開が楽しめるミステリーだ。

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2013年9月16日 (月)

[映] 388

 「CUBE」の監督が製作総指揮とのことで、納得。不条理サスペンスというらしい。

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 閑静な住宅街に住む夫婦ジェームズとエイミー。ある日、自分の車に、覚えのないCDがセットされていることに気づく。妻エイミーがやったと思い込み、彼女を責めるが、帰宅するとエイミーの姿はなく、しばらく家を出るという書置きが。姉にも連絡がないことを不審に思い、警察に相談するが、相手にされず。エイミーの行方は全く分からず、連絡もないまま時が過ぎるが、彼を監視している者がいた…

 誰が、何のためにというのは結局分からずじまい。だが、ジェームズの家には全ての部屋、そして職場にも隠しカメラが仕込まれており、彼の行動を監視している何者かがいることは確か。そして、そのターゲットは彼だけではないということもわかる。

 ジェームズ役にニック・スタール。ターミネーター3でパッとしなかったジョン・コナー役の彼である。彼の旧友ビル役にデヴォン・サワ(新ニキータのサム・マシューズ)。

 映像は、隠しカメラからと思われる映像と、少々の手持ちと思われるカメラからの映像のみ。舞台は1軒の家と職場の1部屋のみで、ジェームズ以外の登場人物はあまりなく、ほぼ彼の一人芝居状態。めちゃめちゃ低予算と思われる。

 ちょっと納得いかないのは、ジェームズの行動。もっと証拠を押さえて警察に連絡するとか、手の打ち用があったのではないか。

 とはいえ、何がしたいのかわからない者が相手なだけあって、怖い。自分の家なのに、見張られている。家に自由に出入りしている何者かがいるのだ。車の中に見知らぬCDがあったら? 自宅のパソコンを、誰かがいじった形跡があったら? 飼い猫が、突然別の猫にすり替わっていたら? しかも、飼い猫の首が郵便受けに入っていたら?

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[映] パーフェクト・プラン 完全なる犯罪計画

 これ、なんと劇場未公開らしい。なかなか複雑なストーリー展開が楽しめる作品。実は早くからオチに気づいてしまったのだが、それでもとても楽しめる。

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 ウィスコンシン州。保険セールスマンのミッキーは、得意の話術で巧みに客を丸め込み、セールスをする敏腕セールスマン。彼らの実績を競う大会で、ライバルセールスマンに雇われたという男ボブと知り合い、彼を横取りし、自分の部下にしてしまう。ボブは、さっそく新しい顧客ゴルヴィーを見つけ、ミッキーに紹介。ゴルヴィーは一人暮らしの寂しい老人で、彼に保険を無理矢理売り込んだミッキーは、家にあるヴァイオリンが高価なものであることを知る。だがそのことに全く気づかない様子のゴルヴィー。それをいいことに、ヴァイオリンをだまし取ろうと考えるが…

 原題はWOWOWによると"Thin Ice"、IMDbによると"The Convincer"。どちらもなるほどという感じだが、前者の方が好みかな。実にうまいと思う。

 ミッキー役にグレッグ・キニア。ボブ役にデヴィッド・ハーバー。ゴルヴィー役にアラン・アーキン。ミッキーの別居中の妻役でリー・トンプソン。ヴァイオリンの鑑定士役でボブ・バラバン。警報機の取り付けに来た男ランディ役にビリー・クラダップ。

 仕事に少々行き詰まり、欲を出したミッキーは、ゴルヴィーのヴァイオリンをなんとか安く手に入れて、高値で売ろうと考える。だが、なんだかんだ言ってなかなか渡してくれないゴルヴィー。それならばと、似たような安物を作り、ゴルヴィー不在中にこっそり中へ入ってすり替えようとする。ところが、その直前にミッキーの勧めで防犯装置を取り付けていたため、簡単には侵入できない。そんなところへ、装置取り付け工事の男ランディが。なんとか彼を言いくるめて中に入るが、すり替えているところを見られてしまった上に、近所の友人がやってきてしまい、逆上したランディが友人を殴り殺してしまう。

 それまで比較的まったりと進行していたストーリーが、この殺害事件のあたりから急加速。先の読めない展開に釘付けとなる。オチは非常に楽しめる。

 欲を出して悪いことしちゃいけないよという教訓だね。

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[映] キリング・フィールズ 失踪地帯

 「キリング・フィールド」という、カンボジア内戦を描いた作品があったが、全く関係なく、それと区別するためなのか、原題は"Texas Killing Fields"。テキサスが舞台のお話だ。

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 テキサス州。刑事マイクとブライアンは、殺害された女性の捜査を担当。だが、その頃、失踪した女性の捜査を担当していたパムから、協力を頼まれるブライアン。管轄外のため躊躇するが、それが、たびたび失踪事件が起こっている「キリング・フィールズ」で起こったと知り、協力することに。
 家庭環境に問題があり、たびたび面倒を起こし、ブライアンが気にかけている少女リトル・アン。ブライアンが自宅まで送迎する途中で寄ったコンビニで、リトル・アンが行方不明に。争ったあとがあることから、一連の女性殺害事件の犯人による拉致だと判断したブライアンは、キリング・フィールズへ…

 マイク役にサム・ワーシントン。ブライアン役にジェフリー・ディーン・モーガン(スーパー・ナチュラルのジョン・ウィンチェスター、グレイズ・アナトミーのデニー・デュケット)。パム役にジェシカ・チャステイン。リトル・アン役にクロエ・グレイス・モレッツ。地元のチンピラ、ルール役にジェイソン・クラーク(ブラザーフッドのトミー・カフィ)。ブライアンの妻役にアナベス・ギッシュ(ブラザーフッドのアイリーン・カフィ、アメリカ版ブリッジのシャーロッテ)。リトルアンの母ルーシー役にシェリル・リー(ツイン・ピークスのローラ・パーマー)。ルーシーの息子ライノ役にスティーブン・グラハム(ボードウォーク・エンパイアのアル・カポネ)。

 独特の暗い雰囲気で、キリング・フィールズと呼ばれる失踪地帯を捜査するというストーリー。なんとなくドラマ「キリング」をイメージさせるが、これはどうも面白さがよくわからない。

 まず、地元出身のマイクと、どうやらNYから来たらしいブライアンのコンビだが、この設定が全く活かされていない。さらに、マイクの元妻パムも刑事であり、そのへんの関係も、全く活きていない。連続殺人犯も、あっさりと見つかってしまうし、その部分も面白さも全くない。

 ジェシカ・チャステイン演ずるパムの見せ場も、容疑者を殴るシーンくらいで、特になし。アナベス・ギッシュは存在意義すらわからない。ジェイソン・クラークは、せっかくワルの役をやっているのだが、ストーリーとは特に関係なし。出演シーンもとても少ない。

 連続殺人のお話というよりは、不幸な生い立ちの少女リトル・アンと、彼女を気にかけるブライアンの物語という感じか。だらだらと進む割には話がわかりにくく、面白さがわからなかった。残念。

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2013年9月15日 (日)

[映] ダーケストアワー 消滅

 これまた地球外生命体による地球侵略の物語。アメリカの作品なのだが、舞台はロシア。明らかにBムービーではあるのだが、そこそこ楽しめた。

Thedarkesthour
 ベンチャー企業家のショーンとベンは、新しい商品のプレゼンのためにモスクワへ。だが、目的地に着くと同業者スカイラーにアイデアを盗まれ、ビジネスは失敗に終わる。やむなく気晴らしのために入ったバーで、アメリカ人観光客ナタリーとアンと知り合い、意気投合。そんなとき突然の停電。外へ出てみると、空から大量の輝く物体が地上へ降りてきた。その物体に近づいた警官は一瞬で消滅、灰と化す。それは地球外生命体による侵略の始まりだった…

 ショーン役にエミール・ハーシュ。ベン役にマックス・ミンゲラ。ナタリー役にオリヴィア・サールビー。アン役にレイチェル・テイラー(グレイズ・アナトミーのDr.ルーシー・フィールズ)。スカイラー役にジョエル・キナマン。出演者も悪くない。

 自分たちの商品(ソフト?)売り込みのためにモスクワ入りしたショーンとベンは、幼なじみでもあり、一緒に仕事をしているパートナーだ。言葉もわからない場所でのプレゼンのためにやってきたワケだが、現地にいるスカイラーは、彼らの商品をすでに自分のものとして客にプレゼン。アイデアを盗まれてしまう。この辺りのエピソード、この作品とは特に関連はないのだが、もうちょっとストーリーに活かしても良かったかな。

 一方、仲良しのナタリーとアンは、観光旅行でモスクワへ。ショーンとベンのブログを見てバーにやってきて、知り合う。そのバーへ、なんとスカイラーも恋人と共にやってきて鉢合わせ。そんなとき、宇宙人もやってくる。

 偶然助かった5人。そこからはサバイバルストーリーだ。こういうメンバーの中には、必ずリーダーとなる人物と、自分勝手な人物が入っている。自己中キャラは、途中で退場し、その他の雑魚キャラも次々とやられ、最後に残るのは1人か2人と言うのが定番である。この中にも自己中キャラがいて(スカイラーね)、その役割をちゃんと果たしてくれるのだが、問題は残りの4人。誰がメインキャラクターなのかわからない。誰が生き残るのか、展開が読めないのだ。

 舞台がロシアというのも面白いと思う。だってアメリカの作品だよ。先日のダイ・ハードと言い、ロシアに対する見方が変わってきたのかなぁと思う。とはいえ、言葉のわからない未開の地という扱いではある。

 全く土地勘の無い場所で、正体不明の、しかも見えない敵から逃げる。次第に敵がどんな物なのかわかり初め、攻略法を模索する。そして仲間を集めて闘う。王道の展開だが、それなりに楽しめた。

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2013年9月13日 (金)

[映] ウルヴァリン:SAMURAI

 今日から公開の「ウルヴァリン:SAMURAI」をさっそく見てきた。会場の客層は男性9割ってところか。日本が舞台ということもあり、日本人俳優もたくさん出てきたのだが、中には日本人役なのに日本人ではない役者さんも… ハリウッド映画にはありがちだが、日本語がたどたどしい日本人役には少々違和感。

The_wolverine
 1945年、長崎。捕虜収容所では、戦闘機による爆撃が激化。日本兵たちは次々と逃げ出す。日本兵、矢志田は、捕虜たちを逃がし、一人井戸の中に隔離されていたウルヴァリンにも逃げるよう言う。だがそこへ原爆が投下され、井戸の中に逃げ込む二人。そのとき、ウルヴァリンは自分の身を挺して矢志田を救う。
 そして現在。カナダで人目を避けて暮らしていたローガン(ウルヴァリン)の前に、ユキオという女性が現れる。かつて彼が救った矢志田の部下だという彼女は、不治の病で余命幾ばくもない矢志田が、死ぬ前にローガンに会いたがっているという。彼女の説得で、日本へ行くことにしたローガン。矢志田との再会を果たしたローガンだが、すぐに矢志田は亡くなってしまう。だが、その葬儀にヤクザたちが紛れ込み、孫娘マリコを襲う。マリコを連れてその場から逃げ出すローガンだったが…

 原爆投下の際のエピソードは、いい話だなぁと思っていたのだが、結末は悲しい。矢志田がローガンを呼び寄せた理由は、単に別れを言うためではなかったのだ。さらに、財産をめぐる家族の争いもあり、ストーリーとしてはとても悲惨である。

 ローガン(ウルヴァリン)役はヒュー・ジャックマン。マリコ役にTAO。ユキオ役に福島リラ。矢志田の息子、信玄役に真田広之。ヴァイパー役にスヴェトラーナ・コドチェンコワ。マリコのお幼馴染、原田役にウィル・ユン・リー。彼、格好いいんだけど、日本人じゃないのよね… 英語のシーンはバッチリなんだけど、日本語のシーンはたどたどしくてちょっと残念。そしてジーン役にファムケ・ヤンセン。マグニートー(イアン・マッケラン)とプロフェッサーX(パトリック・スチュワート)もチョイ出演。

 無敵のようなウルヴァリンが、今回はその力を吸い取られてしまってかなり苦戦。その分、ユキオが頑張る。忍者が出てきたり、長崎から東京への移動があっという間だったりと、少々謎もあるが(^o^;、ジーンのことがいつまでも心に引っかかっていたウルヴァリンが、立ち直るきっかけになったエピソードと言えるだろう。

 また懲りもせず、エンドロールが始まったと同時に席を立った人たち、大事なシーンを見逃したよ。

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2013年9月11日 (水)

[映] レ・ミゼラブル(1998年版)

 ヴィクトル・ユーゴー原作の映画化。何度も映像化されていると思うが、これは去年流行ったミュージカルではなく、1998年制作のものだ。

Les_miserables1998
 19年間服役した後、保釈されたジャン・ヴァルジャン。だが泊まるあてもなく、街中の片隅で寝ていたところ、司教の館に泊めてもらえることに。だが、夜中に銀食器を盗んで逃亡。翌朝、捕まってしまうジャンだったが、司教はジャンをかばい、盗まれたものではなく、与えたものだと証言、出直すチャンスを与える。
 10年後、小さな町で工場を経営し、市長まで務める人物になっていたジャン。だがこの町の警察署長としてやってきたジャヴェールは、かつてジャンのいた刑務所で監視人をしていた男だった…

 有名なストーリーだ。原作を読んでいないので、詳しいことはわからないが、おそらく大分はしょっているんだろうなぁとは思う。それでも、些細な罪で19年服役した後も、ジャヴェールに執拗に追われるジャンが、追われながらも、正しいと信じることを行い、愛する者を命懸けで守る様子が描かれた、素晴らしい作品だ。

 ジャン・ヴァルジャン役にリーアム・ニーソン。ジャヴェール役にジェフリー・ラッシュ。娼婦に身を落とすしかなかった女性ファンテーヌ役にユマ・サーマン。ファンテーヌの娘コゼットの成長後の役でクレア・デーンズ。コゼットが惹かれる男性マリウス役にハンス・マセソン。彼の同志の一人役でレニー・ジェームズ(ジェリコのホーキンンズ)。

 リーアム・ニーソンはジャン・ヴァルジャンにピッタリだなぁ。大男で、改心してからは誠実な、どこか暗い過去を背負った哀愁を感じる男性。ユマ・サーマンは、キル・ビル見ちゃうとなぁ(^o^;、男どもに翻弄されるか弱き女性のイメージじゃないけど、まぁいいか。クレア・デーンズはまだ10代なのね。初々しくて本当に可愛らしい。

 これがミュージカルになると、どうなっちゃうのかなぁと思う。今にも死にそうなファンテーヌが、大声で歌っちゃう??

 最後、ついに全ての罪から解放されたジャン・ヴァルジャンの、晴れ晴れとしたシーンが印象的。でも、ジャヴェールはなぜ彼をそこまで執拗に追ったのか(だって、罪自体は些細なことだよね)、また、なぜ身投げしたのか、よくわからなかったなぁ。そのへん、原作を読めばわかるのか?

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2013年9月10日 (火)

[映] 明日に向かって撃て!

 これまた懐かしい、1969年の作品。ちょうど、その続編とやらを見たところだったし(と言ってももう去年のことか…「ブッチ・キャシディ 〜最後のガンマン〜」参照)、WOWOWで放送していたので再視聴。

Butch_cassidy_and_the_sundance_kid
 19世紀末、アメリカ。銀行強盗ブッチとサンダンスは、銀行の警備が厳しくなったため、今度は仲間と共に列車強盗をすることに。だが、鉄道側は彼らを追う特別隊を編成。列車を襲った彼らを追う。なんとか逃げ延びた二人は、サンダンスの恋人エッタと共にボリビアへ。

 こういう話だったかぁと今さらのように(^o^;。若い頃からずっと強盗をして生活してきた彼ら。銀行強盗がしにくくなったため、列車強盗に切り替えるが、凄腕の男たちに追われる身に。なんとか逃げ延び、ボリビアへ移住した彼らは、今度こそはまっとうな生き方をしようと、現金輸送のボディガードとして働くが、雇い主が襲われて死亡。再び強盗の道へ…

 農業をするとか、牧場を営むとか、いろいろやってみたがダメだったというブッチ。結局は強盗をするしかない二人は、ついに追い詰められて… というところで終わってしまう。有名なエンディングである。まぁ、あの状況では助からないと考えるのが普通だろうが、実は生きていたというのが続編。確かに、無いとも言い切れない。

 ブッチ役にポール・ニューマン。サンダンス役にロバート・レッドフォード。エッタ役にキャサリン・ロス。あと、冒頭のシーンで、サンダンスとカードをしていてやり合う男役でサム・エリオット。これはわからなかったなー。

 有名なシーンはいろいろあると思うが、♪"Raindrops keep falling on my head"が流れる中、自転車で遊ぶブッチとエッタのシーンは素敵。古い作品なので、効果音や挿入曲などにアラが目立つが、その辺はしょうがないね。若い二人はゾクゾクするほど格好いい。エッタとの奇妙な三角関係も絶妙なバランス。続編と続けて見るのも楽しいかもね。

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2013年9月 9日 (月)

[映] ビートルジュース

 懐かしい。88年の作品だ。夫と結婚して、初めて近所のレンタルビデオショップで借りた思い出の作品でもある。頑固おやじという感じの店主に、「カサブランカとか、ローマの休日とか、もっと他に名作がたくさんあるだろう、なんでこんなの借りるんだ?」と言われたことを思い出す。ま、確かにねぇ(^o^;、そうかもしれないけどさ、観ちゃったのよ、それらは。

Beetlejuice
 新婚カップルのアダムとバーバラ。片田舎に念願の新居を手に入れ、楽しい日々を過ごしていた。だがある日、車で買い物に出かけた帰りに事故に遭ってしまう。なんとか帰宅した二人だったが、どうも様子がおかしい。周囲の人に気づいてもらえない… しばらくして、自分たちが事故で死亡し、幽霊になったことに気づく。
 空家となった二人の家に、新しい住人がやってくる。なんとか彼らを追い出そうとする二人だったが、うまくいかず、やむなく、人間退治専門のゴースト、ビートルジュースを呼び出してしまうが…

 ということで、お騒がせゴーストのビートルジュースが引き起こす騒動を描いた作品だ。

 アダム役にアレック・ボールドウィン。バーバラ役にジーナ・デイヴィス。ビートルジュース役にマイケル・キートン。新しい住人一家の妻役にキャサリン・オハラ。夫役にジェフリー・ジョーンズ。オカルト好きの娘役にウィノナ・ライダー。

 アレック・ボールドウィンはもう本当に素敵。なんてハンサム… ジーナ・デイヴィスも綺麗だなぁ、若いっていいなぁ。ウィノナ・ライダーもまだ少女の香りが残る。マイケル・キートンは、顔がわからないからなんとも言えないが、はじけた演技がね(^o^;。

 監督はティム・バートン。ゴーストの少々奇妙な世界は、「ナイトメア・ビフォー・クリスマス」を思い起こさせる。ここが出発点だったのね。

 ストーリー自体は他愛ないが、不思議な世界観が楽しい。ゴーストと人間の共存もいい。最近のCGを見慣れちゃうと、ちょっと滑稽に見えるかもね…

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[映] セブン・デイズ・イン・ハバナ

 キューバの首都ハバナを舞台に、世界各国から7人の監督が、それぞれ監督した7つの短い作品が詰め込まれたオムニバスだ。

7_days_in_havana
<月曜日:ユマ>
ハバナへやってきたアメリカ人青年テディ。運転手に案内され、夜の街に繰り出すが、言葉がわからないため、意思疎通に四苦八苦。やっと女性をナンパし、ホテルに連れ帰るが…
<火曜日:ジャム・セッション>
授賞式に呼ばれた映画監督エミール・クストリッツァ。とはいえ、賞そのものには全く興味がなく… 夜の街で、素敵なジャムセッションを堪能。
<水曜日:セシリアの誘惑>
酒場で歌うセシリアは、その声を見初められ、レオナルドから歌手デビューの話を持ちかけられる。一緒にスペインへ行こうと誘われるが、彼女には恋人が…
<木曜日:初心者の日記>
インタビューのためにやってきた男。相手の演説が終わるまで、時間をつぶす…
<金曜日:儀式>
怪しげな儀式を受けることになった少女…
<土曜日:甘くて苦い>
頼まれて、大量のケーキを焼くことになった妻。だが、メレンゲを作っている最中に停電してしまい…
<日曜日:泉>
夢のお告げで、部屋に泉を作るよう言われたと言う老女。親類に手伝わせ、夜のパーティまでになんとか泉を作り上げる。

 月曜日:ユマは、ベニチオ・デル・トロの監督作品とのこと。テディ役にジョッシュ・ハッチャーソン。エミール・クストリッツァ監督、エリア・スレイマン監督は本人役で。レオナルド役にダニエル・ブリュール。

 だから何?って感じではあるが、キューバの、貧しいけれども明るい雰囲気が楽しい作品だ。土曜日のエピソードで、それまでのお話や、最後のお話と関連するシーンがあり、その辺もお楽しみだ。それぞれ好みのエピソードが見つかるかも知れない。

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[映] ジェーン・エア

 1847年に出版されたシャーロット・ブロンテの小説の映画化。

Jane_eyre
 何かから逃げ出してきた女性ジェーン。牧師セント・ジョンとその妹たちに救われ、しばらくかくまってもらうことに。
 幼い頃に両親を亡くし、伯母の家で育てられたジェーン。だが、伯母はジェーンを嫌い、その息子からは虐待されていた。ある日、伯母はジェーンを寄宿学校へと送り出す。だがそこでも虐待され、唯一信頼できる友を結核で失う。
 卒業後、ソーンフィールド館で住み込みの家庭教師として雇われたジェーンは、主ロチェスターと出逢い、お互いに惹かれ合うが…

 原作はきっともっと長くて、詳細に描かれていたんだろうなぁと思うと、ちょっと残念な気もするが、でもジェーンの孤独や、ロチェスターとの出逢い、ときめきなんかがうまく描かれている。

 ジェーン役にミア・ワシコウスカ。ロチェスター役にマイケル・ファスベンダー。むちゃむちゃ格好いい。あの陰のある感じがたまらん。セント・ジョン役にジェイミー・ベル。その妹役でホリデイ・グレインジャー(ボルジア家のルクレツィア)。館の家政婦長役にジュディ・デンチ。寄宿舎の神父?牧師?役にサイモン・マクバーニー。イングラム嬢役にイモーゲン・プーツ(禁断の関係~愛と憎しみのブーケ~のプルー)。

 ソーンフィールド館に来るまで、誰からも愛されず、虐げられ、人を信用できなかったジェーン。それと同時に、女性であるために自由がない時代であり、そのことに不満を持っていた彼女が、最後にどういう選択をするのか、とても興味があったのだが、結局は愛を貫いた。セント・ジョンと共にインドへ行くと言うのも、才能ある彼女にとってはチャレンジになったかもと思うのだが、愛していない男との結婚など考えられなかったのだろう。それに、夫に同行する妻ってだけじゃ、彼女のチャレンジにはならないもんね。

 孤独で愛を知らない女性が、愛をつかみ取る物語だ。

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2013年9月 7日 (土)

[映] マン・オブ・スティール

 またスーパーマンかぁ… と思っていたのだが、予想以上に評価が高かったので、気になって見てきた。なるほど、今までのスーパーマンとは一味違う。カル=エル(地球名クラーク・ケント)の生い立ちから、スーパーマンとして世に知られるようになるまでのお話だ。

Man_of_steel
 崩壊寸前の惑星クリプトン。早くからそのことに気づいていた科学者ジョー=エルは、妻との間に自然分娩で息子カル=エルをもうける。一方、ゾッド将軍は、クリプトンの崩壊は政府の怠慢が原因と考え、反乱を起こす。彼のやり方に反対したジョー=エルはゾッド将軍によって殺されてしまうが、直前にカル=エルを地球へと送り出す。政府軍によってとらえられたゾッド将軍とその仲間たちは、ファントムゾーンへと幽閉されるが、その直後、クリプトンは崩壊してしまう。
 アメリカの片田舎で、子供のいないケント夫妻によってクラークと名付けられたカル=エルは、自分の能力に気づきつつ、注目されることを恐れ、能力を隠して暮らしていた。成長してからは、各地を転々としていた。
 氷の大地の中から、謎の宇宙船が発見される。米空軍が調査を始めることに。そこへ、ニュースを聞きつけた、デイリープラネットの記者ロイス・レインも駆けつける。そして、自分に関係があると気づいたクラークは、宇宙船の内部に入り、亡き父ジョー=エルの幻影と対話。自分の出生について知るが…

 これ、ドラマ「ヤング・スーパーマン(Smallville)」ではお馴染みのストーリー。ジョー=エルとゾッド将軍の対立から、カル=エルとゾッド将軍の戦いまで、スリリングに展開する。

 クラーク役はヘンリー・カヴィル。なんとイギリス出身の役者さんらしく、スーパーマン役をアメリカ人以外の人が演じるのは初めてらしい。少々陰のある感じのイケメン。肉体美もすばらしい。ロイス・レイン役にエイミー・アダムス。ゾッド将軍役にマイケル・シャノン(ボードウォーク・エンパイアのヴァン・オルデン)。マーサ・ケント役にダイアン・レイン。ジョナサン・ケント役にケヴィン・コスナー。ジョー=エル役にラッセル・クロウ。米軍のスワンウィック将軍役にヘンリー・レニックス(ドールハウスのラングトン)。ハミルトン博士役にリチャード・シフ(ホワイトハウスのジーグラー)。ハーディ大佐役にクリストファー・メローニ(OZのケラー、LAW&ORDERのステイブラー刑事など)。デイリープラネット編集長ペリー・ホワイト役にローレンス・フィッシュバーン。原作では白人だが初めて黒人に。ロイスの同僚ロンバート役にマイケル・ケリー(レッドセルのプロフェット)。あと、キャストを見ていて、ターモー・ペニケット(バトルスター・ギャラクティカのヒロ、ドールハウスのバラードなど)も出演していたと気づいたのだが、どの役かわからなかったー。それにしてもかなりの豪華キャストである。

 少年時代のクラークは、スクールバスが事故で川に転落した歳、バスごと川から引き上げてみんなを助ける。そのとき近くの席に座っていたのは、ラナ・ラングらしい。

 クリプトン星では、ずいぶんと以前から、人工的に子供を作っていたらしい。それぞれの目的にあった人材を作るので、無駄がないということらしい。そこには個人の自由意思などは全く考えられていない。そこを、あえて自然分娩で息子を生み出したジョー=エル。自分の意思で人生を歩んで欲しいと願った結果なのか。

 自身の出生の秘密を知り、ゾッド将軍からの誘いもあり、葛藤するカル=エル。自分の種族を繁栄させるためには、地球人を犠牲にしなくてはならない。だが、そんなことは望んでいなかったジョー=エル。それではなぜ、カル=エルの体内に、クリプトン人のあらゆるDNAパターンを埋め込んだのか。やはり、クリプトン人の再生をどこかで考えていたのだろう。

 143分とかなり長め。だが、クリプトン星での出来事から、カル=エルがクラーク・ケントとして成長し、スーパーマンと呼ばれるようになり、デイリープラネットで働くようになるまでの人生が描かれているので、やむを得ないだろう。ロイスとは、デイリープラネットで同僚になる前に出会っていて、正体も知られていたというのは新しい発想だろう。見ごたえは充分。ゾッド将軍との戦闘シーンは迫力満点。思いのほか密度の濃い、重い内容の作品だった。続編はバットマンとの対決!? バットマンがベン・アフレックになっちゃうなんてちょっと納得行かないけど、楽しみだ。

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2013年9月 6日 (金)

[ド] デスパレートな妻たち8 最終回

 ついに終わってしまったんだねぇ…

Desparate_housewives8
 シーズン8も波乱の展開だった。ガブリエルの継父アレハンドロをカルロスが殺してしまい、それを隠したことで罪悪感に悩まされた奥様方の話がメインだったか。まさかこんな形でのハッピーエンドになるとは。

 リネットとトムがまさかの別居とか、カルロスが仕事を辞めてガブリエルが働く(しかも高給取り)とか、ブリーが逮捕されたり、ジュリーが妊娠したりと、相変わらずいろいろなドラマを見せてくれたが、最後はみんな丸く収まって良かったね(^o^)。

 マクラスキーさんは癌が再発ということで、出番はあまり無かったが、最後にいいところをたくさん見せてくれたね。マクラスキーさん役のキャスリン・ジューステンは、この最終回の放送があった20日後に肺がんで亡くなったそうだ。ご冥福をお祈りする。

 長いようで短い8年だったなぁと思う。何人も死人が出たし、殺人やら隠蔽やらで、なんだかやたらと物騒なウィステリア通りだと思うのだが、こんなに絆の強いご近所さんって、今どきなかなかいないと思う。そんな彼らが、バラバラになってしまったなんて、ちょっと悲しいかなぁ。彼らが最後に言っていたように、このままずっとみんなで仲良く年をとっていくんだろうなと思っていたのに。

 そうそう、ウィステリア通りの「ウィステリア」だが、藤の花である。藤にゆかりのある場所に住んでいるので、なんだかとっても身近に感じていた彼ら。もうこれから見られないのかと思うととっても残念。

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[映] オレンジと太陽

 イギリスのオーストラリアへの児童移民について描いた作品。実話に基づいているらしい。「オレンジと太陽」というのは、どうやらオーストラリアを象徴するものらしい。

Oranges_and_sunshine
 1986年、イギリス、ノッティンガム。ソーシャルワーカーとして働くマーガレットは、ある女性から、「自分はノッティンガムの児童養護施設からオーストラリアへ送られた」という話を聞かされる。他にも大勢の子供たちが一緒で、オーストラリアでは過酷な労働を強いられたという。半信半疑だったが、他にも同じ経験をした人の話を聞き、彼らの母親探しを始めたマーガレットは児童移民の実態を知る。

 こんなことが行われていたなんて。教会が、孤児たちをオーストラリアに移民させ、里親を見つけるという名目だったようだが、実際は、孤児ではなく親のいる子供たち。主に婚外子のようで、目障りということなのか、親に無断で取り上げてオーストラリアへ送っていたらしい。しかも、その地で過酷な強制労働をさせていたようだ。中には、神父たちの性の相手をさせられていた子もいるらしい。彼らが受けた心の傷は計り知れない。こういう話を聞くと、宗教って何だろうと思う。

 マーガレット役にエミリー・ワトソン。児童移民の役でデヴィッド・ウェナム、ヒューゴ・ウィーヴィング(マトリックスのスミス、ロード・オブ・ザ・リングのエルロンドなど)。

 児童移民たちのための母親探しに奔走するマーガレットは、正式に責任者となり、オーストラリアへ単身移って仕事をすることに。だが、そのために彼女の私生活が犠牲になってしまう。彼らの悲惨な話を聴き続け、心が重くなるマーガレット。強制労働があったその場所を見ておくべきだとレンに言われるが、どうしてもそれだけはできないと拒み続ける。それでも、半ば強引に連れていかれ、神父たちにも会う。ずっと話に聞いていた場所を、実際に見て、その過酷さから精神的に参ってしまう。

 さらに、教会側からの圧力や嫌がらせにも悩まされ、精神的に追い詰められたマーガレット。そんな状況でも、夫の支えもあり、彼らのために仕事を続けるのだ。

 本当にひどい話だが、マーガレットがそれを暴いたこと、そして彼らの母親が次々と見つかっていることがせめてもの救いだろうか。

 

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2013年9月 3日 (火)

[映] ロック・オブ・エイジズ

 これもミュージカルなのね… 80年代のロックに乗せて、ロックスターに憧れてLAにやってきた若者たちを描いたブロードウェイ・ミュージカルの映画化らしい。ロック=悪と目の敵にする大人たちとやり合うなど、なんとなくフットルースを思わせる展開。

Rock_of_ages
 オクラホマから歌手に憧れてやってきたシェリーは、偶然、サンセット大通りにある伝説のライブハウス「バーボンルーム」で働くバーテン、ドリューと知り合う。頼み込んでこの店でウェートレスとして働くことに。ここに、かつて一世を風靡したロックバンド、アーセナルのボーカル、ステイシー・ジャックスがライブを行うことになり、大感激のシェリー。だがこのステイシー、酒に溺れて自堕落な生活を送っていた…
 一方、新市長に就任したウィットモア。その夫人パトリシアは、ロックは汚らわしいと、婦人ン団体を率いて街からロックを排除しようとしていた。

 ドリューとシェリーは親密な関係になり、楽しい日々を過ごす。たまたま、ステイシーの前座バンドがでられなくなり、ドリューたちのバンドが務めることに。そこで人気が出た上に、ちょっとした勘違いから二人の仲は険悪になり、それぞれ別々の道に進むが… という展開。

 シェリー役にジュリアン・ハフ。ドリュー役にディエゴ・ボネータ。バーボンルームのオーナー役にアレック・ボールドウィン。彼の友達ロニー役にラッセル・ブランド。市長役にブライアン・クランストン。その妻パトリシア役にキャサリン・ゼタ・ジョーンズ。ステイシー・ジャックス役にトム・クルーズ。そのエージェント役にポール・ジアマッティ。ローリングストーン誌の記者役にマリン・アッカーマン。

 これは、何といっても曲がいい。80年代のロックが存分に楽しめる。ロックに抗議しているパトリシア自身が、ロックを歌っているのだ。それもそのはず、彼女は実は… という展開も楽しい。アレック・ボールドウィンも歌ってくれるし、ジュリアン・ハフはなんともキュート。新フットルースの彼女である。

 とても楽しめたが、個人的な好みから言わせてもらうと、トム・クルーズの役はジョニー・デップの方が良かったかなという気がした。とはいえ、80年代のロック好きにはたまらない作品だ。

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2013年9月 2日 (月)

[映] リンカーン弁護士

 ベストセラー小説の映画化らしい。TVシリーズになりそうな内容である。やり手弁護士ミックが主人公の法廷もので、リンカーンというのは彼の愛車であり、オフィスでもある。

The_lincoln_lawyer
 愛車リンカーンをオフィスがわりに街中を駆け回るやり手弁護士ミック。麻薬の売人や売春婦たちの依頼を引き受け、大金を巻き上げる。ある日、多額の報酬を見込める依頼人を紹介されるミック。資産家の息子ルイスが、女性を殴って重傷を負わせ、殺人未遂で告発されていたのだ。彼の無実を証明すべく独自の捜査をするミックだったが、過去に担当した事件と、被害者の暴行あとが酷似していることに気づき…

 さすがに脚本が見事である。どちらかというと金儲け主義の敏腕弁護士ミック。高級車に乗り、依頼人から金を巻き上げ、稼いでいる男だ。今回も、資産家の息子ということで、気安く引き受ける。無実だと主張するルイスだったが、被害女性の傷を見ていて、かつて担当し、有罪を認めさせた男マルティネスを思い出す。

 マルティネスも全く同じ状況で無実を主張。しかも被害女性の傷跡が全く同じ。同一犯と確信したミックは、ルイスが真犯人だと気づく。だが、彼は今、依頼人である。彼を売ることは許されず、罠にはめられたとわかるのだ。さて、ミックはどうするか。

 ミック役にマシュー・マコノヒー。彼の元妻役にマリサ・トメイ。ルイス役にライアン・フィリップ。ミックの相棒フランク役にウィリアム・H・メイシー(シェイムレスのフランク)。検事のミントン役にジョッシュ・ルーカス(TV版「ザ・ファーム」のミッチ・マクディーア)。保釈保証人のヴァル役にジョン・レグイザモ。マルティネス役にマイケル・ペーニャ。ルイスの母役にフランシス・フィッシャー。その弁護士(?)ドブス役にボブ・ガントン。刑事役にブライアン・クランストン(マルコム in the middleのハル、ブレイキング・バッドのウォルター・ホワイト)とミカエラ・コンリン(BONESのアンジェラ)。囚人のコーリス役にシェー・ウィガム(ボードウォーク・エンパイアのイーライ)。

 依頼人が真犯人と知りつつ弁護しなくてはならないミック。さらに無実のマルティネスを服役させてしまった罪悪感。これらをどううまく解決するかが見どころだ。

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[映] ボーン・レガシー

 「ボーン・シリーズ」の続編というよりは、スピン・オフになるらしい。なるほど、ボーンは出てこないけれど、同じ境遇の別の人物を主人公にしたお話だ。

The_bourne_legacy
 CIAの暗殺者養成プログラム「トレッドストーン計画」。これと同時期に、実は別の極秘プログラム「アウトカム計画」が進行していた。だが、この機密プログラムが漏洩の危機にあるとわかり、国家調査研究所のリックは、証拠隠滅のため、全プログラムの抹消を決断。メンバーたちは抹殺される。その頃、アラスカの訓練地にいたメンバーの1人アーロンは、相次ぐ予定変更に疑問を感じ始めていた。さらに、自分の命が狙われていることを知り、逃亡。知力、体力維持のために必要不可欠な薬を得るために、製造している研究所へ近づくが…

 アクションシーンは文句なしに格好いい。カーチェイスもスリリングで迫力満点だ。アーロンには何か大きな目的があるのかと思って見ていたのだが、つまりは自分のための薬が欲しかっただけと言うのが、ちょっと残念だなぁ。

 CIAによって肉体改造された彼らは、知力体力ともに人並み外れたものになっているらしい。だが、それを維持するには、青と緑の錠剤を毎日飲むことが不可欠。つまり、組織から外れると生きて行かれないと言うことらしい。そして、用済みになったメンバーたちは、他の薬を与えられ、それを飲むと死んでしまう。完全に使い捨ての存在なのね。

 たまたま遠隔地にいたために、その薬を与えられることはなかったアーロン。だが、突然のミサイル攻撃で命を狙われていることを知る。

 それとは別に、彼らを研究している研究所では、ある薬品を研究中の研究員が、偶然(?)それを摂取(吸った? 浴びた?)してしまった結果、突然凶暴になり、同僚たちを次々と射殺してしまう。なんとか逃げ延びたシェアリング博士は、その後、調査にやってきた人物らに殺されそうになる。そこへアーロンが絶妙なタイミングで登場。それからは2人の逃亡劇だ。

 アーロン役にジェレミー・レナー。シェアリング博士役にレイチェル・ワイズ。リック役にエドワード・ノートン。ハーシュ博士役にアルバート・フィニー。ボーンシリーズでお馴染みのジョアン・アレン、デヴィッド・ストラザーンたちもチョイ出演。マット・デイモンもカメオ出演している。

 ストーリーはあまり深くなく(深いと言えば深いんだけど、主役のアーロンはその辺無関心というか、自分のことでいっぱいいっぱいな感じ)、アクションがメインだね。アーロンとしてはこれでハッピーエンドなのか?? 研究していた薬品は、どうやら人を凶暴に変えてしまうようなので、相当ヤバい感じがするのだが、その辺は軽くスルー。それでいいのか? 先に続くと言うことか? まぁ楽しめたからいいのか?

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