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2014年6月10日 (火)

[ド] ジェームズ・ボンドを夢見た男

 007シリーズの原作者であり、ジェームズ・ボンドのモデルとなったイアン・フレミングを描いたイギリスのミニシリーズ。全4話。

Fleming
 国会議員の父を持ち、良家に生まれ育ったイアン・フレミング。親のコネで株式仲買人として働いていたイアンだったが、うまくいかず、顧客には損ばかりさせて信用を失う。そのくせ、親の金を浪費し、女遊びに明け暮れる毎日。そんな彼を見かねた母親イヴはコネを使ってイアンを海軍諜報部に勤務させることに。語学が堪能で、機転の利くイアンは、ここで意外な才能を発揮する…

 イアンの兄は有名作家らしい。父は議員だし、兄も有名人で、イアンはコンプレックスを抱えていたようだ。株式仲買人としての才能はなかったようで、働きぶりは惨憺たるもの。だが、なんたって金持ちだ。恵まれた容姿に加え、身に着けるものも決まっているし、身のこなしも洗練されている。典型的なプレイボーイである。

 そんなちゃらんぽらんな彼の様子をやきもきして見ていた母、見かねて海軍諜報部に彼をねじ込む。金持ちのバカ息子がコネでやってきたとばかりに、最初は相手にされないが、彼はここで才能を開花させる。語学が堪能と言うのは有利だが、それ以上に、彼には豊かな想像力があった。敵の行動を想像し、先読みする。

 イアン役にドミニク・クーパー。長年の恋人アン役にララ・パルヴァー(「ダ・ヴィンチと禁断の謎」のクラリーチェ・オルシーニ)。

 プレイボーイで、まさにジェームズ・ボンドといった感じのイアンだが、現場ではボンドのような華麗な行動はとれなかったようだ。どうしても行くとダダをこねて出かけて行った現場では、自分を助けてくれた相手を見殺しにしてしまう。やむをえないとは思うが、厳しい現実である。どちらかと言うと、現場に行かずに指示だけ出す戦術担当の方が向いていたのかな。そんな彼の、憧れの塊がジェームズ・ボンドなのだろう。

 007シリーズは実はあまり好きではない(でもダニエル・クレイグ版は結構好き)のだが、フレミング自身の人生を少し知った上で見ると、見方も変わるかも。

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