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2015年6月21日 (日)

[映] ウォルト・ディズニーの約束

 ウォルト・ディズニーが、メリー・ポピンズを映画化するためには、かなり苦労したらしい。作者との交渉の様子を実話に基づいて描いた作品。興味深い。

Saving_mr_banks
 児童文学メリー・ポピンズを映画化しようと、作者トラヴァース夫人に交渉を続けていたウォルト・ディズニーは、1961年、やっと話し合いのために彼女をLAに呼び寄せることに成功。だが、スタッフの提案をことごとく拒否する夫人。彼女には、作品にこめたある思いがあった…

 トラヴァース夫人役にエマ・トンプソン。ウォルト・ディズニー役にトム・ハンクス。夫人の運転手ラルフ役にポール・ジアマッティ。夫人の子供の頃役にアニー・ローズ・バックリー。父親役にコリン・ファレル。母役にルース・ウィルソン(プリズナーNo.6のNo.313)。エリーおばさん役にレイチェル・グリフィス(ブラザーズ&シスターズのサラ・ウォーカー)。映画製作スタッフのドン役にブラッドリー・ウィットフォード(ホワイトハウスのジョッシュ・ライマンなど)。シャーマン兄弟のロバート役にB.J.ノヴァック(ニュースルームのルーカス・プルーイット)、リチャード役にジェイソン・シュワルツマン。ディズニーの秘書?トミー役にキャシー・ベイカー(ピケット・フェンスのジル・ブロックなど)。

 20年も交渉し続けたウォルト・ディズニーの熱意、忍耐力はすごいが、20年拒み続けたトラヴァース夫人も頑固である。話し合いの様子と同時進行で、夫人の子供の頃のストーリーが描かれ、小説としてのメリー・ポピンズ誕生秘話も描かれている。

 ミュージカルにすることにも反対、アニメーションを使うことにも反対。Mr.バンクスをヒゲの男性にしようとしたら断固反対。スタッフの提案はことごとく却下され、何かにつけそれなら映画化させないと強気に出る夫人。相手の気持ちなど全くお構いなしの高飛車で自己中のヤな女に見える。どうにもこうにも扱いにくく、困り果てるスタッフ。だが、彼女の作品にこめた思い、意味がわかりはじめ… と言うことで、最終的にはウォルト・ディズニーの人柄が彼女の気持ちをやわらかくする。本来の彼女はそういう人なのだろう。

 ディズニー自身も、若い頃、自らのキャラクター、ミッキーを売るか否かの選択を迫られたらしいだけあって、自分の作品に対する思いはよくわかるのだろう。

 ミュージカル作品なので、名曲の数々を作り上げていく過程も興味深かった。運転手ラルフとのエピソードもいい。メリー・ポピンズ、もう一度見てみるか。

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