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2016年4月10日 (日)

[映] バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)

 去年のアカデミー賞で、作品賞、監督賞、脚本賞、撮影賞の4部門を受賞した作品。マイケル・キートンがまさに自虐ネタという感じで面白い。

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 かつてスーパーヒーロー映画「バードマン」の主役として人気スターだったリーガン。役者としてのステップアップを考え、あえて4作目の出演を断った彼だったが、スランプ続き。俳優人生をかけて、自ら演出・主演でブロードウェイの舞台を企画するが…

 リーガン役にマイケル・キートン。娘サム役にエマ・ストーン。仕事のパートナーで親友でもあるジェイク役にザック・ガリフィナーキス(トゥルー・コーリングのデイヴィス)。舞台の共演者レズリー役にナオミ・ワッツ、ローラ役にアンドレア・ライズボロー、ラルフ役にジェレミー・シェイモス。怪我をしたラルフの代役としてやってきたマイク役にエドワード・ノートン。舞台のスタッフ、アニー役にメリット・ウェヴァー(ナース・ジャッキーのゾーイ、ウォーキング・デッドのデニース)。リーガンの元妻シルヴィア役にエイミー・ライアン。辛口の批評家タビサ役にリンゼイ・ダンカン(ROMEのウェルウィリア)。

 リーガンは、今や落ち目の俳優。人々の記憶の中では、バードマンというキャラクターでしか残っておらず、自分の俳優としてのプライドはズタズタだ。自分はこんなに汚い楽屋にいるべき人間ではないと感じる一方で、そもそも自分には役者としての才能がないのか? と自問する日々。自ら演出も手がけたこの舞台に、役者人生を賭けている。

 この設定は、まさにマイケル・キートン自身と重なる。彼自身は、バットマン意外にも素晴らしい作品に出演しているし、才能ある役者さんだと思うが、リーガンと同じ思いもあるのだろう。

 リーガンにはちょっと不思議な能力がある。だが、それは妄想なのかもしれない。それほど精神を病んでいるとも思える。舞台はなかなか思うように進まず、ますます精神の安定を崩すリーガン。アカデミー賞授賞式でニール・パトリック・ハリスがパクった、例のシーンは、待ってましたという感じだ。

 リーガンを振り回す人気俳優マイクや、ドラッグ依存症の娘サムなど、周りの人間もみな自己中で面白い。このグダグダは、どう収束するんだろうと思って見ていたのだが、まさかの結末。

 時間を超越したような不思議な作風も面白い。役者ってこういう感じなのかな。マイケル・キートンの体当たり演技が良かった。

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