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2014年2月19日 (水)

[ド] コペンハーゲン/首相の決断

 実は見るつもりは全く無かったのだが、連続放送をたまたま見たら意外と面白く、ついに最後まで見てしまった。「キリング」でおなじみのデンマークの作品。スーパードラマTVで放送。原題は"Borgen"で、城とか要塞と言う意味らしい。迎賓館、国会議事堂や内閣府、最高裁判所など、デンマークの三権に関する施設がおかれている「クリスチャンボー宮殿」のニックネームでもあるらしく、ここでは「国会」や「政府」を意味すると思われる。

Borgen
 夫と二人の子供と幸せな家庭を築いている女性ビアギッテ・ニューボー。彼女は小さな政党の党首として活躍していた。総選挙直前、首相のスキャンダルが発覚し、ビアギッテの政党は大勝利を収める。さらに、他政党との交渉をうまく進め、デンマーク初の女性首相に就任するが…

 ビアギッテ役にシセ・バベット・クヌッセン。夫フィリップ役にミケール・ビアクケーア。ビアギッテのスピンドクター(メディア担当の選挙参謀)カスパー役にピルウ・アスベック。テレビ局のキャスター、カトリーネ役にビアギッテ・ヨート・スレンセン。カトリーネのボス、トアベン役にソーレン・マリン(キリングのイエン・マイヤ)。

 名前が覚えにくいのがちょっと問題だが、首相はとてもチャーミングだし、政界の裏事情も見えてなかなか面白い。当初はラブラブだったビアギッテとフィリップ。献身的に家事もこなして妻に協力していたフィリップだが、一緒にいる時間が次第に減り、さらに次第に命令されるようになり、不満を募らせる。最終的には、自分のやりたい仕事まで、妻の都合で辞めさせられたことで、破局してしまう。

 これにはとても考えさせられた。男女が逆だったらここまで問題にはならなかったのではないか。そう思えてならない。妻に腹を立てるのはわかるにしても、他の女に走るってのはちょっと解せないというか、唐突。そもそもそういう男だったのか。家事は家政婦を雇うという手だってあるだろう。政治を目指す女性を妻に持ったなら、もう少し協力しても良かったのでは??

 このドラマ、女性首相が主人公だが、もう1人の主人公といえるべき人物がいる。キャスターのカトリーネだ。脇役かと思っていたが、どうやら違う。そして、カトリーネと、首相のスピンドクターであるカスパーが、親密であることが、さまざまな問題を生む。

 現時点でシーズン3まであり、それぞれ10話。意気揚々と首相に就任したビアギッテは、シーズン1の終わりでは暗く心を閉ざした、政治家の表情に変わっていた。彼女は家庭よりも首相でいることを選んだ。彼女の苦悩はまだまだ続く。

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コメント

とても魅力的な記事でした。
また遊びに来ます!!

投稿: 添え状の書き方 | 2014年6月16日 (月) 10:36

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