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2015年8月 8日 (土)

[映] なんちゃって家族

 偽りの家族が、いつの間にか本当の家族のように… と言うコメディ。

Were_the_millers
 大麻の密売人デヴィッドは、ある日、ホームレス少女ケイシーを助けようとして不良グループに絡まれ、売上金を奪われてしまう。元締めのブラッドから、メキシコからの麻薬密輸をすれば、不手際を帳消しにしてやると言われ、しぶしぶやることに。だが、単身では疑われると言うことで、家族旅行を装い、キャンピングカーで運ぶことを計画するが…

 デヴィッド役にジェイソン・サダイキス。ストリッパーのローズ役にジェニファー・アニストン。ホームレスのケイシー役にエマ・ロバーツ(アメリカン・ホラーストーリーなど)。デヴィッドと同じアパートに住む少年ケニー役にウィル・ポールター。ブラッド役にエド・ヘルムス。旅で出会った夫婦役にニック・オファーマン、キャスリン・ハーン。メキシコ麻薬密造のワン・アイ役にマシュー・ウィリグ。悪徳警官役にルイス・グスマン。

 コメディなのだが、主人公が大麻の売人、言わばドラッグディーラー。いくらそれが大麻で、ケチなディーラーだろうが、犯罪者だし、やることが密輸なので、お気楽なコメディにはふさわしくないなと思っていたのだが、その辺はちゃんと考えられており、最後はみんな納得の結末だ。

 デヴィッドは、年齢からしたら家族がいてもおかしくない。同級生は妻子持ちだ。だが、そういうこともなく、密売で、1人お気楽に暮らしている。同じアパートには、ストリッパーのローズが。彼女も、嫌な店主にこき使われながら、金のために仕方なく仕事をしている。同じアパートに住むケニーは、純情だが好奇心旺盛な少年だ。そして何か事情があって家出して1人で路上暮らしをしているケイシー。この4人が、即席えせ家族に。聞かれてもいないのに、自ら「僕たちミラー一家です(^o^)」なんて言ってまわる辺り、いかにも怪しい。

 ケニー以外はそれぞれ1人で自由に生活している。こんな集団行動がうまく行くハズもない。早々に喧嘩になり、密輸でもトラブル発生、麻薬王からは追われることになり、ドタバタ。そうこうしているうちに、4人には不思議な絆がうまれる。

 移動中に口論となった時にデヴィッドが言ったセリフがちょっと気になった。字幕では、
「俺たちタイガース、俺がジュリー」 つまりはボスはオレって言いたいらしいが、この訳はあまりに酷すぎる。タイガース知らない世代だっているだろうし、日本でしか通じないよ、これ。
どうやら元のセリフでは、
「俺たちは『ゆかいなブレイディ家"The Brady Bunch"』じゃないんだ!! 僕たちはファンキー・バンチ、俺がマーキー・マークだ!!」 と言うようなことを言っていて、マーク・ウォールバーグがかつて所属していたヒップホップブループ、"Marky Mark and the Funky Bunch"と、"The Brady Bunch"をかけたセリフらしい。字幕でももうちょっと工夫できなかったのか。

 純情なケニー少年がよかった。いろいろ教えてもらって、ちょっと成長。そして最後にNGシーンがあるのだが、その最後がイカしてる。スタッフ、なかなかシャレたことしてくれる。

 旅で知り合った夫婦が少々ウザく感じたが、彼らは重要な役割を果たしてくれる。まぁこんな家族があってもいいんじゃないかって気もする。

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