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2014年4月16日 (水)

[映] カワイイ私の作り方 全米バター細工選手権!

 この邦題にはもう本当に呆れるしかないと言うか、何というか。副題だけでええんちゃうか。原題はズバリ"Butter"。ジェニファー・ガーナー主演で、こんな邦題なので、てっきり可愛いジェニファーが見られるのかと思っていたのだが、この作品の中では完全にビッチである。

Butter
 アイオワ州の人気イベント、バター細工コンテスト。この大会に15年連続で優勝してきた男ボブ。周りから注目されてきたことで、すっかりセレブ気取りの妻ローラ。だが、今年のコンテストには出場せず、後進に道を譲るべきだと言われたボブ。彼はそれを受け入れるが、納得のいかないローラは、自分が出場して優勝してみせると意気込む。
 一方、里親の元を転々としてきた10歳の黒人少女デスティニー。ついに理想的な里親に巡り会い、バター細工の才能を見いだされ、大会に出場することに。

 ローラ役にジェニファー・ガーナー(エイリアスのシドニー)。ボブ役にタイ・バーレル(モダン・ファミリーのフィル)。デスティニー役にヤラ・シャヒディ。デスティニーの里親役にアリシア・シルヴァーストーン、ロブ・コードリー。ボブの娘ケイトリン役にアシュレー・グリーン。ストリッパーのブルック役にオリヴィア・ワイルド。ローラの浮気相手役にヒュー・ジャックマン。

 なんでバター細工なんだろう?? 超ローカルなイベントにもかかわらず、夫の連続優勝にすっかり勘違いモードのローラが面白い。こういう人っているよなー。トップの座は、我が家が守らねばとか、勝手に思っているのだが、出場希望者はわずか4人。それでセレブ気取りなんだから笑ってしまう。

 一方、デスティニーの方は感動的だ。これまでつらい境遇でありながら、常に前向きで、聡明なデスティニー。彼女はもう、本当に可愛らしく、理想の養女像(そんな言い方があるかは不明だが)と言ったところか。彼女のバター細工の腕も素晴らしく、実質ローラvsデスティニーの戦いなのだが、感動的なスピーチでデスティニーの完全勝利。それがまた納得いかないローラは、あの手この手で優勝の座を奪おうとする。全く大人げない。

 だが、ローラの気持ち、わからないでもない。彼女の勘違いモードの原因は、能力がありながらそれを活かせていないと言う不満感にあるのだろう。夫の功績を、まるで自分のことのように感じて、無理矢理自分を納得させている。彼女には進むべき道、やるべき仕事があり、それを見つける過程の物語だろう。決して「カワイイ私」ではない。邦題考えた人、ちゃんと作品を見たのだろうか??

 バカバカしい話ではあるが、こういう人っているし、こういうことってあると思う。それぞれに適した役割があるんだ的結末がいいのか悪いのかよくわからないが、個人的にはデスティニーの健気さ、かわいらしさを楽しめたので良かったな。

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