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2014年2月26日 (水)

[映] 世界にひとつのプレイブック

 去年のアカデミー賞で話題になった作品。原題は"Silver Linings Playbook"。"silver linings"って、劇中では「希望の光」みたいな感じで使われている。原作小説があるらしい。

Silver_linings_playbook
 妻の浮気現場を目撃して以来、怒りをうまくコントロールできずに周囲を傷つけてしまうことから、強制的に入院させられていたパット。やっと退院し、両親の住む実家へ戻り、社会復帰を目指すが、相変わらずトラブルメイカー。ある日、友人の妻の妹、ティファニーと知り合う。彼女も夫を亡くして以来、心に問題を抱えていた。自分以上に精神的に不安定なティファニーに面食らうパット。だが、ダンス大会のパートナーとして組むことになり…

 パットは、妻の浮気現場を目撃してしまう。かなりショッキングな体験だったのだろう。その時にかかっていた曲は、彼らのウェディングソングである「マイ・シェリー・アモール」(スティービー・ワンダー)。そのため、この曲を聴くとかなり取り乱す。いろいろな思いが蘇るのだろう。

 そんな仕打ちを受けたのに、しかも妻はどこかへ引っ越してしまったと言うのに、まだ未練タラタラのパット。やり直せると信じて疑わない。彼女に自分の気持ちを伝えなければと、ずっと考えている。

 一方、ティファニーもまた、心に傷を負っている。夫は警官で、事故で亡くなったらしい。彼女のぶっ飛びブリは、パットを軽く越える。自分以上に不安定な相手に会って、面食らうパット。最初は避けるが、ティファニーは妻と付き合いがある。つまり、手紙を渡してもらえるかも知れない。そこで歩み寄る。だが、交換条件として、ダンス大会のパートナーになってくれと頼まれる。

 パット役にブラッドリー・クーパー。ティファニー役にジェニファー・ローレンス。パットの父役にロバート・デニーロ。母役にジャッキー・ウィーヴァー。パットの病院での友達ダニー役にクリス・タッカー。パットの親友の妻(ティファニーの姉)ヴェロニカ役にジュリア・スタイルズ。パットの兄役でシェー・ウィガム(ボードウォーク・エンパイアのイーライ)。

 怒りをコントロールできないパットは、少々やっかいな存在だ。何かのきっかけで突然怒りが爆発し、暴れる。突然ハイになって夜中に騒ぎ出す。家族も扱いに困る。妻が逃げるのもわかる。精神科で治療を受け、セラピーも受けているが、良くなっているようには見えない。

 そんなパットが、ある目的を見つける。それは妻に手紙を渡すこと。ティファニーとのかかわりは、そのための手段でしかない。強制的にダンス大会に参加させられるが、正直あまり気乗りしない。それが、あるときを境に変わる。「妻からの手紙」を読んだ時だ。

 その後の展開は大体想像つくのだが、この作品の面白さは、二人のぶっ飛んだ男女の恋愛劇に、ぶっ飛んだお父さんが加わること。ノミ屋としてスポーツ賭博にどっぷりつかっているこの父ちゃん、やたらと「げんを担ぐ」。しまいには、パットたちのダンス大会の得点にまで大金を賭けちゃうんだから、もう…

 まぁ、そんな家族もひっくるめたドタバタもあるが、軽くなりすぎない、感動できるラブコメ。ちょっと重いテーマも含んでいたりして、そういう意味では「リトル・ミス・サンシャイン」にタイプが似ているかもしれない。

 

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