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2014年6月30日 (月)

[映] ヒンデンブルグ 第三帝国の陰謀

 ドイツ制作のTVムービーらしいが、なぜか全編英語。戦争ものかなぁと想像して、録画したまま放って置いたのだが、なかなか面白い。

Hindenburg
 1937年ドイツ。ツェッペリン飛行会社で設計技師として働くマーティンは、飛行船ヒンデンブルグ号の設計も担当していた。休日、自ら設計したグライダーに乗っていたところが湖に墜落。たまたま近くにいた美女ジェニファーに助けられる。その夜、会社主催の晩餐会に出席したマーティンは、ジェニファーも来ていることに気づく。彼女は、アメリカの大手石油会社の社長令嬢だった… ジェニファーの父エドワードが心臓発作で倒れたとの連絡を受け、急遽ヒンデンブルグ号で帰国することになったジェニファーと母ヘレン。だが、それを聞いたエドワードは、ヒンエンブルグに乗るなと連絡。マーティンは、飛行船に爆弾が仕掛けられていることを知ってしまう…

 マーティン役にマクシミリアン・ジモニシェック。ジェニファー役にローレン・リー・スミス。父エドワード役にステイシー・キーチ。母ヘレン役にグレタ・スカッキ。

 水素より安全なヘリウムの輸出を禁止されてしまったことで、損害を被った石油会社の社長が爆弾を仕掛けて水素の危険性を示しヘリウムを売り込む、と言う陰謀かと思いきや…

 マーティンの恋、爆弾を探すスリリングな部分、ナチスの陰謀など、盛りだくさん。殺人犯と思われてボコボコにされた後にも元気に動き回る(エッチしてるし)マーティンは少々タフすぎる気もするが、楽しめた。ただ、何か意味ありげな存在だった手品師の存在意義がよくわからず… 隠れユダヤ人を暴くだけの、ただのイジワルなおじさん?? 自分もユダヤ人なのか??

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[映] オール・ユー・ニード・イズ・キル

 映画館での宣伝を見てから、とても気になっていた作品。日本のラノベが原作ってことでも話題だね。だが期待が大きかったせいか、ちょっと物足りなかったかなぁ。

Edge_of_tomorrow
 「ギタイ」と呼ばれる謎の侵略者に度重なる襲撃を受けている地球。戦闘用のメタルジャケットを開発し、防衛軍はなんとか侵略を食い止めていた。中でも、
「戦場のビッチ」と呼ばれる特殊部隊のリタ・ヴラタスキは、ギタイとの戦いに勝利したヒーローであり、軍のPRに一役買っていた。そんな中、広報担当の少佐ウィリアム・ケイジは、前線行きを拒んだため、罰として前線部隊へ送られてしまう。全く戦闘経験のないまま、ジャケットを着せられ、飛行機に乗り込んだケイジだったが、着陸前に敵の待ち伏せに遭い、部隊は全滅。そして彼自身も死亡。
 前線部隊に送られた時点で目覚めたケイジ。同じ日を繰り返している事に気づくが、再び襲撃に遭い、死亡。そして再び目覚める。なんとか周りにこの現象を伝えようとするが、うまくいかず。そんな繰り返しの中で、ギタイと見事な戦いぶりの女性リタに気づく。そして、彼のループ現象について、リタは何か知っていた…

 前半はとても興味深い。この手のストーリー、いろいろあると思うが、なぜそうなるのかと言う部分と、どうやって解決するかの他に、このループをいかに面白く魅せるかと言うところが重要になってくる。ループしているが故に起こる面白さをどれだけ描けるか。そこまではとてもうまいと思う。

 だが後半がちょっと疲れた。延々と続く戦闘で、結末はまぁ想像通り。そこがちょっと残念だったかなぁ。期待しすぎだったか。

 ケイジ役にトム・クルーズ。リタ役にエミリー・ブラント。ケイジを戦地送りにした将軍役にブレンダン・グリーソン(ハリー・ポッターシリーズのマッドアイ)。ケイジが配属された部隊の軍曹役にビル・パクストン。

 元々民間人で、戦闘経験は全くなく、広報担当として危ない所へ行かない主義だったケイジ。前線でPR映像を撮影してこいと言われて拒否。僕はそういうタイプではありませんから~なんて通用しないってば。で、いきなり前線部隊に放り込まれてしまうので、最初の戦闘では銃の使い方もわからず。でも、機転を利かせて相手を倒して爆死。これがループ現象のきっかけになると言う設定だ。

 腰抜け中年男が、立派な戦士になると言う意味では面白い。でも、トム・クルーズだからなぁ、腰抜けの方が似合わないし、意外性はないね。

 たまたま下の子が、原作本を読んでいた。話を聞くと、この辺りの設定はずいぶんと変えてある様子。そもそも主人公は日本人で、もっと若い。初年兵ではあるが、志願兵である。ループが起きる仕組みも少々変わっているようなので、原作本も読んでみよう。

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蕎麦 木むら

 引き続き蕎麦モードで、ちょくちょく夫と蕎麦店めぐり。今回、比較的近くにあるのに知らなかったお店へ行ってみる事に。例の蕎麦店ランキングで知ったお店だ。

 よく通る道なのだが、そこにこんな美味しいお店があったとは!! 酒屋チェーン店の隣で、駐車場が一緒らしい。非常に入りやすくてありがたい。12時過ぎくらいに行ったのだが、ちょうどカウンター席が空いていて滑り込みセーフ。直後に来たお客さんは、少々待つことに。

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 お品書きを見て、しばし迷う。天おろし的な、冷たい汁に浸かっている蕎麦が食べたかったのだが、それはたぶん「辛味大根おろし」になるのだろう。だが、辛い大根おろしを食べられる自信はない。「つけとろろ」にしようかとも思ったが、途中で飽きそうでもある。ううむ… 散々迷った挙句、夫と同じ、天ざるに。

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 蕎麦は固め、細すぎず太すぎず。久々に食べた美味しいお蕎麦に感激。天ぷらは、えび、かぼちゃ、アスパラ、シイタケ、コーン。どれもカラッとあがっていて美味なのだが、えびは、食べやすいように切ってあり、心遣いを感じる。シイタケはジューシー、コーンはスペシャル甘く、アスパラの香りも、かぼちゃの甘みも、本当にうまかった。

 しかし、さすがに食欲不振気味の私に、天ぷらは重かったな、つけとろろにすべきだったのかも… 具合がよくなってからまた挑戦しよう。あと、とっても気になったのが、「トマトつけ汁」なるお蕎麦。自家製パンチェッタ、温かいつけ汁と書いてある。冷たいつけ汁だったら迷わず頼んでいたと思うが、今回はちょっと冒険できず。これもチャレンジしてみたいなぁ。

 残念だったのは、そばつゆが濃い目(これはいい)で量が大目だったこと。別にいいっちゃいいのだが、蕎麦湯を入れて飲み干すには量が多い。天つゆの方に少し移して量を減らして飲めばよかったか。ちょっともったいないなぁと。

 我らの後にも続々とお客さんが。テーブル席が3つかな、あとカウンター席が3つ。回転が速いので、それほど待つことはないとは思うが、蕎麦がなくなり次第終了とのことなので、早めに行った方がよさそう。

 他の人の注文をチェックしていたら、ざると単品を頼む人が。単品メニュー(酒のつまみか)もいろいろあるようで、卵焼きが人気なのかな。

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2014年6月28日 (土)

[映] エグザム:ファイナルアンサー

 CUBEやソウなどの不条理サスペンスなのか。とある企業の採用試験。邦題だと、受験者側から見たタイトルになっているが、原題は"The Employer"。理不尽な雇用者を描いた作品なので、このタイトルには少々違和感が。

The_employer
 密室で目覚めた男ジェームズ。昨夜、自宅で何者かに拉致されたことを思い出す。部屋には同じ境遇の男女が彼を含めて5人。全員、直前にカーチャリアス社の採用試験で最終先行に残っていたことがわかる。
 ドアには暗証番号を入力する電子ロックが4つ。そして通気口から電話の音が。電話を探し出し、警察に電話してみるが、別の着信が入る。それは、全員に面接をしていた男からだった。男は、これは採用試験であり、警察にはかけるなと言う。電話がかけられるのは全部で5回(つまりあと4回)。1人殺すごとに暗証番号を1つ教え、最後に生き残った者のみが外へ出られ、入社できると聞かされるが…

 事情のわかっている不条理サスペンスか。こうやってこの会社に合った人材を選んでいるということらしい。まぁそんなことが許されるとは思えないが。

 この会社の雇用者役にマルコム・マクダウェル。5人の受験者役にデヴィッド・ダストマルチャン、ペイジ・ハワード、マイケル・デロレンツォ、マシュー・ウィリグ、カテリーナ・ミカイレンコ。ジェームズが好意を持っているウェイトレス、マギー役にニッキー・エイコックス(コールドケースのリリー・ラッシュの妹クリスティーナ)。一足先に社員になっていたアラン役にビリー・ゼイン。

 いくらなんでも、そんなに簡単に人を殺すだろうか。そういう人たちを選び抜いたということなのか。そもそも、人を殺してまで入社したいかの意思確認はしていなかった。なのに、他人を殺して入社するか、自分が殺されるかの選択を迫るのはおかしい。それなら入社しなくていいやと言う選択だってできていいはず。

 それに、面接での「会社のためでも、どうしてもできないことは何か」と言う問いに、全員が何でもすると答えているが、これも納得いかない。違法なことはできないという人物がなぜいないのか。アメリカ人のモラルってそんなもの?? 違法でもつかまらなければやるといっていた男は、自分はクリスチャンだと言っていたが、クリスチャンのモラルってそんなものなの??

 どうも釈然としない。そういえば、「エグザム」と言うタイトルの映画、あったね。そっちの方が面白かった。

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2014年6月27日 (金)

[映] トランセンデンス

 「マリフィセント」を見る気満々で、シネプレに行く支度をした。念のため、時間を確認しようとHPを見てびっくり、今日から始まるのは「トランセンデンス」じゃーん。前評判があまり良くなかったので、行くか否か迷っていた作品。でも支度しちゃったしなー、気分は映画館なので、行くとするか。でも良かった、チケット売り場で赤っ恥かかずに済んだ(^o^;。

Transcendence
 自我を持つ人工知能PINNを研究開発する科学者ウィルと妻エヴリン。だが、講演会に出席した後、反テクノロジーを掲げるテロ組織RIFTのメンバーによって撃たれてしまう。幸い軽症だったが、弾丸が放射能に汚染されており、放射能中毒で余命1ヶ月に。エヴリンは、なんとか夫を救うべく、他の研究者の研究を調べ、チンパンジーの脳を直接アップロードすることに成功したケイシー博士のデータを発見。親友マックスに手伝ってもらい、ウィルの意識をPINNにアップロードすることに成功する。人工知能として蘇ったウィルは、すぐにRIFTの標的に。その直前、エヴリンはウィルをネットにつなぎ、彼は世界中のネットワークへと解放された…

 ものすごく壮大な話だ。世界中のネットワークとつながったウィルは、「パーソン・オブ・インタレスト」のマシンのよう。あらゆる情報を得ることができ、自在に操ることもできる。エヴリンは、ウィルの指示で、廃墟と化した街を買い取り、メガソーラーと研究施設を建設。その資金もウィルが株式で得た物だ。ウィルは、そこでマックスの研究していたナノテクノロジーを進化させることにも成功。何しろ、元々優秀な科学者が、コンピュータに入ってしまったのでその思考速度は向かうところ敵なしだ。怪我をした人、病に苦しむ人たちを集めてナノテクノロジーで治し、肉体的に強化し、ついでにPINNとも一体化してしまう。この辺りはまさに新スタートレックのボーグである。

 ウィル役にジョニー・デップ。妻エヴリン役にレベッカ・ホール。親友マックス役にポール・ベタニー。FBIエージェント役にキリアン・マーフィ。テロリストのリーダー役にケイト・マーラ。ウィルたちの友人研究者タガー役にモーガン・フリーマン。最初に怪我をしてウィルに治してもらったマーティン役にクリフトン・コリンズJr.(EVENTのトーマス)。目を治してもらったポール役にジョッシュ・スチュワート(サード・ウォッチのフィニー、Dirtのホルト、クリミナル・マインドのJJの夫)。テロリストでウィルを撃った男役にルーカス・ハース。ウィルを担当したドクター役にウォレス・ランガム(CSIのホッジス)。ケイシー博士役にザンダー・バークレー(新ニキータのパーシー)。

<以下はかなりネタバレなので、読む場合は文字を反転させてね>
 ウィルのナノテクノロジーは驚異的だ。怪我や病気を瞬時に治してしまう上に、肉体を強化してしまう。さらにPINNと一体化してしまうので、意識を共有できる。まさにボーグなのだが、そのナノロボットは大地に撒かれ、それが空に登って雨雲に運ばれ、世界中に散らばる。つまり、地球上の全人類の意識が共有されることになるのか!? 軍はウィルの暴走を脅威に感じ、テロリストと組んでその計画を阻止しにかかるのだが…

 ウィルの計画を脅威に感じるのもムリはない。ウィルは神になろうとしているようだ。だが、ウィルの計画は本当に脅威なのか?? これは本当にハッピーエンドなのか??

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[映] マーサ、あるいはマーシー・メイ

 こちらもカルト。逃げ出した女性の恐怖を描いた作品だ。

Martha_marcy_may_marlene
 山奥の農場で仲間と暮らしていたマーサは、ある日、こっそり逃げだす。唯一の肉親である姉ルーシーに助けを求め、夫テッドと共に住む湖畔の別荘へ転がり込む。両親を早くに亡くし、姉とも合わなかったマーサは、友達に誘われるまま、2年前農場で暮らし始めたが、そこはカルト集団だった… 最初は優しいと思っていた仲間の秘密を知り、次第に心を病むマーサ。ルーシーの別荘でも、心を閉ざし、詳しく語ろうとしないマーサ。最初は優しく見守っていたルーシーとテッドだったが…

 親を亡くし、姉ともあまり仲が良くなかった様子のマーサ。何かにすがりたくて、カルトと気づかずに農場での暮らしを始めたようだ。最初は優しい仲間たち。居場所を見つけた気がしたことだろう。役割を見つけ、そこでの暮らしにも慣れ始めるが、なんたってカルトである。まずはリーダーのパトリックのレイプが始まる。みんなで愛し合うのだからいいことだと洗脳されるが、どう考えてもパトリックの性のはけ口だろう。

 この集団の行動はこんなものではない。自給自足をタテマエにしているが、みんなで食べるほどの作物は収穫できない。自給自足って、たやすいことではない。当然のように収入が必要だが、彼らは空き巣や強盗で稼いでいる。マーサもかりだされるのだが、その際に起きた出来事が、トラウマとなり、逃げ出すことを決意。

 マーサ役にエリザベス・オルセン。ルーシー役にサラ・ポールソン(ジャック&ジルのエリサ、アメホラ2のラナ、アメホラ3のコーデリア)。夫テッド役にヒュー・ダンシー。パトリック役にジョン・ホークス(デッドウッドのソール)。

 怖いね。自ら気づいて逃げ出せたのだから、まだいい。だが、トラウマはしばらく続くだろう。何も解決しないまま終わってしまうが、立ち直ることはできるのか。いつまでも追っ手を気にしながら生きるのだろうか。

 カルトに騙されない意志の強さが必要だ。

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2014年6月25日 (水)

[映] イノセント・ガーデン

 タイトルからは想像もできない展開に釘付け。さらに衝撃の結末。これ、脚本はウェントワース・ミラー(プリズン・ブレイクのマイケル・スコフィールド)らしい。やるじゃん!!

Stoker
 18歳の誕生日を迎えた少女インディア。毎年誕生日には、最愛の父から同じ靴をプレゼントされていたインディアだったが、今年は靴箱になぜか鍵があったのみ。不審に思っていると、父が事故死したことがわかる。
 父の葬儀の日、突然、叔父チャーリーが彼女の前に現れ、しばらく一緒に住むことに。インディアと友達になりたいと近づくチャーリーにまんざらでも無い様子のインディア。だが、母エヴィと親密な様子を目撃してしまい…

 インディア役にミア・ワシコウスカ。母エヴィ役にニコール・キッドマン。父役にダーモット・マロニー。チャーリー役にマシュー・グード。家政婦役にフィリス・サマーヴィル。大叔母役にジャッキー・ウィーヴァー。

 インディアはちょっと不思議な感じの少女だ。触れられることを嫌がり、父親を慕っていたが、母親は拒絶していたらしい。もっぱら父と狩りに出かけていたようなのだが、それが伏線となっている。理由があったのだ。デクスターを思わせる父子関係。

 これ以上書いてしまうとネタバレになってしまので… ただ言えるのは、タイトルに深い意味があると言うこと。原題はインディアの名字"Stoker"だ。なのでこの邦題はどうかなぁ。庭は関係ないと思うが。(ただ処分場所だってだけだ)

 なぜプレゼントが毎年靴だったのかはよくわからないが、プレゼントしていたのはどうやら父ではないらしい。18歳の誕生日というのがポイントで、靴が入っていなかったのは、直にプレゼントするつもりだったから。大人になったと言うことだろう。

 全く思いも寄らぬ展開に、すっかり釘付け。そして衝撃の結末に呆然。インディアはサイコパスなのだろうか。

 そう言えば今日は下の子の誕生日、しかも18歳… なんとまぁ…

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2014年6月24日 (火)

[映] 欲望のバージニア

 「欲望の~」なんてタイトルだと、ちょっと勘違いしてしまうが、禁酒法時代、密造酒を造っていた3兄弟の物語。実在の人物らしい。

Lawless
 禁酒法時代のアメリカ、バージニア州フランクリン。この地で密造酒を造っていた3兄弟ハワード、フォレスト、ジャック。だが彼らの所へやってきた取締官レイクスは、密造を見逃す代わりに賄賂を要求。それを拒否した3兄弟との争いが始まる…

 長男ハワード役にジェイソン・クラーク(ブラザーフッドのトミー・カフィ)。次男フォレスト役にトム・ハーディ。末っ子ジャック役にシャイア・ラブーフ。レイクス役にガイ・ピアース。マフィアのボス、フロイド・バナー役にゲイリー・オールドマン。3兄弟の店にやってきた女性マギー役にジェシカ・チャステイン。ジャックが憧れる女性バーサ役にミア・ワシコウスカ。

 とても見応えがある。3兄弟のリーダー的存在なのは次男のフォレストだ。腕っ節も強いが、頭も良く、状況判断が抜群だ。だがレイクスの手下に襲われ重傷を負う。それを見たジャックは、大量に作った密造酒をマフィアのバナーに売りこむ。バナーに気に入られたのか、フォレストを襲った相手の居場所を教えてもらい、復讐。だがレイクスは酒の醸造場所を突き止め踏み込んだ上に、3兄弟の仲間を1人殺し、そのせいでまたまたジャックたちの怒りを買い… と、まさにやってやられての全面戦争だ。

 街の保安官も密造酒は多めに見ていたようで(自分も飲みたいんだろうねぇ)、それはそれでうまく行っていたようなのだが、そこへ入ってきたイケ好かない取締官レイクスが賄賂を要求したことでおかしなことになった感じか。最後には街の住人全員を敵に回した感じのレイクスの最後は哀れである。

 ガイ・ピアースの役とゲイリー・オールドマンの役、逆にしても面白かったかなと思う。どっちもうまく演じてくれそう。それにしても、禁酒法時代っておかしな時代だなぁ。

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2014年6月23日 (月)

[映] 時効前夜 ~ある女の告白~

 時効の成立する前夜、夫を殺したと警察に自首してきた女。なんで今?? 彼女の考えがイマヒトツわからず…

Arretezmoi
 暴力的な夫に日々虐待されてきた女。ある日、夫は窓から転落死し、自殺と断定された。それから数年後、時効が成立する前夜、女は警察に出頭。自殺ではなく、自分が突き落としたと自白する。当直の女性刑事ポントワーズは、事情聴取を開始するが…

 女役にソフィー・マルソー。刑事役にミュウ・ミュウ。虐待夫役にマルク・バルベ。

 まず、この女の思考がよくわからない。長い間夫に虐待され続け、夫に逆らおうとしなかった彼女は、周りにも虐待されていたことを隠し続けてきたらしい。それはよくあることだと思うのだが、そんな彼女は、逆上した夫がベランダの手すりに立っている時、思わず突き落としてしまう。うーん、このシチュエーションもよくわからないなぁ、この男はなんでこんな所に立ってたの??? 彼女が思わず突き落としたくなる気持ちはよくわかる。積年の恨み。だとすれば、自殺と処理されたのだから、それでおしまいのはず。虐待夫から解放されて、晴れて自由の人生の始まりである。

 だがそうはならなかったらしい。夫を殺した罪の意識で、精神を病んでしまった彼女。しかも、追い打ちをかけるように、息子からも責め立てられ、自首となったようだ。でもさー、お母さんが虐待される姿を見ていた息子だったら、たとえお母さんが殺したと知ってても責めたりしないと思うのよね。父親の味方をして母を責めるなんて、あり得ないと思う。本当に息子に責められたのだろうか。そういう幻覚を見ていたのだろうか。

 この女の行動も意味不明なら、刑事の行動もよくわからない。時効前日ということで、このまま黙ってれば完全犯罪なんだから、帰りなさいと言う。時効までの数時間、なんとか時間稼ぎをしようと話題を変えてみたり、逆ギレしてパソコンを壊してみたり。かなり危ないおばちゃんである。

 とてもわかりにくいのだが、この刑事の行動には、ワケがあったことが最後にわかる。どうやら彼女の母親も虐待の被害者だったらしい。なるほど。

 ソフィー・マルソーとミュウ・ミュウは熱演だ。特にソフィー・マルソーは、若い頃の役から、疲れ果てたような現在の役までこなしている。虐待されている人目線でのカメラワークも斬新だ。だがこの脚本には納得いかない。

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[映] パシフィック・リム

 いやはや、怪獣(KAIJU)と闘うって… ウルトラマン呼んでこなくちゃ!! ここで闘うのは、ガンダムのようなマシン、しかも2人で操縦するってのがミソだね。お子様向け映画と侮るなかれ。ツッコミどころは満載だが、なかなか渋い作品だ。

Pacificrim
 太平洋の海溝の裂け目から、巨大生命体が出現した!! カイジューと呼ばれるこの巨大生命体は、世界中の都市を次々と襲う。人類は、彼らと闘うため、人型巨大ロボット「イェーガー」を開発。2人で操縦するこのロボットは、2人の相性が一番のポイント。名パイロットとして活躍したヤンシーとローリーのベケット兄弟は、一躍ヒーローとなる。
 だがある戦いで兄ヤンシーを失ったローリーは一線を退き、防護壁の建設現場を転々としていた。そんな彼の元へ、復帰要請が。新たなイェーガーは開発せず、今後は防護壁建設に力を入れると言う政府の方針で、政府の援助を打ち切られ、地下組織となった彼らは、残ったイェーガーを使い、カイジューと闘うことに。

 うーん、戦闘シーンはなかなか見応えある。だが、カイジューと闘うすべを放棄して、防護壁建設だけにすると言う政府の方針は、正直よくわからない。カイジューにあっけなく壊されてるし。

 言ってみればただカイジューと闘う話なのだが、その割には細部の設定がいろいろ考えられているとは思う。イェーガー開発にはかつていろいろな失敗もあったようで、当初のパイロットは後に障害を負ったりして、犠牲になったこと。その犠牲の上に、2人乗りのパワフルなロボットが完成したこと。だが、政府は今後、援助しない方針なため、使えるロボットはあと4体しかないこと。にも関わらず、カイジューはパワーアップして襲ってきていること。この過酷な状況の中で闘うパイロットたちは、まさにヒーローである。

 ローリー役にチャーリー・ハナム。兄ヤンシー役にディエゴ・クラテンホフ(ブラック・リストのレスラー)。イェーガー作戦の指揮者ペントコスト役にイドリス・エルバ。ローリーのパートナーとなる森マコ役に菊地凛子。少女時代のマコ役に芦田愛菜。親子パイロットの父役でマックス・マーティーニ(「THE UNIT」のゲルハルト、CRISISのコズ)。分析官??役にクリフトン・コリンズJr.(EVENTのトーマス)。カイジューの脳を集めているアウトロー役にロン・パールマン。科学者2人はチャーリー・デイとバーン・ゴーマン。

 菊地凛子さんの日本語のシーンは、なんか違和感あったなぁ、緊張してる?? 英語のセリフの方が自然体だった気がする。しかも、父親代わりのペントコストの話す日本語の方がずっと自然体って、どうなの… 芦田愛菜ちゃん、演技臭すぎ… ハリウッドだから大げさにしてたのかなぁ、日本で見る愛菜ちゃんの方がずっとうまいぞ。

 ちょっと気になったのが、こういう作品には必ず出てくる「科学者」。この作品には2人出てくる。守備範囲が微妙に違うようで、2人が協力することで有益な情報を得るのだが、ちょっと役を作りすぎ。コミカルな部分を担当していたのだと思うが、2人ともウザイ感じでうっとうしい。

 ツッコミどころはいろいろあると思うが、カイジューと闘う話にしては深いし、決して脳天気ではない。みんなどこか哀愁を漂わせていて、悲しい過去を抱えて生きている。カイジューに連れ去られた兄ヤンシーが、きっとどこかで出てくるんだろうと期待していたが、どうやらそれはなさそうで、ちょっと残念だが、見応えはあった。もうちょっと短くてもいいと思うけどね。

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[映] ザ・マスター

 人はどうやって新興宗教に引き込まれていくのか。あるカリスマ性を持った男に魅了される男の物語。

The_master
 第二次大戦後、海軍の兵士としての任務を終え、帰還したフレディ。デパートの写真屋として働くも、客を怒らせて失業。農場で働いてみるが、彼の作った密造酒で病人が出てしまい、追われる身に。偶然逃げ込んだ客船に、マスターと呼ばれる男がいた。男に頼まれ、密造酒を作ることで船に置いてもらうことにしたフレディ。カリスマ性を持ったこの男の周りには常に多くの人が群れていた。そしてフレディも彼と共に行動するように…

 フレディ役にホアキン・フェニックス。この役のために痩せたのだろうか? まるで別人のような容姿にびっくりだ。ランカスター・ドッド(マスター)役に先日他界してしまったフィリップ・シーモア・ホフマン。その若い妻役にエイミー・アダムス。

 マスターは、なにやらいつも哲学的なことを語っている。わかったようなわからんような事なのだが、彼の巧みな話術にはまってしまうフレディ。マスターはフレディに酒(と言っても、なにやら怪しげなものを混ぜているようであり、むしろドラッグに近い?)を作らせるかわりに、そばに置いてやることに。

 マスターが彼らにさせることは、ちょっと意味不明なのだが、何も考えずにやるよう指示される。思考力を奪う目的だろうか。次第にマスターの言うことは全て正しいと、無条件に信じるようになっていく。洗脳だろう。

 フレディがマスターのカルトにはまってしまった理由として、戦争で受けたトラウマがある。そのせいなのか、何をしたいのかもわからぬまま、なんとなく働いてみるが、長続きしない。そして、彼が常に作っているのが怪しげな酒だ。もはや中毒になっているようであり、思考力はかなり低下している。何かにすがりたいと言う意識から、マスターの言いなりになってしまうのだろうか。

 どこの世界にも、口のうまいヤツがいる。相手の心理を読んで、巧みに操る。そういう輩に騙されないためには、強い精神力と、常に自分の頭で考えることが重要だ。

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2014年6月20日 (金)

[映] バスケットボール・ダイアリーズ

 95年の作品。詩人ジム・キャロルの自伝的小説が原作とのこと。ドラッグにおぼれる高校生の話だ。

The_basketball_diaries
 マンハッタン、ダウンタウン。カトリック系高校のバスケットボール部で、エース選手として活躍していたジムと仲間たち。対戦相手のチームから金品を奪ったり、放課後は悪さをしたりするちょっとしたワルではあったが、悪ふざけに過ぎなかった。
 だが、ジムの親友ボビーが白血病で亡くなり、悲しみのどん底に突き落とされたジムは、ついにヘロインに手を出してしまう… 次第にヘロインに依存するようになり、バスケットにも身が入らず、仲間と共に高校を退学。そして転落の日々…

 ジム役にレオナルド・ディカプリオ。母役にロレイン・ブラッコ(ソプラノズのDr.メルフィ、リゾーリ&アイルズのアンジェラ・リゾーリ)。ワル仲間ミッキー役にマーク・ウォールバーグ。バスケコーチ役にブルーノ・カーヴィ。ジムの親友ボビー役にマイケル・インペリオリ(ソプラノズのクリス)。ジムの命を救ったレジー役にアーニー・ハドソン(OZの刑務所長レオ)。ゲロかけられてしまう作業員役でヴィンセント・パストーレ(ソプラノズのビッグ・プッシー)。スキンヘッドの男役でマイケル・ラパポート。対戦相手の高校生役でアレキサンダー・チャップリン(スピン・シティのジェームズ)。娼婦の役でジュリエット・ルイス。

 タイトルから、もっとフレッシュな青春映画を想像していたのだが、かなりヘビーな現実を描いた作品だ。

 ジムは、バスケ選手としての将来も有望だったのではないかと思う。それまでもワル仲間と悪さをしてはいたが、他愛のないものだった。だが、親友ボビーの死をきかっけに、ドラッグにおぼれてしまう。彼の悲しみを癒すものが他にあれば、こうはならなかったのかもしれない。

 ドラッグにおぼれ、高校を退学になり、家を追い出されてからのジムたちは、転落の一途だ。金を盗み、ドラッグを買う。廃墟をネジロに、ドラッグにおぼれる。なくなるとまた金を盗み、ドラッグを買う。思考力は低下し、暴力的になる。彼らの先に待つのは自滅だろう。

 仲間が次々と警察につかまり、一度はレジーに命を救われたジムも、ついに警察につかまる。だが幸運にもそこで更正することができたジムは、再びレジーに救われる。

 20年近く前の作品と言うことで、みんな若いねー。ディカプリオは本当にフレッシュで、初々しい。それだけに、ドラッグにおぼれるシーンは生々しい。最後は、こうならないでと言うジムからの警告で終わる。そう、ドラッグにおぼれていいことなんて何もない。

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2014年6月18日 (水)

[映] 華麗なるギャツビー

 2013年版。実はこの作品、74年のレッドフォード版を何度か見ようと思ってそのたびに挫折。(途中で寝てしまう(^o^;) 原作にもチャレンジしたが、やっぱり途中で挫折。私にとって、最後までたどり着けない数少ない作品である。なので、レオ版も、録画したまましばらく経っていたのだが、奮起して何度目かのチャレンジ。

The_great_gatsby
 1922年、NY。証券会社に勤めるニックは、隣家の大邸宅に住むギャツビーから、パーティの招待状を受け取る。毎週末開かれているギャツビー邸でのパーティは豪華絢爛。その華やかな世界に圧倒されるニックは、どこかミステリアスな男ギャツビーと親しくなる。彼から、ニックの従妹デイジーとの茶話会を手配してほしいと頼まれ、不審に思いつつも手配するニックだったが…

 今回初めて最後まで滞りなく鑑賞。そうか、そういう話だったのか… いつも冒頭のパーティシーンのあたりで挫折していたので、こんな展開とは露知らず…

 ニック役にトビー・マグワイヤ。ギャツビー役にレオナルド・ディカプリオ。デイジー役にキャリー・マリガン。デイジーの夫トム役にジョエル・エドガートン。トムの浮気相手マートル役にアイラ・フィッシャー。マートルの夫役にジェイソン・クラーク(ブラザーフッドのトミー・カフィ)。

 なんと一途な愛だろう。極貧だった男は、金と地位を手に入れるべく努力してきたが、デイジーと出会ったことで、人生の目標がデイジーに変わる。デイジーを射止めるために、金を稼ぎ、地位を得る。すべてがデイジーのためなのだ。

 そこまで愛されているのに、デイジーはなんと罪作りな女なのだろう…

 74年版を見ていないので、比較ができないのだが、1922年が舞台と言うことで、ずいぶんとCGに頼った映像な気がする。妙に明るい色調だったり、わざと古い雰囲気を出した映像だったり、なんだか少々SFチックな感じすらあり、イメージしていたギャツビーとはずいぶんと違った。ディカプリオのコミカルな演技が見られる部分もあって、こういう系だったの!? と驚かされた。

 そもそも原作小説の文学的な表現は、単細胞の私には向いていないようで、まだらっこしい表現を聞いていると眠くなってしまう。だが、前半の、どこへ向かっているんだか全くわからないパーティ三昧のシーンを抜けたら、劇的な展開に。そうか、ここまでたどり着けば最後まで見られたのね… 
 今度はぜひ74年のレッドフォード版を見なくては。

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2014年6月17日 (火)

[映] コンプライアンス 服従の心理

 実際にあった出来事らしい。振り込め詐欺のイタズラ版といったところか。

Compliance
 ファストフード店の店長サンドラは、週末の混雑時、警官のダニエルズと名乗る男からの電話を受ける。店の女店員が客の金を盗んだという。該当する容姿の店員はベッキーのみ。警官に言われるまま、ベッキーを別室に呼び出したサンドラ。警官は、盗んだ金を探すために、ベッキーの服を脱がせろと言い出し…

 サンドラ役にアン・ダウド。ベッキー役にドリーマ・ウォーカー(ゴシップガールのヘイゼル、「23号室の小悪魔」のジューン)。ダニエルズ役にパット・ヒーリー。

 うーん、電話一本でだまされてしまうって、どうしてもわからない。だいたい、警官が、直接店に来もしないで店長に容疑者を拘束させるなんてあり得ない。しかも、店長に、裸にして身体検査させるなんて、あってはならない。店長にそんな権限はないし、服を脱がせろなんて言われた時点でなぜおかしいと気づかなかったのか。なぜ本部長に確認しなかったのか。なぜ警察に確認しなかったのか。その相手が本当に警官だという証拠は、何一つないのだ。

 サンドラ1人がだまされるのならまだしも、他の従業員も、代わりに見張るよう言われたサンドラの婚約者ヴァンも、電話の男の言うなりだ。相手が警官と思っただけで、ここまで言いなりになってしまうのか。

 ベッキーだって、全く身に覚えのないことなら、もっと強気に出ていいはず。警察に連行するぞといわれ、言いくるめられて服を脱いでしまうが、完全に潔白なら、警察でもどこでも行ってはっきりさせたらいい。なぜ言いなりになってしまうのか。

 実際にあった事件とのことで、犯人はそれだけ言葉巧みだったのだろう。日本では振り込め詐欺も多い。見ず知らずの相手のことをむやみに信用せず、冷静に判断する力が必要だ。

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2014年6月16日 (月)

[映] バーバリアン怪奇映画特殊音響効果製作所

 タイトル長すぎ~。もっとシンプルに「バーバリアン音響スタジオ」でいいんじゃっ??

Berberiansoundstudio
 イギリス人録音技師ギルデロイは、イタリア人監督サンティーニに招かれ、はるばるイタリアの彼のスタジオへやってきた。だが、製作中の作品は、当初の説明とは違ってどうやらB級ホラー。ギルデロイの仕事は、拷問シーンの効果音を、野菜などを使って作り出すこと。おまけに飛行機代もなかなか支払ってもらえず、監督も出演者もみなわがままばかり。次第に嫌気がさすギルデロイだったが…

 ギルデロイ役にトビー・ジョーンズ。サンティーニ監督役にアントニオ・マンチーノ。現場の仕切り役フランチェスコ役にコジモ・ファスコ。

 製作中の作品はどう考えてもB級ホラー。だがホラー作品と言うと、監督は怒る。サンティーニ作品と言いなさいって、でも間違いなくホラーだろ。製作中と言う作品の映像はいっさい画面に出てこない。出てこないのだが、拷問シーンと思われる効果音だけで雰囲気が充分に伝わってくるから不思議だ。

 交通費すら払ってくれないイタリア人監督に、不信感を募らせるギルデロイ。だが、なかなか文句を言えない。コトバがうまく通じないというのもあるが、彼の性格なのか、イギリス人の典型なのか。行き当たりばったりな感じのイタリア人にやられっぱなしのギルデロイ。魔女が拷問されるシーンを延々と見せられ続け、精神的に病んでしまう。

 でも結局、なんだったのかなぁ、最後まで見ても、なんだかよくわからない作品。ただ、効果音の作り方はなかなか興味深かった。

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[映] 君と歩く世界

 両足を失った女性と、不器用な男の物語。

De_rouille_et_dos
 無骨な男アリは、幼い息子サムを連れ、仕事を求めて姉アナのいる南フランスへ。警備員の仕事中、ナイトクラブで騒動があり、ステファニーと言う女性を助ける。娼婦かと思ったが、実はマリンランドでシャチの調教師をしているとわかる。
 ある日、水中ショーの最中に事故にあい、ステファニーは両足を失ってしまう。絶望から、引きこもるステファニーだったが、連絡を受けたアリが彼女を外へ連れ出す。次第に生きることに前向きになるステファニー。やがて二人は関係を持つが…

 マリー役にマリオン・コティヤール。アリ役にマティアス・スーナールツ。サム役にアルマン・ヴェルデュール。アナ役にコリンヌ・マシエロ。

 ありがちな恋愛ものとはちょっと違う。そもそもアリは遊び人のようで、特定の女性と付き合うというよりは、欲求を満たすために女と寝るタイプ。息子サムのことも、大切に思っていないわけではないが、特別愛情を注いで面倒を見ている感じではない。息子ではあるが、昔の女のサムに対する酷い扱いを見かねて、引き取ってきたらしい。そして姉アナの元へ転がり込む。

 ステファニーは、大好きな仕事ができなくなってしまったばかりか、自由を奪われ、失意のどん底だ。生きる望みを失って引きこもるが、アリの能天気さに救われる。はじめは単なるセックスの相手でしかなかったステファニーは、彼との関係を積極的なものに変える。さまざまな困難を経て、お互いに必要不可欠な関係になる。

 二人のちょっと複雑な関係が興味深い。

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[映] ロスト・ボディ

 スペインの作品。予想外の結末で、なかなか面白い。

El_cuerpo
 車にはねられた男が病院に運ばれ、ハイメ警部が捜査のために呼び出される。この男、死体安置所の警備員で、何かを見て逃走中、はねられたらしい。死体安置所を調べると、心臓発作で亡くなった女性マイカの遺体が消えていることがわかる。さっそく女性の夫アレックスを呼び出し事情を聞くと、女性の死に疑問を感じ始める警部…

 警備員がはねられた事故から少しずつさかのぼり、次第に事件の全貌が見えてくる仕組み。そして最後に、驚きの結末が。この作り方は実に見事だ。

 アレックス役にウーゴ・シルバ。ハイメ警部役にホセ・コロナド。マイカ役にベレン・ルエダ。アレックスの愛人役にアウラ・ガリード。

 資産家のマイカと結婚した若いアレックス。これはどう見ても金目当ての結婚。やがてアレックスに若い愛人ができ、マイカ殺害を企む。ここまではありがちな話。問題は、マイカの遺体はなぜ消えたのか。

 殺害した張本人のアレックスは、もしかしたらマイカは死んでおらず、逃げたのではないか。夫の裏切りに気づいて死んだと見せかけ、自分を脅しているのではないかと考える。だが警察には言えない。

 一方、警察は、自然死と思われたマイカが、アレックスに殺されたのではないかと怪しむ。毒殺した証拠を見つけられないために、遺体を隠したのではないかと考える。

 だいたい考えつくのはこの2つであり、アレックス側から描かれている感じなので、前者なのかな、マイカが生きているのかなとちょっと想像。だが、全く別の結末が待っている。全く関係ないと思っていたハイメ警部の過去が、伏線としてちゃんと描かれているのがポイント。

 アレックスが少しずつ追い詰められていく様が面白い。久々に結末で驚かされた。

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2014年6月15日 (日)

[映] ファインド・アウト

 妹を誘拐された女性が、自ら探し出して犯人と対決するというお話。

Gone
 かつて、自宅から誘拐され、監禁された経験があるジル。未だに犯人は見つからず、警察はジルの妄想と決め付け、事件自体を信じていないが、独自に調査を続けていた。ある日、夜勤から戻ると、一緒に暮らしている双子の妹がいなくなっていた。すぐに同一犯による誘拐と気づくジルだったが、全く相手にしてくれない警察。彼女は1人で捜索を開始するが…

 ジル役にアマンダ・セイフライド(ヴェロニカ・マーズのリリー)。パワーズ刑事役にダニエル・サンジャタ。ジルの同僚役にジェニファー・カーペンター(デクスターのデボラ)。モリーの恋人ビリー役にセバスチャン・スタン。フード刑事役にウェス・ベントリー。ロンズデイル刑事役にキャサリン・メーニッヒ(レイ・ドノヴァンのリーナ)。モリー役にエミリー・ウィッカーシャム。

 この犯人が、どんな目的で拉致監禁していたのかは全く不明。だが、唯一逃げ出すことに成功したのがジルらしい。そのため、また狙われると考えて、普段から準備していたジル。監禁されていたのは、森の中の深い穴。その場所を探し歩いているのだが、なかなか見つけられないでいた。そんなとき、事件が起こる。自分ではなく、妹が誘拐されてしまうのだ。

 すぐに誘拐と気づくジルだったが、全く相手にしない警察。それと言うのも、そもそもジルの誘拐事件ですら、妄想と決め付けているため、またあの女の子がなんか言ってるよ~くらいにしか考えてもらえない。困ったものである。やむなく、独自に調査を開始。ついに犯人を突き止め… と言う結末にはちょっとびっくりだが、スカッとするね。

 ふがいない警察なんかアテにできないとばかりに、自らも警察に追われながら、犯人を突き止める展開はなかなかスリリング。なんといっても、アマンダ・セイフライドの、あの意思の強そうな大きな瞳がたまらない。なんで警察がここまでおバカなのかとは思うが、最後の最後まで、実は彼女の妄想なのではないかと思わせるための造りなのだろう。なかなか楽しめた。

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[映] バレット

 スタローン主演のアクション。鍛え上げられた肉体は、まだまだイケそうである。

Bullet_to_the_head
 殺し屋ジミーは、相棒ルイスと共に仕事を片付け、金を受け取る予定だった。だが、金が受け取れないばかりか、命をも狙われ、相棒ルイスを殺されてしまう。ハメられたと気づいたジミーは、復讐を決意。同じく元相棒を殺された刑事テイラーと手を組むことにするが…

 ジミー役にスタローン。ルイス役にジョン・セダ(ホミサイドのファルゾン、OZのオルトラーニ)。テイラー刑事役にサン・カン。ジミーの娘役にサラ・シャヒ(Lifeのダニ・リース、パーソン・オブ・インタレストのショウ)。黒幕モレル役にアドウェール・アキノエ=アグバエ(OZのアデビシ)。殺し屋キーガン役にジェイソン・モモア(スターゲイト・アトランティスのロノン)。悪徳弁護士役にクリスチャン・スレイター。

 殺し屋が、相棒の復讐のために刑事と手を組む。携帯片手に瞬時に情報を入手するいまどきの刑事テイラーに対し、昔かたぎの殺し屋ジミーの組み合わせはなかなか面白い。スタローンの娘役にサラ・シャヒってのもありそうでいい。悪役のジェイソン・モモアも、見たのはアトランティス以来な気がするが、殺しにとりつかれている感じがちょっと怖くてよかった。もちろん、スタローンのアクションも健在。クリスチャン・スレイターの役がちょっと残念だったかな。

 ストーリーに目新しさはないが、ところどころ笑えるシーンも盛り込んであって、それなりに楽しめた。

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2014年6月14日 (土)

[映] ノア 約束の舟

 想像していた話と違った。宗教的な要素が大きいだろうとは予測していたが、まさかこんな展開になるとは。

Noah
 アダムとイヴの息子たち、カインとアベル、セト。アベルを殺したカインの子孫たちが世界に広まり、悪を広めていった。それに対し、セトの子孫はひっそりと平和に暮らしていた。あるとき、少年ノアは、カインの子孫である男たちに父が殺されるのを目撃してしまう。
 大人になり、妻子をもうけたノアは、世界が水に飲み込まれて滅亡する光景を夢で見る。それが神からのお告げだと気づいたノアは、家族と共に巨大な箱舟を造り、すべての動物を1つがいずつ乗せていく。だが、洪水が近づき、おびえた人々は、箱舟を奪おうと押し寄せてきた…

 ノア役にラッセル・クロウ。妻役にジェニファー・コネリー。彼らに救われた少女イラ役にエマ・ワトソン。カインの子孫の王役にレイ・ウィンストン。次男ハムが救おうとした少女役にマディソン・ダヴェンポート(シェイムレスのエセル)。

 アダムとイヴが出てきた段階で、かなり引き気味だったのだが、ノアの箱舟の話なんだからまぁしょうがない。だが、いろいろな疑問が次々に浮かんでしまい、あちこち突っ込みを入れたくなってしまう。

 まず、カインの子孫だからって、みんながみんな悪人ってどうなの? 肉を食べるために動物を殺すということ=悪 みたいに描かれていたけれど、それもかなり違和感。そもそも、ノアたちって、あんな岩ばかりの荒れ果てた地で、何食って生きてんの?? 動物食べないのは彼らの勝手だと思うが、みんなが食べるほどの植物を育てているようにも見えず。

 動物を殺すのは悪なのに、人を殺すのはいいのか。

 一番わからなかったのは、箱舟の中でのこと。人類は絶えるべきだというノア。神様がそう言ったの?? ま、人間はノア一家しか乗ってないんだとしたら、いずれ絶えてしまうんだろうが、子供(女の子)が生まれたら殺すって発想がわからない。動物殺すのは悪なのに、自分の孫を殺すのはいいの? それに、女の子が生まれたって(いくら子を産む能力があったって)、相手がいないんじゃ、どの道絶滅しちゃうよ。今殺す必要はないのでは?

 動物だって、1つがいずつしか乗ってないんだったら、大半は絶滅だよね。悪い人間を一掃してしまえって発想はわからないでもないが、全員が悪い人間ってわけでもないだろうし、悪い人間にもいいところがあるかもしれないだろうし、とにかく、なんでそう極端な発想になってしまうのか、全くわからない。神のお告げってのがやたらと出てくるが、地球規模でキリスト教なわけじゃないのよ。ノアの箱舟ってこんな話だったの??

 ってなわけで、この作品は好きじゃないや。壮大なシーンだったけどね。


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[映] コズモポリス

 原作となった小説があるらしいのだが、話がさっぱりわからず。何が言いたいのか、何が描きたいのか??

Cosmopolis
 マネーゲームで巨万の富を築いた青年富豪エリック。すべてがそろった大型リムジンをオフィス代わりにして、仕事から情事にいたるまで、すべてをそこで行っていた。大統領の訪問を控えて街の警備が厳重になり、大渋滞となっていたとき、理髪店へ行くことにしたエリックだったが…

 エリック役にロバート・パティンソン。若き妻役にサラ・ガドンン(ハッピー・タウンのジョージア)。エリックを狙う男役にポール・ジアマッティ。エリックの護衛役にケヴィン・デュランド。エリックの愛人役にジュリエット・ビノシュ。仕事仲間(?)役にサマンサ・モートン。

 前半は、リムジンの中での哲学的な会話が続く。エリックがどうやら青年実業家であるらしいこと、マネーゲームで成功したらしいこと、「元」の動きを読めずに失敗したらしいこと、なぜか命を狙われているらしいことがわかるが、なぜ狙われているのかはわからない。また、大統領のくだりがどう関係するのかも不明。

 なんでもリムジンの中で済ませてしまうエリックが、なぜか床屋だけは行くと言い張る。どうやらそれは、父親の友人の床屋らしく、何か意見を求めに行くということなのか。

 後半、ちょっとした動きがあるが、全く意味不明。エリックが何をしたいのかもわからなければ、なぜ狙われるのか、最後結局どうなるのか、とにかく何もわからない。

 何が言いたいのだろう?? 面白さが全くわからなかった。

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2014年6月13日 (金)

置き自転車くん

 上の子がかつて通い、下の子が現在通っている高校は、最寄駅から徒歩20分ほどかかる。なので、電車通学の生徒の多くは、最寄り駅近くの駐輪場に自転車を置き、学校まで自転車で通学することが多い。

 上の子も下の子も、置き自転車を利用。ちょうど3歳離れていたら、上の子が使った自転車を、そのまま下の子が使うことができたのだろうが、うちの場合4つ違う。つまり1年あいた。下の子がその学校に行かれる保証もない。上の子が卒業したあと、その自転車をどうするか、考えた。

 その自転車は、入学式の日に現地で調達したもの。1万円弱と言う、かなり安物を購入した。どうせ3年乗るだけだし。だが、いくら安物といっても、3年乗っただけで捨ててしまうのは、なんだかもったいない。かといって、そこまでとりに行くのも大変だ。電車で40分。車だと自宅から1時間近くかかる。自転車に乗って帰ってくるにもちと遠い。さて、どうするか。

 考えた挙句、ちょうど入れ替わりでその高校に入る後輩を見つけ、その子にもらってもらえないかと打診。快く受け取って使ってくれることに。確かに安物だけど、すでに駐輪場においてあるし、あとは駐輪場を更新すればいいだけなので、ラクチンだ。

 先日のこと。その高校のある市役所から、上の子の名前に似た名前で手紙が届いた。上の子の名前の「コ」が「ユ」になっていたので、カタカナの振り仮名を間違えて読んだものと思われる。その手紙には、その自転車が駐輪場に放置されていたので、撤去したという内容が書かれていた。引き取る場合は、2000円払えとも書いてあった。どういうこと?? まさか、その子が放置したまま卒業しちゃったの??

 その子はとっても優等生だし、お母様もきちんとした方。そんなことはあり得ないと思いつつ、連絡を取ると、すぐに調べてくださった。

 その子はちゃんと粗大ごみとしての引き取り予約をして、指定の場所においてきたとのこと。どうやらそれを誰かが盗み、さらに放置してあったものを、誰かが駐輪場に戻したらしい。(駐輪場のシール貼ってあるからね)。なんとまぁ、可愛そうな目にあったのね、自転車くん。

 結局、撤去された自転車くん、その方は権利を放棄することにしたよう。市の方で利用してくれるらしい。そのまま使うのか、部品になってしまうのかわからないが、少しでも何かの形で役に立ってくれればいいな。自転車くん、6年間、お疲れ様。

 さて、今度は下の子の置き自転車くん、来年卒業したらどうするかなぁ…

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2014年6月10日 (火)

[ド] ジェームズ・ボンドを夢見た男

 007シリーズの原作者であり、ジェームズ・ボンドのモデルとなったイアン・フレミングを描いたイギリスのミニシリーズ。全4話。

Fleming
 国会議員の父を持ち、良家に生まれ育ったイアン・フレミング。親のコネで株式仲買人として働いていたイアンだったが、うまくいかず、顧客には損ばかりさせて信用を失う。そのくせ、親の金を浪費し、女遊びに明け暮れる毎日。そんな彼を見かねた母親イヴはコネを使ってイアンを海軍諜報部に勤務させることに。語学が堪能で、機転の利くイアンは、ここで意外な才能を発揮する…

 イアンの兄は有名作家らしい。父は議員だし、兄も有名人で、イアンはコンプレックスを抱えていたようだ。株式仲買人としての才能はなかったようで、働きぶりは惨憺たるもの。だが、なんたって金持ちだ。恵まれた容姿に加え、身に着けるものも決まっているし、身のこなしも洗練されている。典型的なプレイボーイである。

 そんなちゃらんぽらんな彼の様子をやきもきして見ていた母、見かねて海軍諜報部に彼をねじ込む。金持ちのバカ息子がコネでやってきたとばかりに、最初は相手にされないが、彼はここで才能を開花させる。語学が堪能と言うのは有利だが、それ以上に、彼には豊かな想像力があった。敵の行動を想像し、先読みする。

 イアン役にドミニク・クーパー。長年の恋人アン役にララ・パルヴァー(「ダ・ヴィンチと禁断の謎」のクラリーチェ・オルシーニ)。

 プレイボーイで、まさにジェームズ・ボンドといった感じのイアンだが、現場ではボンドのような華麗な行動はとれなかったようだ。どうしても行くとダダをこねて出かけて行った現場では、自分を助けてくれた相手を見殺しにしてしまう。やむをえないとは思うが、厳しい現実である。どちらかと言うと、現場に行かずに指示だけ出す戦術担当の方が向いていたのかな。そんな彼の、憧れの塊がジェームズ・ボンドなのだろう。

 007シリーズは実はあまり好きではない(でもダニエル・クレイグ版は結構好き)のだが、フレミング自身の人生を少し知った上で見ると、見方も変わるかも。

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2014年6月 7日 (土)

[映] ローマでアモーレ

 ローマを舞台に、さまざまな人たちの騒動を描いた作品。ウディ・アレン監督。ちょっとありえない系のストーリー。

To_rome_with_love
 ローマに観光にやってきたヘイリーは、たまたま道を聞いた青年と意気投合。そのまま親密な関係になり、婚約。知らせを聞いた両親ジェリーとフィリスは、婚約者に会うためにローマへ。
 建築家を目指す若者ジャックは、恋人と同棲中。ある日、恋人の親友モニカが泊まりに来ることに。だがモニカの不思議な魅力に惹かれてしまったジャックは…
 新婚旅行でローマにやってきた若い夫婦、アントニオとミリー。だが、美容院へ行こうとして迷子になってしまったミリーは、ロケ中の俳優にバッタリ会う。憧れの俳優に誘われるままホテルへ… アントニオの待つ部屋に、なぜか娼婦が現れ…
 平凡な毎日を送っていた中年男レオポルドは、ある日突然、人気者に。パパラッチに追い回される生活にうんざりするが…

 一つ一つの話はそれぞれそれなりに面白いのだが、どれもどこかおかしい。ヘイリーの婚約者ミケランジェロの父は、なぜかシャワー中だけものすごい歌唱力を発揮する。そのことに気づいたジェリーは、彼を舞台に引っ張り出すのだが、普通に歌うとなぜかヘタクソで、やむなく、舞台にシャワーを用意して、シャワーを浴びながら歌うことに。って、やっぱりおかしいだろっ。

 ある日突然、有名人となり、パパラッチに追われることになるレオポルド。彼に何があったの?? マスコミとは、そんなものと言う皮肉なのか。追われている間は、プライバシーがないなどと文句を垂れていたレオポルドだが、いざ以前の生活に戻ると、それもまたさびしかったりする…

 ローマ旅行中のジョンが、かつて住んでいた場所を歩いていて偶然知り合った青年ジャックの家へ呼ばれる。そこに遊びに来たモニカ。急速に惹かれあうジャックとモニカの間に入り、恋のアドバイスをするジョン。でもこの若者の中にジョンがいるのって、明らかに不自然で、浮いている。彼の存在がなんだか不思議。まるで、そこに存在しない心の声のような感じ。

 ヘイリー役にアリソン・ピル(ニュース・ルームのマギー)。ジェリー役にウディ・アレン。妻フィリス役にジュディ・デイヴィス。レオポルド役にロベルト・ベニーニ。ジョン役にアレック・ボールドウィン。ジャック役にジェシー・アイゼンバーグ。モニカ役にエレン・ペイジ。アントニオ役にアレッサンドロ・ティベリ、ミリー役にアレッサンドラ・マストロナルディ。娼婦アンナ役にペネロペ・クルス。

 らぶらぶのはずの新婚カップルが、こんなに簡単にお互い浮気するかなぁ?? イタリア人ならアリなのか? どれもこれも、なんだかあり得ない話。突っ込みどころ満載だ。
 

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学校祭2014 最後だね…

 この高校の学校祭へ行くのは6回目。そして今年で最後だろうなぁ。

Imgp4505                    今年のパンフもすばらしい

 今年はすでに入梅ってことで、屋外のパフォーマンスがどうなってしまうのかなぁと思っていたら、雨降らなかったね。でも、夜から朝にかけて降った雨でやられてしまったのか、ウェルカムボードが悲惨なありさま。残念だなぁ、今年は見られなかった。

Cimg1952_640x480                  残念だったなぁ、見たかったなぁ…

 今年は下の子も3年生。ついに映画製作の年となった。が、どうやらあまり積極的には関わっていなかった様子。彼は大道具係だそうで、「ノーモア映画泥棒」のかぶりものカメラとパトランプの製作とのこと。あとは、映画冒頭に流す20世紀FOXのロゴのパクリ、「31 classroom MOVIE」の部分を作ったらしい。

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           ↑なかなか手が込んでる  ↓かぶりものカメラとパトランプ

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 映画の整理券をもらい、各部活の展示を見て歩く。今年も物理班は恒例のピタゴラスイッチを作っていたが(かなりの大作)、またしても「神の手」炸裂… これも恒例になりそうである。

 いつも冴えない感じの生物班が、今年は葉っぱの葉脈づくり体験をやっていたので、挑戦。そしたら、「ノーモア映画泥棒」のカメラくんも、葉脈づくり体験をしていた(かぶったまま)。
Cimg1977_640x480                ハブラシで軽く叩いて余分な部分を取り除く

Cimg1981_640x480                     こんな感じにできあがる

 今年の映画は、図書館戦争のパクリだそうで、「図書室戦争」。今まで、理数科製作の映画を計7本見てきたが、もしかしてこれが一番面白かったかも!!

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 映画を見終わった後、売店で昼食をゲット。中庭で食べていると、書道部が準備をし始めた。今年も書道パフォーマンス。

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 美術部では、ミニドーナツを作らせてもらった。ペンダントになるらしい。毎年よく考えてると思う。
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Imgp4504_640x480             裏の焦げ目までリアル!! 結構おいしそうでしょ(^o^)

 今年も楽しいひとときが過ごせた。最後かと思うとちょっとさびしい。

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2014年6月 6日 (金)

[映] 天使の分け前

 ウィスキー通の人ならこのタイトルでピンと来るのだろうか。醸造過程で蒸発して目減りしてしまう分の事を「天使の分け前」(天使の取り分)と言うらしい。イキな考え方である。スコットランドを舞台に、「利き酒」に目覚めた青年の物語。ちょっと感動的だが、ユーモアたっぷりで面白い。

The_angels_share
 スコットランド。荒れた地域に住む青年ロビーは、若くして犯罪歴多数で服役経験もあり。また騒ぎを起こして裁判にかけられるが、恋人レオニーが妊娠していることもあり、社会奉仕活動をすることで刑務所行きを免れる。奉仕活動の指導者ハリーは、立ち直ろうとしているロビーの気持ちを理解するが、環境がそれを妨げていることにも気づく。そんな青年たちを、ウィスキーの醸造所へ連れて行くハリー。そこでウィスキーの利き酒の才能を発揮したロビー。奇跡的に発見された、数十年前のウィスキー樽がオークションに出されることを知り…

 ロビー役にポール・ブラニガン。ハリー役にジョン・ヘンショウ。レオニー役にシヴォーン・ライリー。奉仕活動の仲間アルバート役にガリー・メイトランド、ライノ役にウィリアム・ルアン、モー役にジャスミン・リギンズ。

 生まれた環境で、悪い道に入ってしまうのはよくある話。そんな彼らが立ち直る話かと思いきや、そう単純ではない。20歳そこそこくらいのロニーだが、恋人は男の子を出産し、パパとなる。だが、顔に大きな傷があるせいで、仕事も見つけられないし、住む場所すらない。すでに犯罪歴多数で、服役経験もある。そんなロニーが、息子のために、立ち直ることを決意。

 とはいえ、周りには敵がいっぱいだ。レオニーの家族からは恨まれており、会えば殴られる。やり返せば刑務所行き。街を出て行けと言われるが、息子と離れたくない。八方ふさがりだ。

 そんな彼の状況を理解した指導者ハリー。彼はウィスキー好きである。ある日、奉仕活動のメンバーたちを、ウィスキーの醸造所へ連れて行く。なんで醸造所なんだろうと思うが、工場見学をした際、万引き癖のあるモーが、ウィスキーの小瓶を大量に万引きしてくる。それをみんなで飲み比べていて、利き酒の才能があることに気づくロビー。だが、それを活かして醸造所勤務?とか言う普通の展開ではない。

 彼らの一見浅はかな計画が、思いも寄らぬ展開に。最後はちょっと感動的。

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2014年6月 5日 (木)

[映] シャドー・ダンサー

 IRAのテロリストでありながら、諜報局のスパイとなった女性の物語。だが彼女は望んでテロリストになったわけではないようで、複雑だ。

Shadow_dancer
 北アイルランド、ベルファスト。73年、少女だったコレットは、銃撃で弟を失う。20年後、IRAの闘士となったコレットは、シングルマザー。息子を母に預け、ロンドンへ向かった彼女は、地下鉄に爆弾入りのカバンを仕掛け、逃走。だが、すぐに見つかり拘束されてしまう。諜報局の捜査官マックは、今回の件を見逃す代わりに、スパイとなってテロ組織の情報を流すよう求める。拒むコレットだったが、投獄されれば息子と会えなくなると脅され…

 コレット役にアンドレア・ライズブロー。捜査官マック役にクライヴ・オーウェン。上司?フレッチャー役にジリアン・アンダーソン。コレットの兄ジェリー役にエイダン・ギレン。弟コナー役にドーナル・グリーソン。IRAの過激派ケヴィン役にデヴィッド・ウィルモット。

 北アイルランドに生まれたコレット。父からタバコを買ってくるよう言われた彼女は、ビーズネックレス作りに夢中の少女だ。途中でやめたくないので、代わりに弟に行かせるのだが、弟は銃撃戦に巻き込まれて死亡。強烈な体験だったろう。

 20年後、IRAのメンバーとして、テロ行為に関わるコレット。自分自身も弟を失っているのに、なぜ関わるのか。どうやら、積極的に参加していると言うよりは、兄や弟がメンバーなので、やむなく手伝っていると言う感じか。抜けるに抜けられない状態なのか。そんな様子を陰から見つつ、娘には手を引かせたいと願っている母。

 ロンドンの地下鉄に爆弾を仕掛けるが、事前に通報したらしい。怪我人を出したくないのだろう。もしかしたら逮捕されることも想定内か。逮捕されれば手を引くことができる。だが、そんな彼女を利用する諜報局。スパイになるよう強要し、元の居場所へ戻す。さて彼女はどうするか。

 彼女の気持ちは複雑だ。テロには荷担したくないが、関わっているのは兄と弟であり、家族だ。スパイにはなりたくない。自分に何かあれば、息子が寂しい思いをする。板挟みだ。

 展開が全く読めない。結末もかなり皮肉。諜報局のずるさ vs コレットのしたたかさ は見応えある。北アイルランドに平和を!

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2014年6月 4日 (水)

[映] インポッシブル

 実話に基づいているとのこと。スマトラ島沖地震の津波に襲われた一家の物語だ。壮絶。

The_impossible
 2004年、クリスマス休暇をタイのプーケット島で過ごすためにやってきた内科医のマリアと夫ヘンリー、ルーカス、トーマス、サイモン3人の息子達。ホテルから海を眺め、バカンスを楽しむ。
 だが、プールサイドでのんびり過ごしていた彼らを、巨大な津波が襲う… 波に飲み込まれながらも、なんとか浮き上がり流されるマリアは、長男ルーカスを見つける。助け合い、木の上に避難した2人は、地元の人々によって助けられるが、マリアは重傷を負っていた…
 一方、幼い息子2人と共に波に飲み込まれたヘンリーは、自力でホテルに戻る。奇跡的に無事だったトーマスとサイモンを山に避難させ、マリアたちを探し始めたヘンリーだったが…

 マリア役にナオミ・ワッツ。ヘンリー役にユアン・マクレガー。ルーカス役にトム・ホランド。トーマス役にサミュエル・ジョスリン。サイモン役にオークリー・ペンダーガスト。避難している子供達に話しかける老女の役でジェラルディン・チャップリン。

 壮絶かつ感動的なストーリー。津波のシーンはすさまじく、あの場所で、あの津波にのみ込まれたにもかかわらず、家族全員無事って奇跡的だと思う。

 これまで何不自由なく育ってきたと思われる幼い息子達。長男ルーカスは、母と共に流されたことで、母を支え、たくましい少年に変貌する。自らも重傷を負っているにもかかわらず、見ず知らずの少年を助け出すマリア。彼女の思いは、ルーカスにも伝わる。

 幼いトーマスとサイモンも健気だ。やっとパパと会えたのに、ママを探しに行かなくてはならないから2人だけで避難しろと言われる。寂しさをぐっとこらえるトーマス。彼だってまだ甘えたいお年頃なのに、弟の面倒を見ろと言われてしまうのだ、泣きたいところだろうが、泣いてる場合じゃ無い。

 見ていてつらいくらいの壮絶な津波シーンだが、感動的だ。

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2014年6月 3日 (火)

[映] バージニア その町の秘密

 小さな町にはこういうドロドロした秘密があるものなのだろうか。

Verginia
 高校生の息子エメットと暮らすシングルマザーのバージニア。彼女は、保安官リチャードの愛人。エメットは、同級生ジェシーと恋に落ちるが、彼女はリチャードの娘。自分がリチャードの息子かもしれないと思い悩むが、そうでないとわかり、ジェシーと付き合うように。
 肺に腫瘍があるとわかったバージニアだったが、治療を拒み、リチャードの子を妊娠したとウソをつく。だがそのことで、バージニアを邪魔に思うようになったリチャードは、金を払って口止めしようとするが…

 バージニア役にジェニファー・コネリー。リチャード役にエド・ハリス。エメット役にハリソン・ギルバートソン。ジェシー役にエマ・ロバーツ(アメリカン・ホラー・ストーリーのマディソン)。バージニアの友人ベティ役にキャリー・プレストン。看護師ウィリー役にバリー・シャバカ・ヘンリー。女装壁のあるマックス役にトビー・ジョーンズ。

 リチャードは、敬虔なモルモン教徒であり、上院選に立候補している。だが、その表向きの顔とは違い、バージニアとはSMプレイを楽しんだりする、単なるエロ親父である。そもそも、16歳のバージニアが逮捕された際に知り合ったらしく、それ以来愛人関係とのこと。

 どうやらバージニアは精神的にちょっと病んでいるようだ。悲惨な家庭環境だったようで、精神病院に入院していたこともある。その割には、エメットはいい青年に成長した。そして、彼女にとって、唯一、誇れる存在でもある。

 小さな町で、込み入った人間関係。エメットがリチャードを良く思うはずもなく… エメットとジェシーの逃避行を全く知らないリチャード。上院議員になれるのかどうか知らないが、妻に不倫がバレ、バージニアとの関係が公になるのも時間の問題だろう。バージニアとしては、してやったりと言う感じなのだろうか。

 それでも、釈然としない結末。彼女の人生は、なんだったんだろう。

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[映] デタッチメント 優しい無関心

 アメリカの負の部分だなぁ。ボストン・パブリックで描かれていたような、荒れた学校を舞台に、荒れた生徒たちが、1人の代理教師によって立ち直っていく姿が描かれると同時に、病んでいた教師の心に灯りがともる様子が描かれている。

Detachment
 全く授業を聞かない生徒たちにお手上げ状態の教師たち。学校を一方的に責め立てて、自分たちの過ちを認めないモンスターペアレント。そんな荒れ果てた高校に、英語の代理教師として派遣されたヘンリー。彼には、英語の授業をすると言うだけではなく、生徒達を立ち直らせ、学力を上げると言う使命もあった。浴びせられる罵声もなんのその、毅然とした態度でクラスを仕切るヘンリーに、次第に授業を聞くようになる生徒たち。
 だがヘンリーは苦悩していた。通勤バスの中で、毎晩涙を流すヘンリー。偶然、バスの中で客引きをしていた売春婦の少女エリカと知り合った彼は、同情から彼女を家に置き、寝る場所と食べ物を与える。すっかり彼に心を開き、居着くエリカだったが…

 とにかく暗い作品だ。荒れた学校を立ち直らせる先生の話は、いろいろあるように思う。だが、彼はちょっと違う。希望に燃えていないどころか、心に闇を抱えている。それは彼自身の悲しい過去にある。そのせいなのか、人と距離を置き、決して近づきすぎない。生徒たちにも親身になるが、踏み込むことはしない。

 そんな彼が、売春婦エリカと知り合う。最初は拒むヘンリーだが、まだ幼い顔立ちのエリカに同情したのだろう、家に置き、食べ物を与え、怪我の手当をする。エイズ検査にも連れて行く。だが、必要以上に深入りすることを避ける。ある日、事件が起きる。そのことをきかっけに、彼の気持ちが揺れ動く。

 ヘンリー役にエイドリアン・ブロディ。校長役にマーシャ・ゲイ・ハーデン。同僚の教師役にジェームズ・カーン、クリスティナ・ヘンドリクス(MAD MENのジョーン)、ルーシー・リュー(エレメンタリーのジョーン・ワトソンなど)、ブライス・ダナー(ハフのイジーなど。グウィネス・パルトロウの母。相変わらず綺麗)、ウィリアム・ピーターセン(CSIのグリッソム)、ティム・ブレイク・ネルソン。校長の夫役でブライアン・クランストン。エリカ役にサミ・ゲイル。

 悲しい事件が起きるが、それは避けられなかったのか。どうすれば良かったのか。孤独な教師が、最後に笑顔を見せていたのがせめてもの救いか。

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2014年6月 2日 (月)

[映] ニューヨーク、恋人たちの2日間

 ジュリー・デルピー自ら監督主演とのこと。「パリ、恋人たちの2日間」の続編らしいのだが、前作見てないなぁ…

2_days_in_new_york
 恋人との間に息子ルルが生まれたものの、破局、後に知り合ったDJミンガスと共に、お互いの連れ子と共にニューヨークで暮らす、フランス人女性マリオン。彼女の個展が開かれることになり、フランスから父ジャノと妹ローズがやってくる。だが、ローズの彼氏マニュまでやってきた上に、やりたい放題の彼らに、マリオンの我慢も限界に…

 マリオン役にジュリー・デルピー。ミンガス役にクリス・ロック。ジャノ役にジュリー・デルピーの実父アルベール・デルピー。ローズ役にアレクシア・ランドー。同じアパートの住人役にケイト・バートン、ディラン・ベイカー。ヴィンセント・ギャロが本人役で登場。

 親戚が集まるとたいてい騒動になるね。遠くに住んでいて普段会っていないとなると、なおさら。彼らの場合は、国が違うので、文化や風習が違うこともあり、それが揉め事の種となっている。なんとも自由奔放なフランス人たち。堂々とマリファナを買うわ、人んちでセックスするわ、人んちでも裸でふらつくわ… 確かに彼らがイラつくのもムリはない。

 まぁそんなこんなのゴタゴタがあっても、やっぱり家族と言うことで、最後は丸く収まる。おめでたい話もある。ニューヨークの、とあるカップルの物語。あんな素敵なアパートに住めたらいいね。

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[映] ポゼッション

 サム・ライミ監督のホラー。これまた王道だね。

The_possession
 バスケットボールコーチのクライドは、妻ステファニーと離婚。2人の娘とは、週末だけ一緒に過ごすことに。娘達を連れて帰宅する途中、ガレージセールで、次女エミリーがアンティークの木箱を購入。それ以来、木箱に取り憑かれたようになってしまったエミリーは、すっかり凶暴になってしまう。木箱が原因ではと考えたクライドは、謎を突き止めるが…

 冒頭で、この木箱の所有者と思われる老女が、悲惨な目に遭う。その後、どうやら寝たきりになったようで、息子によってこの木箱がガレージセールで売られたと言うわけだ。

 アメリカにはありがちな、夫婦の離婚。両親の間を行ったり来たりする子供達は、たまったものではないが、そのストレスで精神的に参っているのだろうと、当初考えられる。だが、周りで奇妙な出来事が続き、原因が木箱とわかる。

 クライド役にジェフリー・ディーン・モーガン(グレイズ・アナトミーのデニー・デュケット、スーパーナチュラルのジョン・ウィンチェスター)。妻ステファニー役にキーラ・セジウィック(クローサーのブレンダ)。エミリー役にナターシャ・カリス(テレビ版「ザ・ファーム」のクレア・マクディーア)。姉ハンナ役にマディソン・ダヴェンポート(シェイムレスのエセル)。ステファニーの新しいお相手ブレット役にグラント・ショウ(メルローズ・プレイスのジェイク)。

 実話に基づいているとのこと。エクソシストに似てる気もするが、そこまでグロいシーンは多くない。最後のオチもお約束通りだし、王道のホラーだね。離婚した夫婦だったのに、一件落着で幸せになっちゃったのが、ちょっと今どきか。

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[映] ザ・フューチャー

 うーん、何がいいたいのかよくわからず。面白さもよくわからず。

The_future
 恋人ジェイソンと同棲4年目、35歳の女性ソフィー。ある日、怪我をした猫を見つけ、動物病院へ運ぶ。その猫をパウパウと名付け、30日後に引き取ることに。怪我をした猫を引き取ったら、思い通りのことはできないかもしれないと覚悟を決めた2人は、引き取るまでの30日間で、やりたいことをやろうと決意。仕事を辞め、インターネットを解約し、ソフィーはダンスに、ジェイソンは環境保護に打ち込むことにするが…

 なんだか雰囲気の似た2人。ほわわんとした、どこか不思議ちゃんな2人は、お似合いのカップルなのか。怪我をした猫を引き取るのがなぜ30日後なのかよくわからないが、猫を引き取ったら自由に暮らせないと考えるのもよくわからない。そもそも、2人ともちゃんとフルタイムの仕事をしているわけではなく、バイトのような生活だ。家でダラダラしている時間はたくさんあり、猫の世話が増えるくらいどうってことない気がするのだが。

 まぁ、猫は言い訳だろう。期間を決めて、今やりたいことをやろうと考えるのは、悪いことではないかもしれない。だが、さて、何がやりたいのかとなったとき、何も思いつかない2人。地球温暖化を止めるために木を売ると言うボランティアを、なんとなく始めてしまったジェイソン。特に思い入れがあるわけでもなく、なんとなく断れなかったからである。

 ダンス講師をしているソフィーは、30日間で30のダンスを創作と意気込んでみるが、そううまくはいかない。なにより、あまりダンスが上手な感じでもない。果たして彼女は本当にダンスが好きなのか?? 気ばかり焦るソフィーは、なぜか突然不倫に走る。この展開が、全く意味不明。刺激が欲しくなったのか。

 ジェイソン役にヘイミッシュ・リンクレイター(ニュースルーム2のジェリー・ダンタナ、クレイジー・ワンのアンドリュー)。最近やたら見る気がするが、今売り出し中だろうか。ソフィー役にミランダ・ジュライ。ソフィーの浮気相手マーシャル役にデヴィッド・ウォーショフスキー。その娘役にイザベラ・エイカース。

 結局は、何がやりたいのか、何をしたらいいのかわからぬまま、なんとなくダラダラと人生を過ごしてきた2人が、猫を引き取ると言うことをきっかけに、将来を考えてちょっと焦り始めたと言うことか。だが、急に焦ってもどうにかなるものではなく… 何がいいたいのか、何がしたいのか、何が起こっているのか、なんだかさっぱりわからない作品だった。

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[映] ラストスタンド

 ストーリー展開も結末も想像通りの王道アクションだが、痛快。

The_last_stand
 麻薬王で死刑囚のコルテスが護送中に脱走。バニスター捜査官率いるFBIが必死の追跡をするが、車で逃走。
 一方、メキシコ国境近くの街ソマートンの保安官レイ。のどかな街の保安官として、静かに非番の日を過ごしていた彼に、まだ暗い早朝、ダイナーの店員から、ミルクが届かないと言う連絡が入る。農場に部下を派遣すると、そこには農場主の射殺体が。FBIからコルテス逃走の連絡が入り、この殺人に関連があると気づくレイ。コルテスが街を通過することを確信、阻止するために全力を尽くす。

 レイ役にアーノルド・シュワルツェネガー。バニスター捜査官役にフォレスト・ウィテカー。コルテス役にエドゥアルド・ノリエガ。レイの部下役にルイス・グズマン、ジェイミー・アレキサンダー(カイルXYのジェシー)。コルテスの手先役にピーター・ストーメア(プリズン・ブレイクのアブルッチ)。

 田舎町を舞台に、年配の保安官が街を守るためと言うよりは、自らの信念に基づいて、犯罪者を通すわけにはいかん!って感じである。このレイ、かつてはLAで麻薬取締官として働いていた経験があると言うところがミソ。都会の犯罪にも詳しく、今はのんびり田舎で保安官をしていると言うことで、地元の情報にも詳しい。コルテスの考えを先読みし、土地勘を活かして逃走を阻止する。
「若い者が都会で冒険したい気持ちはわかるけど、田舎もいいぞ」的発言にちょっと苦笑。

 後半の銃撃戦はかなり見応えある。田舎者でも、年寄りでも、知恵と武器で勝負。展開も結末も想像したとおりではあるが、痛快感はある。

 ただ、自分の身を守るためにはやっぱり武器が必要というアメリカ人の思想が見える気がして、ちょっと考えさせられた。

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