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2013年9月 6日 (金)

[映] オレンジと太陽

 イギリスのオーストラリアへの児童移民について描いた作品。実話に基づいているらしい。「オレンジと太陽」というのは、どうやらオーストラリアを象徴するものらしい。

 

Oranges_and_sunshine

 

 


 1986年、イギリス、ノッティンガム。ソーシャルワーカーとして働くマーガレットは、ある女性から、「自分はノッティンガムの児童養護施設からオーストラリアへ送られた」という話を聞かされる。他にも大勢の子供たちが一緒で、オーストラリアでは過酷な労働を強いられたという。半信半疑だったが、他にも同じ経験をした人の話を聞き、彼らの母親探しを始めたマーガレットは児童移民の実態を知る。

 

 こんなことが行われていたなんて。教会が、孤児たちをオーストラリアに移民させ、里親を見つけるという名目だったようだが、実際は、孤児ではなく親のいる子供たち。主に婚外子のようで、目障りということなのか、親に無断で取り上げてオーストラリアへ送っていたらしい。しかも、その地で過酷な強制労働をさせていたようだ。中には、神父たちの性の相手をさせられていた子もいるらしい。彼らが受けた心の傷は計り知れない。こういう話を聞くと、宗教って何だろうと思う。

 

 マーガレット役にエミリー・ワトソン。児童移民の役でデヴィッド・ウェナム、ヒューゴ・ウィーヴィング(マトリックスのスミス、ロード・オブ・ザ・リングのエルロンドなど)。

 

 児童移民たちのための母親探しに奔走するマーガレットは、正式に責任者となり、オーストラリアへ単身移って仕事をすることに。だが、そのために彼女の私生活が犠牲になってしまう。彼らの悲惨な話を聴き続け、心が重くなるマーガレット。強制労働があったその場所を見ておくべきだとレンに言われるが、どうしてもそれだけはできないと拒み続ける。それでも、半ば強引に連れていかれ、神父たちにも会う。ずっと話に聞いていた場所を、実際に見て、その過酷さから精神的に参ってしまう。

 

 さらに、教会側からの圧力や嫌がらせにも悩まされ、精神的に追い詰められたマーガレット。そんな状況でも、夫の支えもあり、彼らのために仕事を続けるのだ。

 

 本当にひどい話だが、マーガレットがそれを暴いたこと、そして彼らの母親が次々と見つかっていることがせめてもの救いだろうか。

 

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