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2014年7月28日 (月)

[映] アップサイドダウン 重力の恋人

 独特の世界観が面白いが、富める者と貧しい者の比喩かとも思う。SFだが、恋愛ファンタジーだ。

Upsidedown
 不思議な重力の法則にとらわれている双子惑星。上の星では、巨大企業トランスワールド社が下の星の資源を吸い上げ、富裕層が暮らしていた。貧困層が住む下の星で生まれたアダムは、事故で両親を失い、孤児院で暮らしていた。あるとき、岩山の頂上で、上の星の少女エデンを見かけ、声をかける。それ以来、たびたび密会を重ねていた二人だったが、お互いの星の人々と交流することは禁じられていた…
 10年後、エデンが生きていること、トランスワールド社で働いていることを知ったアダムは、この会社に職を見つけ、彼女との再会を試みるが…

 アダム役にジム・スタージェス。エデン役にキルスティン・ダンスト。ボブ役にティモシー・スポール(ハリー・ポッターシリーズのワームテール)。

 まずこの双子惑星の設定が面白い。ものすごく接近した状態で、絶妙なバランスを保っている重力。それぞれの惑星のものは、その惑星の重力にのみ影響される。アダムとエデンは、たまたまものすごく接近している部分で相手を見つけ、親密になる。一緒に過ごすこともあるが、どちらから見ても、相手の側へ行くことは重力に逆らって上がることになる。

 重力は絶妙なバランスを保っているが、経済的には違うようだ。下の星(上下があるというのはおかしな話だが)は貧困層が住み、上の星は下の星から搾取することで富を得ている。交流は禁止されているので、貧困層に生まれれば、一生貧困である。そんな世界で、純粋に愛し合うアダムとエデン。だが、禁じられているため、二人の交際が発覚し、引き裂かれる。その際、「転落」したエデンは記憶を失う。アダムは、エデンが死んだものと思う。

 10年後、エデンがトランスワールド社で働いていることを偶然知る。エデンに会うために入社するアダムだったが、同じ会社の中でも上と下で全く別れており、会うこともままならない。しかも、エデンは記憶を失っている。さてどうするか。アダムの行動が見所だ。

 自分の生活している世界の上に、別の世界があるという描写はなかなか興味深い。上の惑星から持ってきたものは、「上に落ちる」。そんな別々の世界をつなぐものを発見するアダム。同僚ボブとの交流も素敵だ。そして、アダムとエデンの行動が、世界を変える。

 不思議な世界の映像がすばらしい。SF的な要素もあるが、純粋な恋愛ファンタジーとしても楽しい。

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2014年7月22日 (火)

[映] マジック・マイク

 男性ストリッパーたちの物語。見所はストリップシーンか。

Magic_mike
 男性ストリップショーで人気のクラブ、エクスクィジット。そこで、看板ダンサーとして一番人気のダンサー、マイク。ステージではマジック・マイクとしてセクシーに踊る彼だったが、手作り家具の店を持ちたいという夢があり、ストリップダンサーとして稼いだ金をこつこつと貯めていた。ある日、バイトの建設現場で知り合った若者アダムを、クラブに連れて行く。そこでストリッパーの才能を見出したボスのダラスは、彼をストリッパーとして働かせることに。弟子として、また親友として、アダムと親しくするマイクだったが…

 マイク役にチャニング・テイタム。アダム役にアレックス・ペティファー。ダラス役にマシュー・マコノヒー。マイクの彼女役にオリヴィア・マン(ニュース・ルームのスローン)。アダムの姉役にコディ・ホーン。ストリッパー仲間の役でマット・ボマー(ホワイト・カラーのニール)、アダム・ロドリゲス(CSIマイアミのエリック・デルコ)。

 ストリッパーとしてチャラチャラした生活してるように見えるけど、実は堅実な将来を考えている男のお話か。マイクが誘ってストリッパーになったアダムは、ドラッグにおぼれ、大失態。彼は堕落するのだろう。クラブのオーナーのダラスは、なんだかんだ言って、結局マイクたち若い者を利用しているだけで、自分が一番美味しい思いをしている。それに気づいてしまったマイクは足を洗い、堅実な道を選ぶというストーリーだ。

 ストーリー的にはそれだけなのだが、この作品の見所はやはりストリップシーンだろう。セクシーなダンスは見ごたえある。若い女性が熱狂するのもわからなくはない。自分がそこへ行きたいかって言われれば、金払ってまで行きたいとは思わないけどね。チャニング・テイタムはわかるが、マシュー・マコノヒーも、ずいぶんと鍛え上げた肉体を披露している。がんばってるね。

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[ド] ゲーム・オブ・スローンズ

 話題の作品で、気になっていたのだが、スターチャンネルで放送と言うことで、見ることができず。(高いのよね、スターチャンネル) 先日、スターチャンネルの無料放送で、シーズン1、2が一挙放送と言うのを見つけて、念願かなって見ることができた。

Game_of_thrones
 夏と冬が不規則にめぐる世界。この地にある七王国“ウェスタロス”。あるとき、王都では「王の手」と呼ばれる側近が突然熱病で死亡。王は、次の「王の手」に、北の王国を治めるエダード(ネッド)・スタークを指名。だが、王の手暗殺に、王の側近であるラニスター一族が関わっているらしいことがわかり…
 一方、かつては王として七王国を治めていたターガリエン一族。唯一の生き残りである兄妹ヴィセーリスとデナーリスは、海を渡った東の大陸エッソスに亡命中。王国を取り戻すため、ドスラク族の族長であるカール・ドロゴと妹デナーリスを結婚させ、勢力拡大を図る。

 どうやら原作小説があるらしい。歴史ドラマのようだが、架空の国と言うことで、ロード・オブ・ザ・リングのイメージ。登場人物が多く、それぞれの人物設定が実に緻密。映像も重厚。覇権をめぐっての陰謀や策略がめぐり、見ごたえ充分。人気が出るのも納得だ。

 北の王国を治めているネッド役にショーン・ビーン。いいなぁ、実に彼らしい役で、好感度大。でもどうやら途中退場のようだなぁ… 妻キャット役にミシェル・フェアリー(スーツのエヴァ・ヘシントン)。彼らには5人の子供たちがいるが、出兵していたときにもうけた愛人との子スノウも一緒に暮らしている。
 ロバート王役にマーク・アディ。ネッドとは親友らしい。その妻サーセイ・ラニスター役にレナ・ヘディ(サラ・コナー・クロニクルズのサラ・コナー)。双子の弟ジェイミー・ラニスター役にニコライ・コスター・ワルドー。双子でありながら、愛し合っているところを、ネッドの幼い息子に見られてしまう。そして、どうやら彼らが王の手暗殺に絡んでいるらしい。彼らの弟で、小人症のティリオン役にピーター・ディンクレイジ(NIP/TUCKのマーロウ)。容姿のハンデキャップを克服し、頭脳明晰。
 かつて王国を治めていたターガリエン一族の生き残り、デナーリス役にエミリア・クラーク。兄によって無理やり政略結婚させられるが、まだまだ幼い感じの少女の容姿。夫となったドロゴ役にジェイソン・モモア(スターゲイト・アトランティスのロノン)。

 サーセイの野望は、息子に王を継がせて王国を意のままに操ることだろう。息子は、甘やかされて自己中のバカ息子に成長中。弟ティリオンは、誰の味方なのか不明。かつて王族だったデナーリスも、王国を取り戻すことを考えているのだろう。まだまだか弱い感じのデナーリスだが、どうやらかなり頭がよく、凶暴な夫をも自らの魅力を利用してうまく操り始めている。そんな騒動に、巻き込まれそうなスターク一族。善良な彼らは、覇権争いの犠牲になってしまうのかなぁ。

 北の国には、巨大な氷の壁がそびえたつ。そして、冥夜の守人が、壁の外の野人やホワイトウォーカーと呼ばれる脅威から、守っているらしい。ネッドの私生児スノウは、この地で守人として働くことになる。

 七王国と言うことだが、まだ全部は出てきていないので、人間関係や用語を把握するだけでも結構大変だ。シーズン4まで放送され、さらにシーズン6まで製作が決まっているらしい。それぞれ10話だが、HBO製作のドラマなので、1話が長く、密度が濃い。とりあえずシーズン2までは無料放送を録画したが、その後どうするかなぁ。スーパードラマTVあたりで放送してくれないかなぁ…

 予断だが、エミリア・クラークは、製作中の新作ターミネーターで、サラ・コナー役をやるらしい。

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2014年7月21日 (月)

[映] フィラデルフィア・エクスペリメント

 84年の作品。フィラデルフィアで行われたとされる実験を描いたSFなのだが、アメリカでは有名な都市伝説らしい。

The_philadelphia_experiment
 1943年。フィラデルフィア沖で、ある実験が行われた。それは、戦艦が敵のレーダーに探知されないようにすると言うもの。駆逐艦エルドリッジに装置を取り付け、実験を開始すると、見事にレーダーから消失。だが、その直後、エルドリッジは不思議な光に包まれ、完全に消失してしまった…
 エルドリッジに乗っていた船員、デヴィッドとジムは、このとき、船艦から投げ出され、不思議な異空間をさまよう。気づくと、そこは1984年のネバダ州だった…

 どうやら、都市伝説となっている実験というのは、駆逐艦にテスラコイルを取り付け、レーダーから見えなくすると言うものだったらしい。だが、実際に駆逐艦自体が消失してしまい、数分後元に戻ってきたが、乗組員に死傷者が出たり、発狂したものが出たりと散々な結果になり、この実験自体を隠蔽したと言う。それを知った上で見れば、なるほど、そのお話に結構忠実に描き、独自の解釈も入れているのがよくわかる。

 デヴィッド役にマイケル・パレ。行きがかり状、彼らに拉致されてしまったアリソン役にナンシー・アレン。懐かしい。もうちょと綺麗だと思っていたが… ジム役にボビー・ディ・シッコ。

 何も知らないで見ると、なんだかさっぱりわからない。そもそも、この実験はどんな原理で行われているのかが描かれていないので、なんで光に包まれて消えちゃったんだろうと思う。なんで40年もワープしちゃったのかとか、別の場所に行ったのか、彼ら2人だけ船から飛び出したのか、謎は多い。

 まぁ84年の作品なので、しょうがないのかもしれないが、描き方はかなり雑。なぜか、この船を救うのにデヴィッドの力が必要とわかり、単身、再び船に乗り込んで装置を止めることになるのだが、この辺もかなり唐突だし、安易。それでうまくいくとなぜわかる? その割には、デヴィッドとアリソンのキスシーンはやたらと長く…

 面白いと思ったのは、テクノロジー。43年からやってきたデヴィッドたちは、40年後のテクノロジーに驚く。だが、それ自体が84年のテクノロジーなので、今見ると笑えるのだ。

 この都市伝説に興味のある人は、一度は見てもいいかもしれない。どうやら2012年にTVムービーも作られているようで、よっぽどアメリカ人の好きな都市伝説なんだろうなぁ。こちらの作品にもマイケル・パレは出演しているようだが、評価が著しく低いので、これもハズレか。

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2014年7月20日 (日)

[映] デッドフォール 極寒地帯

 強盗犯と、それを追う警官、そして、騒動に巻き込まれたある家族。極寒の地と言うのが、特別意味があるのか??? 同名タイトルのシュワちゃんとカート・ラッセルの作品があったが、全く関係なし。

Deadfall
 逃走中の強盗犯3人組。だが途中で事故にあい、ドライバーが死亡。主犯のアディソンと妹のライザは、別行動で逃げることに。単独逃走を続けるアディソンに対し、元ボクサー、ジェイの車に助けられたライザ。吹雪が酷くなり、二人はジェイの実家を目指す。ライザから連絡を受けたアディソンも、そこを目指し…

 うーん、これ、誰が主役なんだろう??? アディソンとライザは仲の良い兄妹らしく、虐待をしていた親から、アディソンが守っていたようだ。どういういきさつだか不明だが、強盗を働き、大金を持って逃走中。だが、当初は誰も傷つけないことをモットーに強盗したらしい。別れて逃走中も、アディソンは、虐待男からその妻と子供たちを助けている辺り、いいところもある。

 ライザは、おそらく兄にすがって生きてきたのだろう。初めて兄から離れ、ジェイと出会う。そこで行動を共にするうちに、どうやら恋に落ちた様子。恋人としてジェイの実家へ行くという案に、結構本気である。だがそこには兄が来ていた。

 ジェイは、元ボクサーらしい。八百長試合で投獄されていたらしく、出所したばかり。事務所にギャラを払えと文句を言いに行き、喧嘩になって相手を死なせてしまう。そして、実は彼も逃走中なのだ。

 そして警官たち。所長ベッカーと娘ハナの関係が微妙だ。どうやら息子が欲しかったらしいベッカーと、それを感じ取り、父に認められたいと願って同じく警官になったハナ。FBIの試験に合格したが、父を置いて行っていいものか否か、迷っているらしい。

 それぞれ物語があるようなのだが、掘り下げ方はかなり浅い。そんな彼らが、ジェイの実家で出会うのだが、ここでの物語りもほぼない。

 アディソン役にデリック・バナ。ライザ役にオリヴィア・ワイルド。ジェイ役にチャーリー・ハナム。ジェイの父役にクリス・クリストファーソン。母役にシシー・スペイセク。ベッカー役にトリート・ウィリアムス。ハナ役にケイト・マラ。

 何もかもが中途半端で、結局何が言いたかったのか、何が描きたかったのか、なぜ極寒の地なのか、不明。もったいないなぁ、これだけのキャストがそろっているのに。残念。

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[映] ザ・ドア -交差する世界-

 悔やんでも悔やみきれない過去がある男が、その直前に戻れるとしたら。SFのような、ちょっと違うような… 不思議な作品だ。

Die_tur
 画家ダヴィッドは、ある夏の日、幼い娘レオニーの面倒を見ているはずが、軽い気持ちで近所の女性と浮気。だがその短い間に、レオニーは自宅のプールに転落し、亡くなってしまう。そのせいで妻マヤとは離婚、酒におぼれ、自暴自棄に暮らしていたダヴィッド。
 5年後の冬、泥酔し、蝶に導かれるまま、さまよい歩いていたダヴィッドは、偶然怪しげなトンネルへ。ドアを通り抜けると、そこは5年前の夏だった… プールに転落した直後のレオニーを助け上げることができたダヴィッドだったが…

 ダヴィッド役にマッツ・ミケルセン。妻マヤ役にジェシカ・シュヴァルツ。レオニー役にヴァレリア・アイゼンバルト。

 自分の不注意で最愛の娘を失ってしまったダヴィッド。どんなに悔やんでも足りないだろう。あの時、浮気していなければ、娘と遊んでいれば… 何度も考えたことだろう。娘を助けるチャンスが、目の前に突然現れたらどうするか。これはもう、誰でも同じことをするだろう。

 問題なのはその先だ。最愛の娘に再会したダヴィッドは、肝心なことを忘れている。この世界には、この世界のダヴィッドがいるのだ。気づいたときには時すでに遅く、不幸な事故が起こってしまう。空き巣か何かと勘違いした、この世界のダヴィッドともみ合いになり、5年前の自分を殺してしまうのだ。ううむ、これはちょっと問題。過去の自分を殺しちゃったら、今の自分も消えちゃうんじゃ??

 でもどうやらそうではなく、全く別の世界として両方成立しているらしい。つまり、過去の自分なのだが、自分とは違う人と言うことなのか。

 少々突っ込みどころはあるが、ここまではまだわかる展開。この先の展開は、全く予想できなかった。人間って、みんな自分勝手なのね…

 結末には呆然だが、でもまぁ、これで良かったのだろう。5年でダヴィッドもマヤも成長したのだと思える。何より、レオニーが1人でも助かってよかった。(変な表現だな)

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2014年7月18日 (金)

「たろべえじゅ」 で 森うた

 瀬戸谷の山奥にある、ベジタリアンランチのお店。存在はずいぶん前から知っていたのだが、その場所が、あまりに山奥な感じで、運転苦手な私にとっては、ちょっと行きがたい。

 この場所で、「森ヨガ」や「森うた」と、シェアリング・ランチをセットにした企画があるらしい。森ヨガの講師をしていて、さらに森うたでピアノの演奏をしている友達に誘われ、ギターでちょっとだけ参加することになった。実は人前でギターを弾いたことのない私としては、ちょっとうれしい企画。

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 リハーサルのために午前中に現地入りさせていただき、ウワサのシェアリング・ランチをいただいた。なるほど、まさにシェアリング・ランチと言う感じであり、本当にすべて体によさそうなお野菜ばかり。

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 とりあえず、全種類を少しずついただく。食べきれないと困っちゃうからね。ご飯は玄米ご飯。胡麻をたっぷりかけていただいた。どれも素朴な味わい。あー、お腹いっぱい~と思っていたのに、また新しいお料理が出てきたよと言われ、再びいただきに…

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 お味噌も自家製。ゴーヤは塩茹でしただけだそうだが、さっぱりと美味しい。枝豆はぷりぷりだった。

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 さらにデザート感覚のトマトとマクワウリが。今度こそお腹いっぱいと思っていたのに、あんこ餅(ここいらでは「おさんこち」と言うらしい)が出てきた。あんこ苦手なのだが、これは本当に美味しかった。あんこが甘さ控えめで、豆の味がしっかり感じられて、うまいのだ。女将のお母様の手作りらしい。

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 シメに、隣の水車むらで作った紅茶をいただいた。最近お気に入りの「瀬戸谷紅茶」もこの辺りで作っているのかなぁ。やさしいお味で、日本人には日本の茶葉が合っているのかなぁと思う。

 たらふく食ったところで、みんなで「森うた」。友達のピアノと、先生のすばらしい歌声に、みんなの歌声も加わって、ギターの音なんてほとんど聞こえなかったけれど(^o^;、みんなで歌を楽しんだ。大声で歌って文句言われないって、こういう所ならではだろう。

 森から心地よい風を感じる。素敵な場所である。まだ、自分で運転して行かれる自信はないが、また行きたいと思った。

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2014年7月17日 (木)

[映] サウンド・オブ・ノイズ

 音楽テロと言う言葉を始めて知った。そんなものが存在するのかどうかもわからないが、音楽テロ集団と、捜査にあたった警官のお話で、スウェーデンの作品。

Sound_of_noise
 一流指揮者の父と、ピアニストの母の元に生まれた、その名もアマデウス。弟もまた神童と言われ、現在著名な指揮者であるが、なぜかアマデウスにだけは音楽の才能がなかった… 警官となったアマデウスは、ある日、音楽テロリストによる犯行の捜査を担当。
 才能あるドラマーのサナとマグナス。だが、型破りな表現方法で音楽学校を放校された後、音楽テロリストなった彼らは、自分たちの音楽を表現するべく、腕利きドラマーをさらに4人集め、テロ活動を開始した…

 なんとも不思議な作品。サナとマグナスは、仲間を集めて、過激な音楽表現を始める。病院に忍び込み、患者をも楽器に仕立て、医療機器を使ってのパフォーマンス。これ、誰に見られるわけでもなく、自分たちが楽しむだけ、自己満足である。

 一方、アマデウスは、完全なる名前負けであるが、音楽の才能が全くないことにコンプレックスを持っている。当然のように家族からは浮いているし、話題にもついていかれない。弟がちやほやされるのを、苦々しく思って見ているのだろう。

 アマデウスが捜査を担当し、被害にあった患者に話を聞きに行くが、なぜか彼の声が全く聞こえない。他の人の声は聞こえるのに、被害者の声だけ聞こえない。また、犯行に使われた道具が出す音も聞こえない。これはいったいどういうことなのか??

 アマデウス役にベンクト・ニルソン。サナ役にサナ・パーション。マグナス役にマグナス・ボルイェソン。

 アマデウスにだけ聞こえなくなったものは、音楽テロで楽器として使われたもの。そこには、アマデウスが音楽に抱く思いが関係してくる。

 テロと言うだけあって、やっていることはかなり荒っぽく、被害も出ているので、あまり好感持てないが、彼らが作り出す音楽、リズムはなかなか楽しい。ブルーマンを見ているようだ。彼らが音楽テロで何を言わんとしているのか、いまひとつわからないのだが、型にはまった音楽、縛られた音楽を嫌い、音楽は自由でいいと言っているように思えた。最後に、やっと音楽を心から楽しめるようになったアマデウス。弟が指揮する公演での満足そうな表情が印象的。

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2014年7月16日 (水)

[ド] ギャング・インLA

 これ、今年始まったばかりの作品らしい。FOXcrimeで放送。ギャングに育てられた警官って、映画で見たような気がするが、彼はメキシコ系。原題は"Gang Related"。

Gangrelated
 幼い頃に父を亡くした少年ライアン。そんな彼の面倒を見てくれたのは、メキシコ系マフィアのボス、ハビエル・アコスタ。
 大人になったライアンは、陸軍に入隊した後、警官となり、ギャング特別捜査班(GTF)のメンバーに。だがある日、相棒を射殺されてしまう。そして撃った相手は、ハビエルの長男カルロスだった…

 ライアン役にラモン・ロドリゲス。ライアンの親友であり、ハビエルの次男で兄弟のように育ったダニエル役にジェイ・ヘルナンデス。ハビエル役にクリフ・カーティス。ライアンのボス役にテリー・オクイン(LOSTのジョン・ロック、666パークアヴェニューのギャヴィン)。ライアンの同僚カシアス役にRZA(先日のアイアン・フィストが印象的)。ハビエルの妻役にサンドラ・サンティアゴ(マイアミ・バイスのジーナ)。

 ライアンはガッツのある男である。悪人ではない。だが、幼い頃に父を亡くし、おそらくハビエルの後ろ盾があって今の彼がいるのだろう。ライアンにとっては、温和で誠実ないい男に見えるハビエルだが、やっぱりマフィアのボスだ。卑劣なこともやっている。だが義理人情に厚い男ではあるようで、ライアンを頼りにしている。

 それに対し、長男カルロスはしょうもないワルだ。子供の頃から彼にいじめられていたらしいライアン。カルロスに相棒を殺されるが、ファミリーを守るという使命があるため、名前を出せない。それどころか、ハビエルの手前、彼を逃がさなくてはならない。苦渋の選択をするライアンだが、最後にちゃんと仕返しをするあたり、頭脳も明晰だ。

 もう一つ気になる人間関係は、シルヴィアの存在だ。かつて付き合っていた最愛の女性だが、軍役で会えなかった間に、どうやらダニエルに奪われてしまったらしい。とはいえ、ダニエルはライアンの親友で、一緒に育った兄弟のような存在。#1でシルヴィアと再会するが、目の前でダニエルはシルヴィアにプロポーズ。ショックは大きいだろう。

 GTFのメンバーとして働きつつ、ハビエルに情報を流すという生活を続けなければならないライアン。彼の苦悩はしばらく続きそうだ。

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2014年7月15日 (火)

[ド] オールモースト・ヒューマン

 AXNで始まったSFドラマ。JJエイブラムズ製作総指揮と言うことで、AXNでも相当宣伝に力を入れていたように思うが、どうやら1シーズン13話で打ち切りになったらしい。(IMDbではまだ打ち切り表記はされていないが)

Almost_human
 2048年、凶悪犯罪が横行する近未来。警官にはアンドロイド警官をパートナーとしてつけることが義務付けられていた。ジョン・ケネックス刑事は、一斉検挙を指揮するが、敵の待ち伏せにあい、部隊はジョンを除いて全滅。唯一生き残ったジョンも、右足を失い、17ヶ月間こん睡状態に。意識を取り戻したものの、当時の記憶を失っていたため、闇の睡眠医に通って、記憶を取り戻そうとしていた。
 事件から2年後、職場復帰したジョンに、新しいパートナーのアンドロイド警官がつくことに。それは、唯一感情を持つ旧型モデルDRNのドリアンだった…

 ジョン役にカール・アーバン(新しい映画版スタートレックのマッコイ)。ドリアン役にマイケル・アーリー。同僚刑事役にヴァレリー・スタール役にミンカ・ケリー、リチャード・ポール役にマイケル・アービー(「the unit」のチャールズ・グレイ)。アンドロイドのメンテ担当の技術者ルディ役にマッケンジー・クルック(「the office」のギャレス)。サンドラ・マルドナド警部役にリリ・テイラー(シックス・フィート・アンダーのリサ)。

 大半のアンドロイドはMXと呼ばれる新型で、感情を持たず、まさにアンドロイド。融通は利かないし、規則に忠実。だが、そんな相手にぶちきれ、車から突き落としてしまうジョン。やむなく選ばれたのがドリアンだ。彼はあまりアンドロイドらしくない。冷静で頭脳明晰な人間と言う感じ。もう少しデイタ少佐のようにアンドロイドらしい部分があってもよかったか。これから出てくるのか。

 ジョンが負傷した一斉検挙には、何か裏があったらしい。記憶をなくしているので、詳細は不明だが、次第にわかってくるのだろう。アンドロイド嫌いのジョンが、ドリアンと組むことで信頼関係が出来上がり、絆を作る。なかなか面白そうだと思ったのに、1シーズンで打ち切りとはなんとも残念。IMDbにはまだ打ち切りと言う表記になっていないので、もしかして、続投の望みもあるのか。

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[ド] 大統領とバカ息子

 モダン・ファミリーのスタッフによる作品で、オバマ大統領の元スピーチライターも脚本に加わっているとのこと。原題は"1600 Penn"で、ホワイトハウスの住所らしい。だが、どうやら1シーズンで打ち切りのようで、全13話。

1600_penn
 大学の寮で火事騒ぎを起こした男スキップ。すぐにシークレットサービスによって保護され、ホワイトハウスに連れてこられる… スキップは大統領のお騒がせ息子。大学に7年も通って言うが、未だ卒業できず、大統領が呼び戻すことに。そんな彼は、何をやってもトラブルに。だが、持ち前の人柄で、外交会議をうまくまとめてしまう…
 優等生の娘ベッカは、妊娠していることに気づき、動揺。大統領の若い後妻エミリーは、義理の息子、娘や、自分の娘、息子たちとの関係に四苦八苦。

 大統領役にビル・プルマン。インディペンデンス・デイを思い出すね。スキップ役にジョッシュ・ギャド。エミリー役にジェナ・エルフマン(ダーマ&グレッグのダーマ)。ベッカ役にマーサ・マックアイサック。#1には、ブラジル大統領役で、ミゲル・サンドヴァル(アリソン・デュボアのデヴァロス検事)。さらに、ジェイ・レノが本人役で登場。

 トラブルメイカーのスキップに、振り回されっぱなしの大統領。だが、スキップにもいいところはあるらしく、なんとなく憎めない存在だ。大統領の妻エミリーは後妻のようで、自分のそろそろ思春期の娘、まだまだ幼い息子に加えて、義理の息子(スキップ)と娘(ベッカ)との関係もあり、苦労が絶えない。だが、若くて才色兼備のエミリーは、へこたれない。

 ホワイトハウスの内側が描かれているが、シリアスな「ウェスト・ウィング」などとは違って、スキップを中心にしたトンでも話が盛りだくさんだ。

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2014年7月14日 (月)

[映] マッキー

 女性をめぐってマフィアのボスに恨まれ、殺された男がハエに生まれ変わって復讐するという、荒唐無稽な物語。だが、死んだ後も姿を変えて恋人を守るという意味では、「ゴースト」に似ているか。

Eega
 マイクロアートを製作している女性ビンドゥ。向かいからそんな彼女に思いを寄せる男ジャニ。彼の気持ちを知りつつ、つれない態度をとっていたビンドゥだったが、ビンドゥもジャニに気持ちを寄せていた。だが、マフィアのボス、スディープがビンドゥに一目ぼれ。そしてジャニの存在が邪魔になった彼は、ジャニを殺害してしまう。
 10日後。ハエとなって生まれ変わったジャニは、ビンドゥを守るため、スディープに復讐を始める…

 ジャニ役にナーニ。ビンドゥ役にサマンサ・プラブー。スディープ役にスディープ。

 マッキーと言うのはハエのことらしい。はじめはただぶんぶん飛び回って嫌がらせをする程度だったジャニ。ビンドゥとコンタクトに成功、彼女に協力してもらって装備を身につけ、訓練して体力もつけ、スディープを攻撃する。これでもかと仕掛ける攻撃に、反撃もエスカレートし、最後はものすごいバトルに。

 ビンドゥとのコンタクトに成功するシーンが感動的。マイクロアートの製作者と言うのがポイントだ。

 ストーリーラインは非常に単純ながら、とても面白い。ハエに生まれ変わるって、あり得ない系の話だが、小さなハエでも、大きな悪を倒せるというメッセージがこめられている。しかしそこまでして1人の女性に執着するスディープも、意外と小者??

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[映] セレステとジェシー

 別居中のある若いカップルの物語。

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 学生時代からずっと一緒に過ごしてきたカップル、セレステとジェシー。好みも同じで、愛称抜群の二人は結婚したが、現在は別居中。それでも、隣に住み、何をするにも一緒の親友を続けている。いつか復縁できることを信じているジェシーに対し、夫婦に戻ることはないと考えているセレステ。だがある日、ジェシーはかつて一度だけ寝た女性との間に子供ができたことを知り、彼女と結婚して家庭を持つことを決意。それを知ったセレステはショックを受ける。

 セレステ役にラシダ・ジョーンズ。ジェシー役にアンディ・サムバーグ。セレステの同僚役にイライジャ・ウッド。セレステの新しいボーイフレンド役にクリス・メッシーナ。若い歌手(?)役にエマ・ロバーツ(アメリカン・ホラー・ストーリーのマディソン)。

 ラシダ・ジョーンズは主演のほか、製作総指揮、脚本も手がけているらしい。学生時代からずっと一緒で、愛称もバッチリなのに夫婦としてはうまくいかないって、どういうことなんだろう?? どうも、セレステは、夫としては頼りなく感じている様子。親友としてなら許せることでも、夫となると我慢できないってのは、つらいね。それでも、いつも一緒にいるので、特別寂しさを感じていないのだが、ジェシーが新しい生活を決意すると、セレステは初めて現実に気づく。孤独。

 ちょっと切ないけれど、そんなセレステがジェシーをふっきると言うお話。自身の体験も織り交ぜてあるとのことなので、そんなこともあったのかなと想像。まぁ、前に進むしかないね。ラシダ・ジョーンズが魅力的。

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2014年7月12日 (土)

手打ちそば 卯乃木

 10年くらい前に紅葉を見に行って寄った事がある。ものすごく辺鄙な場所にあるお蕎麦屋さんだ。

 途中からすれ違いも怖いような細い一本道を、延々と進む。こんなところにお蕎麦屋さんがあるのかと思う場所にある。一見、山小屋風。

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 11時過ぎに自宅を出発し、到着したのは12時少し前。すでに満席らしく、30分ほど待つよう言われる。なので、しばし散策。

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140712_115527_640x480                  お店の周りには紫陽花がたくさん

 いろいろ見て歩いてもまだ時間が余ったので、敷地内のベンチで一休み。

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 やっと中へ入れたのが12:20。先に「せいろ 天付き」をオーダーしてあったので、のんびり待つこと40分。さすがに夫とじゃ、会話も途切れる。涼しい風が心地よく通り抜け、窓から見える景色も緑あふれてとてものどか。

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 眠くなった頃、天ぷらがやってきた。

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 海老天のほか、セロリ、インゲン、かぼちゃ、まいたけ、大葉で巻いたサトイモ(?)か何か、そしてその辺で摘んできたような葉っぱの天ぷらたち。サクサクでうまかった。葉っぱもなかなかやるもんだ。

140712_130416               箸先にさりげなく置かれた紫陽花がまたいいね

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 ついにお蕎麦がやってきた。固めのお蕎麦は、空腹も手伝ってとてもうまかった。汁もいいお味。最後に蕎麦湯で割って飲むとカツオ出汁の香りが引き立って、最高。甘辛の加減が丁度よかったな。

 座席は3テーブルと、隣の部屋にたぶん大きなテーブル(前回は隣の大テーブルだった)。お蕎麦はとても美味しいのだが、出てくるまでに異様に時間がかかる。お兄さん1人であわただしく準備から片付けまでやっているが、厨房にもう1人いる?? 麺メニューは、せいろか田舎(太めなのかな?)かうどん。種類は多くないのになぁ。

 ゆったり観光ついでに、景色を楽しみながらのんびりお蕎麦をいただくにはいいところだ。忙しい人には向いていない。

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[映] エンド・オブ・ウォッチ

 LAの警官の物語。警官物ドキュメンタリーの「COPS」を見ているようだ。

End_of_watch
 LA、犯罪多発地区サウス・セントラルのパトロール警官、テイラーとサヴァラ。ツーカーの二人は、検挙率もピカイチ。火事現場から子供を救い出すなど、ちょっとしたヒーローに。あるとき、一軒家で大勢のメキシコ人たちが人身売買のため監禁されているのを発見。だが同時に、麻薬組織が絡んでいるため、深入りするなと移民局から警告を受ける。

 テイラー役にジェイク・ギレンホール。サヴァラ役にマイケル・ペーニャ。テイラーの彼女役にアナ・ケンドリック。サヴァラの妻役にナタリー・マルティネス(CSI:NYのジェイミー・ロヴァート刑事)。同僚ハウザー役にデヴィッド・ハーバー(ニュースルームのエリオット・ハーシュ)。同僚のオロスコ役にアメリカ・フェレラ(アグリー・ベティのベティ)。

 かつては黒人ギャングたちが牛耳っていた地域だが、今はメキシコ系ギャングが台頭してきており、争いが絶えないらしい。テイラーは白人だが、サヴァラはメキシコ系。かつての仲間や、親戚などもいるようで、複雑だろう。

 テイラーとサヴァラのコンビはとても息が合っていて、いい感じだ。所帯持ちのサヴァラに対して、まだ独身のテイラーは、彼女との関係を相談したりもしていて、私生活でも仲がいい。お互いに信頼できる相手だ。

 彼らは車載カメラと、胸にも小型カメラ、さらに手持ちカメラなども使い、パトロールの様子を常に録画しているという設定。まさにCOPSの感じだ。ドラッグ中毒の親に縛られて監禁されている子供たち、自宅で殺されている老人など、悲惨な現場を日々目の当たりにしながらも、なんとか任務をこなしている彼ら。功績をあげ、ヒーローとなるが、そのためにギャングたちのターゲットになってしまう。

 「サード・ウォッチ」をもう少しダーティにした感じか。危険な現場で、日々命を張っている彼ら。どうしてこんな風になってしまうのだろうと思う。リアルなだけに、いろいろ考えてしまった。

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2014年7月 9日 (水)

[映] きっと、うまくいく

 7月はインド映画が盛りだくさんのWOWOW。中でも、世界中で大ヒットしたというこの作品、ボリウッドムービーならではの歌って踊るシーンもちゃんとある。コメディだが、インドの教育問題をテーマにした、考えさせる内容でもある。

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 ある場所に呼び出されたファルハーンとラージュー。呼び出したのはかつての同級生チャトゥル。二人の親友だったランチョーとはライバルで、学生時代に、10年後、どちらがより成功しているか競争すると誓った男。その10年後が今日だというチャトゥル。だがランチョーは行方不明。3人は、ランチョーを探す旅に出る。
 10年前。超難関工科大ICEに入学したファルハーンとラージューは、寮の同室になったランチョーと知り合う。彼は型にはまらず、点数を競うことに疑問を持つ。そのせいで学長に目をつけられるが、成績はトップ。そんなランチョーは、よりによって学長の娘ピアに恋をする…

 ランチョー役にアーミル・カーン。ファルハーン役にR・マドハヴァン、ラージュー役にシャルマン・ジョシ。ピア役にカリーナ・カプール。学長役にボーマン・イラニ。チャトゥル役にオミ・ヴァイディア。

 3時間近くと、かなりの長編だが、とにかく面白い。笑えるし、泣けるし、音楽も楽しい。昔の日本の歌のような曲、どことなく懐かしい感じで、ついつい口ずさみたくなるようなメロディー。ノリがよく、踊りもついているので、小学校なんかで流行りそう。

 笑える作品ではあるが、生まれたときから将来が決まっていると言う、インドの教育問題を痛烈に皮肉っている。点数を取るための大学なんて意味がないと訴えるランチョー。彼はとても頭がよく、機転が利く。常に前向きで、彼の口癖が「うまくいく」。

 そんな彼の学生時代の奮闘がほとんどなのだが、10年後、ランチョーを探すファルハーンたちは、ランチョーの意外な素性を知ることになる。オチは途中で想像ついてしまったが、それでも痛快だ。

 これ、ヒットしたのも納得。ミュージカルのようなダンスシーンは2回。「うまくいく」と言う曲と、ピアとの恋愛を表現した曲の2曲だけなので、それほどしつこくはない。効果的だ。

 ちょっと解せなかったのは、なぜみんな、息子をそれほどまでエンジニアにしたいのか。学長は、妊娠中の娘に、生まれてくる孫が男ならエンジニア、女なら医者にすると意気込んでいるのだが、男が医者でもいいのでは??? エンジニアってそんなに憧れの職業なのだろうか??

 いろいろな映画のパロディが入っているように思う。この大学の感じは「今を生きる」をちょっと思い出させるし、タイタニックのあのシーンも(^o^;。新入生イジメは、インドでもあるんだなぁ。ランチョーの活躍がとにかく楽しい。

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2014年7月 8日 (火)

[映] アイアン・フィスト

 タイトルからは想像できないオープニングに呆然。間違えてカンフー映画を録画してしまったのかと思ったが、間違えていなかった。が、カンフーアクション。しかも、タランティーノ色たっぷりの、ぶっとんだアクションだ。

The_man_with_the_iron_fists
 19世紀の中国。とある村に、黒人の鍛冶屋がいた。彼は、娼館の女、レディ・シルクを深く愛し、彼女との平穏な暮らしを夢見て金を貯めていた。
 あるとき、政府が金塊の輸送の護衛を、猛獅会に依頼。首領である金獅子は、依頼を引き受けるが、部下の銀獅子、銅獅子らの裏切りにあい、暗殺されてしまう。知らせを聞いた息子のゼン・イーは、復讐を誓うが、戦いで重傷を負い、娼館にいた鍛冶屋に救われる。だが銀獅子らに捕まった鍛冶屋は、ゼン・イーの居場所を教えなかったせいで、両腕を切り落とされてしまった…

 いろんな人が出てくるのだが、当初つながりが全くわからない上に、展開が全く読めず。それが次第につながり、アイアン・フィストというタイトルの意味がわかる。なるほど。

 鍛冶屋役にRZA。彼が脚本、監督も務めているが、タランティーノのバックアップがあるらしい。ゼン・イー役にリック・ユーン。ジャック・ナイフ役にラッセル・クロウ。娼館の女将マダム・ブロッサム役にルーシー・リュー。レディ・シルク役にジェイミー・チャン。銀獅子役にバイロン・マン。鍛冶屋の母役にパム・グリア。

 アクションがものすごい。基本はカンフーだと思うのだが、いろんな武器が出てくる上に、血しぶきが派手。ワイヤーを使ったアクション満載、あり得ない動きもお構いなしで、キル・ビルを見ているよう。

 鍛冶屋が、中国にやってきた理由というのが、また突飛。どうやら黒人奴隷と地主の間に生まれたらしい彼は、自由黒人の証書をもらうが、白人たちに絡まれ誤って死なせてしまったために、逃走。船に乗ったが難破。打ち上げられたのが中国??? アメリカ南部の黒人が、どこから船に乗れば中国にたどり着くのか、かなり謎だが、その辺は深く突っ込まない方がよさそう。

 荒唐無稽な物語だし、死者多数ではあるが、ド派手なアクションはなかなか見応えある。頭ん中カラッポにして楽しむにはいいかも。

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2014年7月 2日 (水)

[映] レイジング・コップス

 私の時間を返して。

Ambushed
 LAで相棒エディと共に麻薬の密売をしているフランク。そんな日常を忘れ、いつかは足を洗ってまともな生活を送りたいと願う彼は、良家の女子大生アシュリーと付き合い、結婚を夢見る。ある日、一儲けしようと考えたフランクは、取引で仲買人を殺害、大量の麻薬を手に入れる。だが、それを知ったボス、ビンセントの逆鱗に触れ…
 麻薬取り締まり局のマクスウェルは、殺人事件の現場へ。麻薬の取引現場での殺人事件と気づき、捜査を担当しようとするが、一足先にやってきていた地元警察の刑事ライリーは、縄張りを荒らされたことを快く思わず。そしてライリーには秘密もあった…

 DEAのマクスウェル役にドルフ・ラングレン。マフィアのボス、ビンセント役にヴィニー・ジョーンズ(ザ・ケープのスケールズ)。フランク役にダニエル・ボンジュール。刑事ライリー役にランディ・クートゥア。

 誰が主役なのか全くわからず。誰の視点から見ているのかもわからず。フランクが語り部のようなのだが、あまり存在感なし。だいたい、まっとうな生活を夢見ているくせに、仲買人を殺してドラッグを奪うって、あり得ないだろ。あまりにアホすぎ。こんなヤツに感情移入することはできず。刑事もただの汚職警官だし、マクスウェルもいまひとつパッとしないしで、なんだかグダグダのまま話は終わる。

 邦題も意味不明。このポスターには"The dream team of action cinema"と書いてあるが、どこがドリーム・チームなの??? 私の時間を返して。

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2014年7月 1日 (火)

[映] アイアンマン3

 シリーズ3作目。こういったシリーズもの、回を重ねるごとに新鮮さがなくなり、惰性で続く作品が多いが、これは勢い衰えることなく面白い。3作目にしてこの質の高さは素晴らしい。そしてどうやらまだまだ続くらしい。

Ironman3
 アベンジャーズの一員として闘ったアイアンマンこと、トニー・スターク。自分の力の限界を感じ、トラウマに悩まされ眠れぬ日々を過ごしていた。新型スーツの開発に没頭するが、長年自分を警備してくれた警備主任ハッピーが、テロリスト、マンダリンの攻撃に巻き込まれ重傷を負う。これを、自分への攻撃と受け取ったトニーは、受けて立つと自宅の住所を公表。だが自宅を襲撃され…

 トニー役にロバート・ダウニーJr.。最愛の女性ペッパー役にグウィネス・パルトロウ。今は彼女が社長になっている。アイアンマンと同じスーツを来て大統領を警護するローズ大佐役にドン・チードル。科学者アルドリッチ・キリアン役にガイ・ピアース。この人は本当にバケるなぁ。科学者マヤ・ハンセン役にレベッカ・ホール。警備主任のハッピー役にジョン・ファヴロウ。マンダリン役にベン・キングスレー。キリアンの手下役にジェームズ・バッジ・デール(24のチェイス、Rubiconのウィル)。スーツのコンピュータ、ジャーヴィスの声役にポール・ベタニー。大統領役にウィリアム・サドラー(ロズウェルの保安官、ブラックリストのエリザベスのパパなど)。副大統領役にミゲル・フェラー(ツインピークスのFBI捜査官アルバートなど)。爆死した兵士の母役にでデイル・ディッキー(マイ・ネーム・イズ・アールの娼婦パティなど)。

 トニーが開発した新しいスーツは、呼ぶとバラバラと飛んできて体に装着されるので、とっても便利。だが、自宅を襲撃された際は、ペッパーに装着されてしまったりと、まだ改良の余地はありそうだ。

 トニーのジョークも健在。信頼している警備主任のハッピーが、実はダウントン・アビーのファンだとか、細かい笑いの気配りも素晴らしい。今回はペッパーがスーツを来てマヤを助けたり、最後は敵と戦ったりと、ちょっと頼もしい。

 マンダリン=ベン・キングズレーだと思いきや、実はただの役者だったと言うのは、アメリカ的だなぁ。ベン・キングズレーの2役(テロリストと役者)、そして、ガイ・ピアースの2役(最初のサエない感じの科学者と、自信に満ちた犯罪者)が楽しめる。少年とトニーの関係もいい。もちろん、戦闘シーンも迫力だ。

 アクションとスリリングな展開にコミカルな要素も加わり、盛りだくさんだ。最後の最後の1シーンもお楽しみの一つ。トニーはまた帰ってくるらしい。

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