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2014年3月19日 (水)

[映] ジャンゴ 繋がれざる者

 退院後初めて見た映画だなぁ、久しぶり。去年のアカデミー賞で話題だった作品で、タランティーノ監督の作品ということもあり、ずっと見たいと思っていた。165分とかなり長いのだが、時間を忘れしまった。

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 1858年アメリカ南部。別の場所に売られるために鎖につながれ、移動中だった黒人奴隷ジャンゴ。そこへ通りかかったドイツ人賞金稼ぎシュルツは、自らが追うお尋ね者の顔を知るジャンゴに協力を求めるため、彼を解放。お尋ね者を見事仕留めることに成功。ジャンゴに賞金稼ぎの素質を見いだしたシュルツは、彼に銃の扱いを指導し、しばらく相棒として一緒に仕事をすることに。ジャンゴから、生き別れになった妻ブルームヒルダの話を聞いたシュルツは、彼女の居場所を突き止め、救い出すために協力することに…

 元々、ジャンゴという作品がある。邦題は「続・荒野の用心棒」。この主役がフランコ・ネロだったこともあり、この作品にも彼がちょっとだけ出演していて面白い。

 ジャンゴ役にジェイミー・フォックス。シュルツ役にクリストフ・ヴァルツ。彼はこの役で助演男優賞を受賞。ジャンゴの妻ブルームヒルダ役にケリー・ワシントン(スキャンダルのオリヴィア)。ブルームヒルダの所有者である農場主カルヴィン役にレオナルド・ディカプリオ。彼の執事スティーヴン役にサミュエル・L・ジャクソン。牧場の従業員役にウォルトン・ゴギンズ(シールドのシェーン)、ジェームズ・レマー(セックス・アンド・ザ・シティのリチャードなど)。彼、冒頭で早々に殺されてしまう役にもやっていたいたように思うが。ジャンゴの元の所有者役にブルース・ダーン。最初のお尋ね者の働く農場主役にドン・ジョンソン。

 これは本当に面白かった。なるほどタランティーノ監督作品という感じで、西部劇ならではの銃撃戦も、かなり派手なスプラッタ状態。悪役は徹底的に悪役に徹しているし、ジャンゴは奴隷上がりながら知的でクール。

 だがやっぱり、一番印象深いのはシュルツを演じたクリストフ・ヴァルツだろう。奴隷に同情しつつも、賞金稼ぎとしてしたたかに生き抜いてきた彼が、最後にどうしても我慢できずに… と言うシーンが、なんとも切ない。

 奴隷制度って、アメリカ人にとっては自虐ネタだと思うのだが、今年も「それでも夜は明ける」で取り上げられていたように、もはや解禁!? 真っ向から取り組んだ「それでも~」や「ヘルプ ~心がつなぐストーリー~」とはちょっと違い、黒人奴隷だったジャンゴを格好良く魅せ、堕落した白人たちや、白人たちに媚びて保身を計る黒人を汚らわしく魅せて、勧善懲悪の娯楽にしてしまうタランティーノ。痛快な上に深いものがあるように思う。

 久しぶりの映画鑑賞を堪能した。

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