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2015年12月31日 (木)

[映] レディ・ソルジャー

 収容キャンプに勤務することになった女性軍人の物語。派手さはないが見応えある。原題は"Camp X-ray"で、人物ではなく場所の方だ。

Camp_xray
 軍に入隊し、グアンタナモにある収容キャンプに配属された女性コール。ここには、テロリストと疑われたイスラム教徒が多数収容されており、コールたちの任務は彼らの監視。自殺しないように見張るのが主な仕事で、個人的な話をしないよう注意されるが、中東系の男性アリと次第に話をするようになり…

 コール役にクリステン・スチュアート。アリ役にペイマン・モアディ。コールの上官ランスデル役にレイン・ギャリソン。大佐役にジョン・キャロル・リンチ。

 コールがなぜ軍に入隊したのかはよくわからないが、小さな街を出たかったと言っているので、おそらくそれほど深い考えがあったわけではないだろう。収容キャンプに配属され、やる気満々のコールは、上官の指示通り働き、滑り出しはなかなかいい感じ。

 だがなんと言っても男の世界。女性には何かとなじみにくい部分もある。上官とちょっとモメたことをきっかけに、拘留者の一人アリとちょっと親しくなる。

 この場所に拘留されているのは、アフガニスタン紛争やイラク戦争の間、テロリストと疑われた人たち。だが、教養もあり、ドイツ出身だと言うアリは、とてもそういう感じには見えない。見えないから違うとは言えないし、冒頭のシーンを見ると何か関わっていた疑いもあるが、8年もの拘留は、なんとも理不尽に見えてくる。少なくとも、頭カラッポの同僚や、女=セックスの相手くらいにしか考えていない上官よりは、ずっとまともな人間に見える。

 男たちの中で孤独を募らせるコールは、アリとの会話が次第に癒やしになり始める。アリも、コールの来る時間帯を心待ちにする。

 何が起こるわけでもないが、こういう場所が存在し、こういう人たちが存在したことを知った。

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