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2014年1月17日 (金)

[映] メトロマニラ 世界で最も危険な街

 悲しい話だなぁ。舞台はフィリピン、農村で暮らしていた一家がより良い生活を夢見て、大都会マニラに出てきたものの現実は厳しい… と言う展開。イギリス、フィリピン制作。

 

Metro_manila

 

 


 フィリピンの農村地帯バナウエで米農家として生活していたオスカーと家族。生活苦から、一家でマニラに引っ越すことを決意。だが、やってきてすぐに騙され、全財産を失ってしまう。住む場所にも困った彼らはスラム街へ。オスカーは現金輸送会社の警備員の職に、マイは子供を置いておけると言うバーでホステスの仕事にありつく。オスカーのパートナーとなった先輩オングは、何かとオスカーや家族に援助。純粋に喜ぶオスカーだったが、実は…

 

 オスカー役にジェイク・マキャパガル。マイ役にアルシア・ヴェガ。オング役にジョン・アルシラ。

 

 オスカーは、かつて兵役についたことがあり、その後クリーニング店で働いていたものの、店が経営危機に陥った際に辞めて農村へ移り、米を作って生活していたと言う。彼と家族は、人を疑うことを知らない、田舎の純粋な人たちである。

 

 大都会マニラに出てきた一家は、そのきらびやかな様子に驚き、見とれる。少々の不安と、大きな希望を胸に出てきたハズである。一家は、ネスカフェの缶にコツコツと貯めていた全財産を持ってやってきたが、まず住む場所がない。家賃は全財産より高いのだ。そんなところへ、安く家を貸してやると男が寄ってくる。言われるがままに家に案内され、全財産を出しても足りない家賃を言われるが、これしか持っていないからとまけてもらう。良かった良かったと喜んだのも束の間、すぐに騙されたことがわかる。男たちは業者でもなんでもないのだ。そんなことがまかり通り場所なのか。

 

 なんとか肉体労働の日雇いの仕事にありついたオスカーだったが、報酬は少々のパンと飲み物。家族で食べるにも足りない。やむなくスラム街に住み着く一家。いったいいつの時代の話かと思ってしまうが、それが現実なのか。

 

 なんとか警備員の仕事にありついたオスカー、何かと親身になってくれるパートナーのオングに恩を感じ、彼のためなら何でもしようとまで考えるが、オングにも下心があったことがすぐにわかる。そんな中で、捨て身で家族だけは守ろうとするオスカー。なんて悲しく、深い愛なんだろうと思う。

 

 マニラだけでなく、バナウエでも、純粋に親切な人や正直な人は、一家の他には誰も登場しない。自分や家族の他はみんな敵だと言わんばかりに、私利私欲に走る人々。フィリピン人ってそういう人たちなの?? とても悲しい現実を描いた作品だ。

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