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2016年7月31日 (日)

[映] ピエロがお前を嘲笑う

 指名手配中の天才ハッカーが警察に出頭し、罪を告白。闇の大物ハッカー逮捕に協力する代わりに、証人保護を受けられるよう願い出るが… というストーリー。主人公の語る生い立ちに引き込まれるが、二転三転する展開に見事にだまされた。

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 天才ハッカー、ベンヤミンが警察に出頭。自らの生い立ちから、関わった犯罪に至るまで語り始める。内気で友達のいない少年だった彼は、プログラミングを覚えてコンピュータにのめり込む。憧れの女性を喜ばせるために大学の試験問題を盗もうとハッキングしたものの、見つかってしまう。社会奉仕を命じられるが、そこで知り合ったマックスと意気投合。彼の仲間たちと共にハッカー集団クレイを名乗ってハッキング。名を上げるが、殺人事件の濡れ衣を着せられてしまい…

 ベンヤミン役にトム・シリング。クレイのメンバー、マックス役にエリアス・ムバレク、シュテファン役にヴォータン・ヴィルケ・メーリング、パウル役にアントニオ・モノー・ジュニア。ベンヤミン憧れの女性マリ役にハンナー・ヘルツシュプルンク。彼らの捜査担当者役にトリーヌ・ディルホム。

 ベンヤミンが自白するところから物語は始まる。目立たない少年ベンヤミンは、スーパーヒーローになることを夢見ながら、実際には透明人間のような存在。だが、プログラミングを覚えてコンピュータの世界にはまる。彼には才能があった。だが悪い仲間と知り合い、ハッキング集団を結成、調子に乗って悪さをしまくっていたら、殺人の容疑をかけられ… という展開だ。

 ネット上には、他にもハッカーたちがいる。中でもみんなが尊敬するハッカーMRX。彼に認めてもらいたくて、派手な行動を起こすベンヤミンたちだったが、全く相手にされず、暴走。そのためMRXに利用されてしまったらしい。

 ネット上のやりとりを、電車の中の仮面の人物のやりとりのようにして描くシーン、なかなか面白い。実際にはコンピュータの文字だけのやりとりなのだろうが、このシーンだとイメージしやすい。

 MRXにやられて手詰まりになってしまったベンヤミンが、警察に協力することでMRXに仕返しをするという流れだけでも面白かったと思うのだが、もっと複雑になっていて、最後まで目が離せない。ドイツで大ヒットしたため、ハリウッドでリメイクも決まったらしい。この面白さ、うまく生かせるかな?

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2016年7月30日 (土)

[映] ロンゲスト・ライド

 全く住む世界の違う若い男女の恋愛と、彼らと偶然知り合った老人のかつての恋愛、2つのラブストーリーが描かれる。

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 ノースカロライナの大学生ソフィアは、卒業を控えていたある日、友人に誘われ、ロデオ観戦へ。全く気乗りしなかったソフィアだが、怪我から復帰したばかりのスター選手ルークに一目ぼれ。ルークも彼女に一目ぼれ、2人は恋に落ちる。だがソフィアはNYでの就職が決まっていた…
 デートから帰宅する途中、事故を起こした車を発見。中から老人アイラを救い出す。アイラが大切にしていた箱の中には、亡き愛妻ルースに宛てた手紙が。手紙を読んだソフィアは、彼らの、苦難を乗り越えた恋愛ストーリーを知る。

 ソフィア役にブリット・ロバートソン。ルーク役にスコット・イーストウッド。クリント・イーストウッドの息子さん、さすがに父ちゃん似のイケメン。彼らに助けられた老人アイラ役にアラン・アルダ。回想シーンで若きアイラ役にジャック・ヒューストン(ボードウォーク・エンパイアのハロー)。ルース役にウーナ・チャップリン。ソフィアの親友マルシア役にメリッサ・ブノワ(Gleeのマーリー、スーパーガールのカーラ)。ルークの母役にロリータ・ダヴィドヴィッチ。NYでのソフィアのボス役にグロリア・ルーベン(ERのジェニー・ブレ)。

 NYでの仕事が決まっている美術専攻の大学生ソフィアと、牧場に住むカウボーイ、ルーク。全く住む世界が違う2人が出会い、恋に落ちる。でも破局は見えているね… と言う恋愛ストーリーかなと思ったら、そう単純ではなかった。

 2人はデートの帰り道、偶然、事故車を発見。中にいたアイラを救出。彼が大切にしていた箱の中には、愛妻へ宛てた手紙が。それを、視力が衰えたアイラに読んであげることになったソフィアは、アイラとルースの恋愛物語に引き込まれる。ここにもう1つの恋愛物語が描かれるのだ。この辺り、「きみに読む物語」とちょっと似ている。と思ったらなるほど、原作者が同じらしい。

 それにしても、2つのラブストーリーがそれぞれ美しい。ソフィアとルークの初デートは、湖のほとりでのピクニックデート。なんてロマンティック。アイラとルースの出会いは、おそらくお互いの一目ぼれだと思うが、ルースの方が積極的だ。

 とても素敵なストーリー、結末も素敵。2つのラブストーリーと、2つの贈り物。感動的。

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[映] ラブ&マーシー 終わらないメロディー

 ビーチボーイズの中心的存在、ブライアン・ウィルソンの伝記映画。全編を通してビーチボーイズの音楽が流れる。

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 1960年代カリフォルニアで一世を風靡したビーチボーイズ。だが、ツアー中にパニック発作を起こしたブライアンは、スタジオにこもって新たな曲作りに専念すると宣言。ツアーに出かける他のメンバーたちとの間に溝が生じ始める。
 1980年代、自動車販売店で働くメリンダと知り合い、つきあい始めるブライアンだったが、彼には重大な問題があった…

 60年代のブライアン役にポール・ダノ。80年代のブライアン役にジョン・キューザック。メリンダ役にエリザベス・バンクス。80年代のブライアンの主治医ユージーン役にポール・ジアマッティ。

 60年代のポール・ダノも、80年代のジョン・キューザックも、ブライアン・ウィルソンには全く似ていないと思うのだが、どちらも熱演なのでまぁいいか。彼の苦悩を描いた作品だ。

 人気絶頂の彼らだったが、同じ事をずっと続けていくことに疑問を感じ始めたブライアン。ツアーに出かけることが負担になってきたこともあり、スタジオにこもることを宣言。創作活動に励む。だが、全力で作ったアルバムがヒットせず。ドラッグの影響もあり、次第に精神を病むように。

 一転、80年代のブライアンは、ちょっと変わったおじさんだ。メリンダと出会い、つきあい始めるが、彼の傍らにはいつもユージンがいて見張っている。行動も制限されていて、大量の薬を飲まされていることも知り… という展開。そうか、そんなことがあったのか…

 ビーチボーイズの音楽制作過程も見られて興味深い。夏、ビーチボーイズの季節だね。

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2016年7月29日 (金)

[映] 名もなき塀の中の王

 刑務所を舞台にしたイギリスの作品。少年院から刑務所へやってきた、凶暴な19歳の少年エリックが、刑務所で起こすトラブルを描く。刑務所で囚人相手に、心理療法士として実際に働いていた人による脚本とのこと。

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 少年院から移送されてきた19歳のエリック。凶暴な彼は、入所早々騒ぎを起こして孤立。だがこの刑務所には、エリックの実の父ネヴィルも収容されていた。刑務所の主とも言える男の側近としてうまく立ち回っていたネヴィルは、エリックに目立たないよう言うが、全く言うことを聞かず。凶暴な囚人を集めて集団セラピーを試みていたオリヴァーは、エリックを加えることに。セラピーの効果もあり、次第に穏やかになるエリックだったが…

 エリック役にジャック・オコンネル(「ベルファスト71」)。父ネヴィル役にベン・メンデルソン(「ブラック・シー」)。オリヴァー役にルパート・フレンド(HOMELANDのクイン)。

 エリックはとにかく凶暴。入所早々、カミソリを利用してナイフを制作。見つからない場所へ隠す。少年院で覚えた知恵なのだろう。体を鍛えているので腕っ節も強い。襲われると勘違いして他の囚人を殴ってしまうが、常に気を抜けない状況で暮らしていた影響だろう。キレ安く、一度頭に血が上ると暴れまくる。手に負えない男だ。

 父親も同じ刑務所にいることがわかり、普通なら心強いと思うのだが、決して頼らない。周りと関わらず、常に孤立。そんなエリックに、目立たないよう助言するネヴィルだったが、全く聞く耳持たず。信用していないということか。

 そんな彼を、自分が担当する集団セラピーに加えたいというオリヴァー。なんとボランティアでやっているという。何が彼をそこまでさせるのかわからないが、一見温和な彼は、粗暴な男たちを集め、根気強く話し合いを続ける。

 はじめは全くやる気のなかったエリックも、仲間に助けられ、次第に心を開く。怒りを抑えることができるようになる。順調な展開と思いきや…

 イギリスの刑務所って、比較的自由なのね… お菓子食べたり、紅茶飲んだり、ある程度自由に移動したりと、人間関係さえ良好なら結構過ごしやすい場所かも。とはいえ、そこにいるのは凶悪犯だったりして、中にも組織があり、麻薬取引なんかもあるようだ。そして看守や、刑務所長も絡んでいたりして、その辺はアメリカと同様か。そんな状態じゃ、更正なんてできっこない。そもそもそんなつもりもないのか。

 イギリス版「OZ」といった感じか。親の愛情を知らないエリックが、刑務所で再会した父の愛を知るという、父子の物語でもあるのかな。それにしてもこの邦題、どういう意味なんだろう? 誰が王なの?? 原題は"Starred Up"。少年院から昇格して刑務所へという意味らしい。

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[映] ブラック・シー

 黒海に沈むUボートに金塊が積まれていたという情報を元に、潜水艦に乗り込んで一攫千金を目指す男たちを描いたサスペンス。閉ざされた空間での人間関係の難しさ、言葉の壁、金を巡る争い、オンボロ潜水艦との闘い!?がスリリングに描かれている。

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 海軍を辞めた後、長年サルベージ船での仕事に従事していた男ロビンソンは、ある日突然解雇されてしまう。一緒に解雇された仲間から、黒海に、金塊を積んだUボートが沈んでいるという情報を得る。投資家ルイスから資金援助を受け、ロシアの古い潜水艦と、イギリス人、ロシア人乗組員を集めて金塊を引き上げる計画を実行に移したロビンソンたちだったが…

 ロビンソン役にジュード・ロウ。投資家への仲介をしたダニエルズ役にスクート・マクネイリー。投資家ルイス役にトバイアス・メンジーズ(アウトランダーのフランク/ジャック・ランダル)。ロビンソンの元妻クリッシー役にジョディ・ウィテカー。乗組員フレイザー役にベン・メンデルソン。ピータース役にデヴィッド・スレルホール。ブラッキー役にコンスタンティン・ハベンスキー。

 長年潜水艦の乗組員だったにもかかわらず、仕事がなく、今は新聞配達をしているとか、バーで働いているとか言う男たち。技術があるのに仕事がないなんて。ロビンソンも、技術も指導力もありながら突然解雇されてしまう。そんな彼に情報が入る。黒海に金塊を積んだUボートが沈んでいるという。引き上げに成功すれば大金持ち。一攫千金のチャンスだ。

 ロビンソンには妻子がいるのだが、ほとんど家にいない仕事のため、妻に愛想を尽かされて離婚。妻は金持ちと結婚して息子は裕福な生活をしている。海の男はつらい。俺だって金さえあれば… という思いか。

 手に入れた潜水艦は、ロシアの超オンボロ。サビサビの潜水艦に乗り込んで海に潜るってすごい勇気… あちこち問題ありの潜水艦だが、乗り込んだのはプロ。難なく潜水。だが、ロシア人乗組員と、イギリス人乗組員との間には大きな壁が。言葉が通じない、風習が違うなどの理由から、初っぱなから嫌な空気。閉ざされた空間、ギリギリの人数で、なんとか動く状態の潜水艦。ここはみんなで一致団結しないといけないところだと思うが、早々に喧嘩勃発…

 極限状態の時って、人間性が出る。信頼できる艦長な感じのロビンソンが、金塊を目にして豹変するが、最後はやっぱり人間性が出たか。これ、みんなで仲良くできたら、良い結果も出たんじゃないかと思うと、残念で仕方が無い。けど、そういうもんかもね…

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2016年7月27日 (水)

[映] マッド・ドライヴ

 90年代、ロンドンの音楽業界を舞台にしたサスペンス。先日始まったドラマ、「Vinyl」となんとなく似てる… 原題は"Kill your friends"。邦題はどこから出てきたんだろう???

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 1997年、ロンドンの大手レコード会社のA&R部門で働くスティーヴンは、昇進をかけて新人発掘に躍起になっていた。ヨーロッパで人気のアーティストとの契約を決め、一か八かの賭けに出るが、過激な貸しのためにラジオで放送できず、大コケ。そんなこともあり、同僚ロジャーが先に昇進。納得のいかないスティーヴンは、ロジャーを殺してしまう…

 スティーヴン役にニコラス・ホルト。ロジャー役にジェームズ・コーデン。同僚レベッカ役にジョージア・キング(New Normal のゴールディ)。スティーヴンのライバル、トニー役にトム・ライリー(「ダ・ヴィンチと禁断の謎」のダ・ヴィンチ)。

 「Vinyl」にも出てくるが、A&Rと言うのは、アーティスト&レパートリーのことだそうで、新人アーティストの発掘、育成をする部門。レコード会社の要だろう。ここで働くスティーヴンは、野心だけはあるが、どうやら音楽に対する愛情も、アーティストに対する愛情も、まるでない。

 そんな人なので、デモCDもちゃんと聞いてないし、流行にも敏感ではない。人気が出始めて、慌てて契約しようと躍起になるようでは、この仕事には向いていないのだろう。だが、野心だけはあるのだ。そして手段を選ばない。

 やはり音楽業界はドラッグ漬けなのだろうか。いい音楽を作るためでも、才能あるアーティストを発掘するためでもなんでもなく、ただ単に儲けるため、昇進するためだけに仕事をする男。こういう人には音楽に関わって欲しくないな。

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2016年7月26日 (火)

[映] ダメ男に復讐する方法

 恋人に実は妻がいた… というのはありがちだが、その妻と結託して夫を懲らしめるというストーリーのラブコメ。全く期待していなかったせいか、なかなか面白かった。

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 NYのやり手弁護士カーリー。完璧な男性マークと知り合い恋に落ちる。結婚まで考え始めるが、彼の家に押しかけると、出てきたのは妻ケイト。とっさに嘘をついてその場を逃げるが、勘づいたケイトはカーリーに接近。腹を割って話すうち、意気投合した2人は、マークを懲らしめる方法を考え始めるが…

 カーリー役にキャメロン・ディアス。ケイト役にレスリー・マン。マーク役にニコライ・コスター・ワルドー(ゲーム・オブ・スローンズのジェイミー・ラニスター)。カーリーの父役にドン・ジョンソン(マイアミ・ヴァイスのソニー・クロケット、ナッシュ・ブリッジスのナッシュ)。ケイトの弟役にテイラー・キニー(シカゴ・ファイアのセヴライド)。カーリーの秘書役にニッキー・ミナージュ。マークの愛人の一人アンバー役にケイト・アプトン。

 ダメ男というより、浮気男だなぁ。しかも浮気だけじゃなくて悪いこともしていることがわかり、もてあそばれた女たちで手を組んで仕返しをするというストーリー。カーリー、ケイト、アンバーの美女3人が、ドジっぷりを披露しながらも最後はマークをぎゃふんと言わせるという展開が楽しい。

 ドン・ジョンソンを久しぶりに見たが、相変わらず格好いい上に、体型もいい感じに戻っていてうれしい。出番は少なかったけど良かったな。

 女を怒らせると怖いよ。

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2016年7月25日 (月)

[映] ハンガー・ゲーム FINAL:レボリューション

 ハンガーゲーム3部作の3作目が前後編になっているので、4作品あるわけだが、これはついにその完結編。

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 反乱軍は次第に数を増やし、ついにパネムのキャピトルへ乗り込むことに。なんとしても独裁者スノー大統領を自らの手で倒したいカットニスだったが、彼女を革命の象徴として使いたいコイン首相は、彼女が前線へ行くことに反対。そのため、独断でゲイルと共にキャピトルへ潜入するが…

 キャストは前作とほぼ同じ。第何区かの幹部役でグウェンドリン・クリスティ(ゲーム・オブ・スローンズのブライエニー)。広報部隊でカットニスらと共に行動していたジャクソン役にミシェル・フォーブス(新スタートレクのローラレン、バトルスター・ギャラクティカのケイン提督、アメリカ版キリングのミッチ・ラーセンなど)。

 反乱軍と政府の闘いの結末。ある程度はハッピーエンドだろうなと思って見ていたのだが、なるほど、なかなかうまいオチだと思う。単純にスノーをやっつけて終わりではないところが、さすが。

 まぁまぁのハッピーエンドだとは思う。思うのだが、カットニスの思いを考えると、悲しい物語でもある。3作目を前後編にわける意味があったのかはちょっと疑問だが、見応えのある3部作(4作品)だった。

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2016年7月23日 (土)

北イタリア料理 リストランテ「イルチェントロ」

 2人とも仕事だった土曜日。夕食は、たまには外食してみようということになり、自転車で駅前にできたホテルオーレへ。その中にできた居酒屋が美味しいという夫。だが、土曜ということもあり、予約客でいっぱいだと断られた。残念。さてどうするか。

 他の居酒屋へ行くか、四川飯店へ行くか、イタリアンのお店へ行くか。そもそも私はアルコールを飲まないので、居酒屋じゃなくていいね… 四川飯店美味しいけど、ちょっと高いね… 久しぶりにイタリアンへ行くか。その付近に、少なくとも4軒のイタリアンのお店あるけど、どこにする??

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 結局、以前夫とランチした「マンジャ・ピエーノ」のお隣、「イルチェントロ」へ。夫は初めてらしいが、私は5年ほど前に一度友達とランチをしたことがある。写真を撮っていなかったので、また来たかったのだ。ランチはいろいろついていてお得だった気がするが、ディナーはどうだろう。

160723_183532               店内はなんとも殺風景というか、ガランとした感じ
               外から丸見えってのもちょっと難ありで、ガラガラだと入りにくい

 こちらは、北イタリア料理というのがウリらしい。メニューを見ても、どんな料理なのかよくわからないので、いろいろ聞いてしまった。パスタ料理を2品、サラダ、牛肉スライスの前菜を頼んで分けて食べることに。

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 夫はグラスワインをオーダー。ほんの少し味見させてもらったが、甘めで飲みやすいワインだった。

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 まずはサラダ。思いのほか大盛り。バルサミコ酢が効いている。岩塩? が振ってあるようで、アクセントになっていて美味しい。

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 次に前菜の牛肉スライスがやってきた。薄切りのローストビーフみたいな感じ? 上にタルタルソースのようなソース(カブールソースってやつ??)と、レタスが乗っていた。これ、焼き具合が絶妙で、やわらかくてとても美味しい。ソースとも合う。

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 パスタ1つめは、リコッタチーズとほうれん草のトルテッリ(だったと思う)。餃子状態のパスタで、中にチーズとほうれん草が入っている。でも餃子というよりはワンタンくらいの柔らかさ。そしてパスタの周りにも細く下ろしたチーズが敷き詰められ、絡んだソースも美味。初めてのお味だけど、チーズを満喫。

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 パスタ2つめは、やっぱりトマトソースが食べたいねと、ベーコンとナスのトマトソースパスタ。ナスってのがちょっとひっかかった(実はナスが苦手なのだ)のだが、夫とシェアだし、なんとかなるだろうとチョイス。こ、これが… 絶品なのだ…

 初めてナスの入った料理を美味しいと思った。ナスはかなりトロリと溶けているのだが、それがソースとうまい具合に混ざり合い、素晴らしい味わいに。このトマトソース美味しすぎる!! ずっと食べていたいと思った。

 隣のイタリアンも美味しいが、こちらはより本格的だ。味はこっちの方が断然美味しいと夫。レベルはかなり高いと思う。ただ、店の雰囲気で損している気が。外から丸見えなので、お客が誰もいないとすごく入りにくい。ガランとした店内にポツポツとテーブルがあるので、なんとなく落ち着かない。シェフ1人で切り盛りしているので、もしかしたら、お客がたくさん来てしまうと料理が出てくるまでに時間がかかってしまうのかもしれないが、そんなところは見たことがない。

 メニューもわかりにくい。パスタ1つとっても、それがどんなパスタなのか全くわからないので、いちいち聞かないとならない。写真があるととってもありがたいが、ムリならせめて用語の説明くらいどこかに載せてほしいな。

 どのお店にするか迷ったが、今日はここへ来て良かった。大満足のディナー。

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[映] ベルファスト71

 1971年、紛争が激化していたアイルランドを舞台にしたサバイバルサスペンス。原題はズバリ "'71"。

71
 1971年。新人のイギリス人兵士ゲイリーは、初任務でベルファストへ。そこでは、イギリスからの分離独立を目指すカトリック系と、イギリスとの連合維持を望むプロテスタント系住民たちが、激しく対立している場所。治安維持のために駆り出されたゲイリーたちだったが、すぐに暴動が始まり、目の前で同僚が射殺されてしまう。すぐに犯人を追いかけるゲイリーだったが、逆に過激派から追われ、1人街中をさまようことに…

 ゲイリー役にジャック・オコンネル。アイルランド兵の上官ブラウニング役にショーン・ハリス(ボルジア家のミケロット)。

 ゲイリーは新米兵士で、訓練を終え、初任務でベルファストへ。どうやら両親は他界しているらしく、幼い弟が施設にいる。何も知らずにベルファストへ行ったものの、すぐに暴動に巻き込まれ、少年に銃を奪われる。直後、隣に立っていた同僚が射殺される。犯人を追うが、逆に銃で追われ、街中を逃げ回るゲイリー。土地勘もないので、この時点ですっかり迷ったはず。

 夜になり、プロテスタント系の少年に声をかけられ、バーへ。そこではプロテスタント系の男たちが爆弾を作っていた。IRAに仕返しをしようと目論んでいる。だが、持ち運ぶ際に誤爆させてしまう。偶然、近くを離れて外に出ていたゲイリーは助かるが、男たちの中に兵士もいたことから、目撃した情報を他言されることを恐れたアイルランド兵たちからも追われるハメに。

 誰にも頼れない中、全く知らない土地で、怪我を負いながら必死で逃げるゲイリー。住民がお互いを殺し合うアイルランド。子供も巻き込まれる。カトリックとプロテスタントという宗派の違いこそあれ、キリスト教徒同士が、殺し合うなんて。結末に釈然としない思いを残す。今は平和になったのだろうか。中東にも平和が訪れることを祈る。

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2016年7月20日 (水)

[ド] ラッシュアワー

 ドラマ版ラッシュアワー、AXNで放送開始。ジャッキー・チェンじゃないなんて… と思っていたが、なかなかいいかも?

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 香港警察のリー刑事は、美術品の護衛任務でLAへ行った妹キムが殺されたため、LAへ。美術品を強奪した中国系マフィアを探すため、LAPDに協力を依頼。刑事カーターと組むことになるが…


 カーター役にジャスティン・ハイアーズ。リー役にジョン・フー。この方、イギリス出身で、中国系とアイルランド系のハーフらしい。カーターの元妻?ディディ役にエイミー・ガルシア(デクスターのジェイミー・バチスタ)。キム役にジェシカ・ヴァン。#1には、リーの上司トーマス役にヘンリー・イアン・キュージック(LOSTのデズモンド)。

 香港の刑事と、LAの黒人刑事のコンビもの。黒人刑事はしゃべり担当のコミカル部門で、香港の刑事はアクション担当で、映画版と同じ路線ね。リーの妹キムは、実は殺されていなくて、犯罪に手を貸していた… という設定だが、きっと何か訳ありなのだろう。それを探るためにLAに残ることにしたという設定。

 妹がそんな状態な割にはずいぶんとお気楽な感じだけど、その辺、あまり深く追求しないで軽く見るのがよさそう。リー役のジョン・フー、ずいぶんと大根だけれど、アクションはキレキレでさすが。見所はそこなのかな。あとはいかに笑わせるか。

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2016年7月19日 (火)

料理教室「おうちdeカフェ風 おしゃれブランチメニュー」

 東海ガスお料理教室10回目は、「おうちdeカフェ風 おしゃれブランチメニュー」。お食事パンケーキとチアシード入りスムージー、手作りシリアルのアサイーボウル、雑穀スープの4品。何に惹かれたって、「おしゃれ」の一言。日頃のセンスなしの食事とは違った、オシャレなブランチメニューっての、一度やってみたかった。

Img_4292                 先生の作品 盛り付け方がさすがに美しい…

 パンケーキ&スムージー組と、アサイーボウル&雑穀スープ組に分かれて作業。我らはパンケーキ&スムージー組になったが、結局手際が悪くて手伝ってもらったりで、組み分けあまり関係なかったか。

 パンケーキは、生地の材料を混ぜて冷蔵庫へ。エッグベネディクトのポーチドエッグを作るのに少々手間取り、オランデーズソースは作ってもらった。

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 スムージーは材料をミキサーで混ぜるだけなので、食べる直前に。チアシードは水でふやかしておいて、トッピング。ぷちぷちしていて美味しい。

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 手作りシリアルは、油と蜂蜜でカラメルを作り、オートミールを混ぜてオーブンで焼く。その後、好みのナッツやドライフルーツを混ぜる。工程は多いが、自分で作れるんだ~とちょっと感動。好きなナッツ入れればいいし、いいかも。

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 アサイーボウルはアサイーピューレ使い、冷凍バナナやいちご、ブルーベリーと、ヨーグルト、豆乳などをフードプロセッサーで混ぜるだけ。食べる直前にシリアルをトッピングする。

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 雑穀スープは、タマネギ、にんじん、えのきを炒めてスープで煮たところへ、茹でた雑穀を加えるという、超簡単なもの。でもこれ、すごく美味しい。

 自分の分のパンケーキを焼き、ポーチドエッグを乗せてソースをかければ完成。

 今回は簡単そうかと思ったが意外と作業に手間取り、写真を撮ってる余裕がなかった… 先生のとだいぶ違うのは、ソースのかけ方か…!? ポーチドエッグも違うな… (オランデーズソースに卵黄を使い、余った卵白がもったいないので、それも茹でて一緒に乗せたのがまずかったか。だってもったいないんだもん)

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 初のエッグベネディクト。うーん、このソース、バターたっぷりなのだが、お酢のさわやかさで結構ペロッといってしまう。でもこんなにバター摂取してはいかんな… ホットケーキミックスの甘ったるいパンケーキとは違った、お食事パンケーキはなかなかGOOD。

 スムージーは… りんごと小松菜って感じで… 別々に食べた方がいいかな、私は。

 アサイーボウルは想像した通りだが、手作りシリアルは試してみよう。

 

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2016年7月18日 (月)

[ド] VINYL/ヴァイナル

 スターチャンネルで放送が始まったドラマ。70年代のニューヨーク音楽業界を描いた作品。マーティン・スコセッシ監督とミック・ジャガーによる制作ということもあり、期待していたのだが、#1からして113分とすごいボリューム。

Vinyl
 1973年、ニューヨーク。音楽レーベル、アメリカン・センチュリー・レコードの社長リッチーは、業績不振から会社の売却を決断。ドイツの会社との契約を進めていたが、レッド・ツェッペリンとの契約トラブルが持ち上がり、危うい状態に。さらにラジオ局のオーナーとトラブル。崖っぷちのリッチーは酒とドラッグに逃げる毎日。そんな時、ライブハウスでニューヨーク・ドールズの演奏を聴いて感銘を受けるが…

 リッチー役にボビー・カナヴェイル(サード・ウォッチのボビー、ボードウォーク・エンパイアのロセッティ、ナース・ジャッキーのDr.クルスなど)。リッチーがかつて勤めていたレコード会社の社長モーリー・ゴールド役にポール・ベン・ヴィクター。そのとき担当していたアーティスト、レスター役にアトー・エッサンドー。リッチーの部下役にJ.C.マッケンジー、ジュノ・テンプル。新人アーティスト、キップ役にジェームズ・ジャガー(ミック・ジャガーの息子)。リッチーの妻デヴォン役にオリヴィア・ワイルド。その友人?イングリッド役にビアギッテ・ヨート・ソレンセン(コペンハーゲンのカトリーネ)。ツェッペリンのマネージャー、ピーター・グラント役にイアン・ハート。

 パイロット版だけで映画になりそう。崖っぷちのリッチーが、ライブハウスで衝撃を受けるシーンから始まり、そこに至る経緯が過去にさかのぼって少しずつ出てくる。業績不振から会社を売却しようとするが、アーティストとの契約トラブルで危うくなる。そこへ来て、ラジオ局のオーナーともめて、殺害に荷担してしまう。さらに過去にさかのぼって、若い頃、担当したアーティストを裏切ってしまった過去も出てくる。そんなこんなで酒とドラッグにおぼれ、やけっぱちになっていたときに偶然ライブハウスで見つけたアーティストが、ニューヨーク・ドールズだ。

 ツェッペリンはわかるが、ニューヨーク・ドールズは知らなかった。デビュー前のナスティ・ビッツというグループは架空のバンドらしいが、このボーカル役は、ミック・ジャガーの息子。ミック・ジャガーを思わせる歌いっぷりで期待。

 実際の出来事や、実在のアーティストも盛り込んであるあたり、とても興味深い。そもそも、ミック・ジャガーとスコセッシ監督、映画を作るつもりだったらしいが、1本の作品に収めるのはムリということで、ドラマになったとのこと。確かに盛りだくさんだ。

 会社の若い女性ジェイミーはドラッグ配布担当なのか、机の引き出しには各種ドラッグがどっさり。みんながドラッグにおぼれ、酒におぼれ、たばこスパスパの堕落した世界。70年代の音楽業界ってそんな感じだったのか。

 シーズン1は全10話。シーズン2も制作されるという話だったが、どうやら打ち切りが決まったらしい。10話を存分に楽しもう。

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[映] チャイルド44 森に消えた子供たち

 ミステリー小説が原作とのこと。1953年、スターリン政権下のソ連で少年の連続殺人事件が発生したというストーリー。舞台はソ連だが、全編英語。

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 かつて大飢饉で両親を失い孤児だった少年は保護されレオという名をもらう。戦争で英雄となり、戦後は国家保安省のエリート捜査官に。1953年、同僚の息子が全裸で臓器を摘出された変死体で発見されるが、上官の意向でやむなく事故死として処理したレオ。その後、愛妻ライーサがスパイ容疑をかけられ、それをかばったために地方の警察署へ左遷されてしまう。だがそこでも少年の変死体が見つかり…

 レオ役にトム・ハーディ。ライーサ役にノオミ・ラパス。レオの部下ワシーリー役にジョエル・キナマン(アメリカ版キリングのホールダー)。最初にスパイ容疑で捕まったブロツキー役にジェイソン・クラーク(ブラザーフッドのトミー・カフィ)。工場作業員ウラジミール役にパディ・コンシダイン。レオの上官役にヴァンサン・カッセル。左遷先の上官ネステロフ将軍役にゲイリー・オールドマン。最後に出てくる上官役にチャールズ・ダンス(ゲーム・オブ・スローンンズのタイウィン・ラニスター)。

 スターリン政権下ということで、独裁政治というか、恐怖政治というか、上に逆らうことはできず、些細なことで殺される時代。運良く、孤児からエリート捜査官になったレオは、見初めた美女を妻ライーサにして、順風満帆だ。だが、同僚の息子が変死体で発見され、上官の意向で事故死と報告しなければならなかったレオ。全裸で、臓器が摘出された状態なので、明らかに殺人なのだが、もみ消したいということなのか。納得いかないながらも、なんとか親を言いくるめるが、その直後、妻ライーサにスパイ容疑がかけられ、捜査を命じられる。

 スパイだと報告すれば、レオは昇進したのだろうが、できなかった彼は、地方へ左遷されてしまう。だがそこで再び少年の変死体が見つかったため、連続殺人事件だと気づき捜査を始める。

 ノオミ・ラパスが絶世の美女扱いされているのに少々違和感を感じつつ、はじめは少々ぎくしゃくしていた夫婦関係が、次第に深まっていくのはよかった。それにしても、殺人事件の捜査も自由にできない国なんて。「楽園に殺人はない」という建前があるためらしいが、普通の教師にスパイ容疑がかかるなんて、そもそも楽園じゃないし。

 2時間17分という長さもあり、なかなか見応えあったが、連続殺人犯についてはあっさりしすぎ、なぜ犯行に至ったのかはあまり深く描かれていないのがちょっと残念か。

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2016年7月17日 (日)

[ド] クワンティコ/FBIアカデミーの真実

 Dlifeで始まったドラマ。クワンティコとは、FBI捜査官を養成するFBIアカデミーのある場所。そこで研修を終えたばかりの新米捜査官に、テロリストの容疑がかかるというストーリー。

Quantico
 母親には内緒で、FBIアカデミーのあるクワンティコへ向かったアレックス・パリッシュ。仲間と共に過酷な訓練に耐え、FBI捜査官となった彼女は、警備任務で爆破テロに巻き込まれてしまう。さらになぜかテロの首謀者の容疑がかかってしまい…

 アレックス役にプリヤンカ・チョープラー。同期のメンバー、ライアン・ブース役にジェイク・マクラフリン(ビリーブのテイト)。シェルビー役にジョアンナ・ブラッディ。サイモン役にテイト・エリントン。アカデミーの次長ミランダ役にアーンジャニュー・エリス(メンタリストのハイタワー)。教官オコナー役にジョッシュ・ホプキンス(ペッパー・デニスのバブコック、プライベート・プラクティスのDr.バーンズなど)。#1でアレックスを取り調べするFBI捜査官ヒメネス役にアンソニー・ルイヴィヴァー(サード・ウォッチのカルロス・ニエト、サウスランドのルセロなど)。

 クワンティコ→FBIアカデミーというのは、映画や海外ドラマ好きにはよく知られた事実。ドラマにもよく取り上げられるが、このアカデミーでの研修自体を描いたものはあまり多くないかもしれない。

 アレックスは、母親には内緒でアカデミー入りする。その理由はすぐにわかる。亡くなった父についての真相を知るために入ったらしい。同期のライアンとちょっと親しくなるが、彼もただの研修生ではないことがわかる。研修中にハプニングもある。

 研修を終えたアレックスは、警備任務で爆破テロに巻き込まれる。だが、なぜかテロの首謀者と疑われる。さらに研修仲間の中に仲間がいると思われ、研修中のできごとを思い出すよう言われる。そこで研修当時を思い出すという形で、現在と過去が交互に描かれている。#1だけでもかなり盛りだくさんで見応えあった。

 アレックスはどうやらハメられたらしい。真犯人は別にいるはず。怪しい人物は確かにいる。研修時代を思い出しながら、犯人を突き止め、自らの潔白を証明するというストーリーになるようだ。

 シーズン1が22話。今年シーズン2を放送する予定らしい。楽しみだ。

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2016年7月13日 (水)

[映] アドレナリン

 気絶している間に致死性の毒を注射されてしまった殺し屋が復讐するというストーリー。アドレナリンが出ている間は毒の効果が薄れて生き延びられるってことで、アドレナリン全開の物語だ。

Crank
 マフィアの殺し屋シェブが意識を取り戻すと、致死性の毒を注射されたことを知る。余命1時間。だが、なぜか興奮状態のときは正常に動く体。なじみの闇ドクターに連絡すると、アドレナリンが出ている間は延命できるという。極度の興奮状態を続けながら、復讐のために走り出す…

 シェブ役にジェイソン・ステイサム。恋人イヴ役にエイミー・スマート(「フェリシティの青春」のルビー)。シェブを殺そうとした男ヴェローナ役にホセ・パブロ・カンティージョ。ドクター役にドワイト・ヨーカム。マフィアのボス、カリート役にカルロス・サンス。コリアン・マフィアのボス、ドン・キム役にキーオニー・ヤング。

 アドレナリンが出続けていないと死んでしまうという設定、スピードが落ちると爆発する「スピード」を思い出した。アドレナリン出し続けるってかなり疲れそう。走り回ったり、病院へ押し入ってエピネフリンを盗んで注射したり、はたまた恋人と街中でエッチしたりと、とにかく激しい。街中で大騒ぎだ。

 余命1時間を、少し延ばせるだけなので、できることは限られている。彼が選んだのは復讐。やらないと恋人イヴに危害が及ぶ可能性があるから。シェブがアドレナリン全開で超ハイテンションなのと対照的に、マリファナでも吸っているんだろうか、ちょっとぼんやりモードのイヴ。この対比も面白い。

 悲壮感漂うストーリーにも関わらず、映像は激しく、そしてどこかコミカル。シェブはアドレナリン全開で恐怖を感じないからだろうか。

 とにかくハイテンポ、激しく、ちょっとコミカル。怒濤のストーリーだった。疲れた…

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2016年7月11日 (月)

[映] ボヴァリー夫人とパン屋

 これ、小説「ボヴァリー夫人」を読んで内容を知っている方が楽しめるかもしれない。文学通のパン屋の男が、隣に越してきたイギリス人夫妻が偶然ボヴァリー夫妻だったことから、奥さんをこの小説の主人公に重ね合わせて妄想… というストーリー。

Gemma_bovery
 パリの出版社を辞めて、父のパン屋を継ぐためにノルマンディー地方の故郷の村にもどってきた男マルタン。ある日、隣にイギリス人夫婦が越してくる。奥さんの名前がジェマ・ボヴァリーと知り、小説「ボヴァリー夫人」の主人公(エマ・ボヴァリー)と似ていることに驚く。彼女にすっかり魅了されてしまったマルタンは、小説のボヴァリー夫人にジェマを重ね合わせるが…

 マルタン役にファブリス・ルキーニ。ジェマ役にジェマ・アータートン。夫チャーリー役にジェイソン・フレミング。近所に勉強のためにやってきた青年エルヴェ役にニールス・シュナイダー。

 マルタンは文学に詳しい。そんな彼の隣に、ボヴァリーという名前の夫妻が越してきたら、やっぱり気になるだろう。美しい彼女にすっかり魅了されてしまったマルタンは、まるでストーカーのように彼女の行動を見守る。そして彼女の過ちに気づいてしまう。なんとかしなくてはと小細工する。小説をまねして。

 そもそも、ボヴァリー夫妻はなぜフランスのノルマンディー地方へやってきたのか。イギリス人の彼らは、片田舎の家を買ったのか借りたのか、やってくる。だが、仕事と言ってはロンドンへ出かけたりしているので、ロンドンにいた方が都合は良さそう。のどかな暮らしをするためか、夫婦関係を修復するためなのか。

 明らかにジェマには退屈な場所なのだろう。言葉もよくわからない、同世代の友達もあまりいない。そんな彼女が過ちをおかすのはわからないでもない。(いいとは言わないが)

 悲しいお話のハズなのに、どこか脳天気なマルタン。隣人というより、小説の主人公として見ていたのだろうか。それにしてもマルタンのパン、美味しそうだった…

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2016年7月10日 (日)

[ド] アメリカン・ホラー・ストーリー: ホテル

 アメリカン・ホラー・ストーリー、シーズン5は「ホテル」。なんとも怪しげなホテルで、やたらと続く惨劇… 今度はどんなストーリー??

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 スウェーデンからきた旅行客である、若い女性2人が、コルテス・ホテルへ。閑散とした館内は、ずいぶんとレトロな造り。案内された部屋は、なぜか悪臭が。それはベッドから臭う。ベッドを調べてみると…
 事件現場へやってきた刑事ジョンは、ホテルのベッドの上で、男女が串刺しになっているのを目撃。
 コルテス・ホテルの住人である伯爵夫人は、夜、恋人ドノヴァンと共に獲物を探しに出かける。4Pを楽しむためのカップルを見つけ、ホテルに連れ込んだ2人は…
 コルテス・ホテルの新オーナー、ドレイクが息子と共にやってくる。このホテルに住むことにするが…

 ホテルのフロント、アイリス役にキャシー・ベイツ。ホテルの住人サリー役にサラ・ポールソン。刑事ジョン役にウェス・ベントリー。ドノヴァン役にマット・ボマー(ホワイト・カラーのニール)。ジョンの妻アレックス役にクロエ・セヴィニー。ホテルのバーテン、リズ・テイラー役にデニス・オヘア。ドレイク役にシャイアン・ジャクソン。伯爵夫人役にレディ・ガガ。不動産屋のマーシー役にクリスティーン・エスタブルック(デス妻のマーサ・フーバー)。
 #1に出てくる客役にヘレナ・マットソン(666パーク・アベニューのアレクシス)、マックス・グリーンフィールド(ヴェロニカ・マーズの警官レオ)。エヴァン・ピータースとアンジェラ・バセットも、#1には出ていないが、出演している。

 ドノヴァンは、アイリスの息子らしい。回想シーンから判断すると、このホテルに住むドノヴァン、サリーは一度死んでいるらしい。伯爵夫人とドノヴァンはヴァンパイア?? サリーは幽霊?? 息子のそばにいたいからホテルで働いているらしいアイリスは人間なのかな。

 このホテルの元のオーナーは誰だったのか不明だが、新オーナーになり、ここに住むという。そして、刑事ジョンも、家庭でもめ事があったようで(妻子の身の安全を守るため?)、単身このホテルにやってくる。

 ジョンには息子と娘がいるが、息子は幼い時に行方不明になっている。そしてその息子は、このホテルに囚われている。他にも囚われた子供たちがいるが、彼らは何者なのか。

 わからないことだらけの#1だが、どんな展開になるのかな~。シーズン5は12話。

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2016年7月 9日 (土)

[映] 特捜部Q 檻の中の女

 デンマークの人気小説「特捜部Qシリーズ」の第1作目の映画化。捜査中の判断ミスが原因で書類整理の閑職に回された刑事が、5年前の事件を再捜査するというストーリー。コールドケースのような、X-ファイルのような。

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 捜査中の判断ミスが原因で、部下一人が殉職、もう一人は下半身不随、自らも被弾し手が震える障害が残った刑事カール。仕事復帰したものの、殺人課ではもう働くなと言われ、新設された部署「特捜部Q」へ転属させられる。特捜部とは名ばかりで、過去20年分の事件書類の整理が仕事だった。だが、書類を調べていて、5年前にフェリーから女性が失踪した事件が自殺と断定されていることを不審に思い、独自に捜査を始めるカール。意外な真実が…

 カール役にニコライ・リー・コス。彼と共に特捜部Qにやってきた相棒アサド役にファレス・ファレス。失踪した女性ミレーデ役にソニア・リクター。

 カールは、刑事としての推理力はあるが、人間的に問題のある男だ。人の言うことを聞かず、やりたいようにやる、言わば自己中。彼のその判断のせいで、捜査中に犯人に襲われ、部下を失い、自らも重傷を負う。仕事復帰してみるが、一緒に組んでくれる刑事はいないと言われる。それほど嫌われているらしい。

 一方、アサドは、どういうわけかこれまでずっと退屈な仕事をさせられていたらしい。カールが嫌がる書類仕事だが、アサドはやる気満々だ。特捜部Qは地下に新設され、干された刑事にあてがわれた場所なのだろう。そんなところはX-ファイルと似ている。

 渋々書類を見始めたカールだったが、その中の1つの事件に注目。フェリーから失踪した女性が、自殺と断定されて捜査終了となっているのだ。だが彼女には知的障害のある弟がいて、一緒にフェリーに乗り込んでいる。弟を置き去りにして自殺するだろうか? 疑問に思ったカールは、アサドを連れて捜査を始める。この、過去の事件を再捜査というあたりは、コールドケースだ。

 彼らの捜査と、ミレーデ失踪の様子が交互に描かれる。この見せ方もなかなかスリリング。謎が少しずつ解けていく。

 原作小説がシリーズってことなので、映画も続編ができるのかなと思ったら、すでに2014年に第2作「キジ殺し」、今年3作目「Pからのメッセージ」が公開されているらしい。続編、見たいぞ、小説も気になる。

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[映] 真夜中のゆりかご

 愛する妻と、生まれたばかりの息子と共に幸せに暮らす刑事が悲劇に直面し… というデンマークの作品。

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 刑事のアンドレアスは、生まれたばかりの息子アレキサンダーと、愛する妻アナと幸せな生活を送っていた。ある日、通報を受けて薬物依存症の夫婦が住むアパートへ。そこには、育児放棄され、糞尿まみれとなっている赤ちゃんが。両親から引き離して子供を保護しようとするが、虐待の証拠は見つからず、失敗。そんな矢先、愛する息子アレキサンダーが突然死んでいると取り乱す妻アナ。すぐに蘇生を試みるが…

 アンドレアス役にニコライ・コスター=ワルドー(ゲーム・オブ・スローンズのジェイミー・ラニスター)。相棒シモン役にウルリク・トムセン。アナ役にマリア・ボネヴィー。薬物依存症カップル役にニコライ・リー・コス、リッケ・マイ・アナスン。

 アレキサンダーが夜中に急死してしまった段階で先は読めたが、そんなこと、うまく行くはずもなく… 最悪の展開となる。

 気持ちはわかるけど、でも息子が死んでしまった事実は変わらない。さらに、根本的な問題に気づいていなかったアンドレアス、大きな誤算。

 子育てって大変だし、産後、母親が精神的に不安定になるのもよくわかる。悲しい物語だが、結末にはちょっとほっとした。

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[映] インディペンデンス・デイ:リサージェンス

 「インディペンデンス・デイ」で侵略してきたエイリアンを倒してから20年後、エイリアンが再び襲撃してきた!! という続編。前作から引き続き出演のキャストも多い中、ウィル・スミスが出演していないのは残念だったな~

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 エイリアンの襲撃を受け手から20年。見事復興し、平和となった地球。エイリアンの技術を利用した兵器も開発され、再襲撃に備えていた。だが、再び現れたエイリアンは、より強大になっていた…

 大統領は女性でセラ・ウォード(CSI:NYのジョー・ダンヴィル)。エイリアンと思考がつながったことで、彼らの再襲撃を事前に予知することができるウィットモア元大統領役にビル・プルマン。彼の娘パトリシア役にマイカ・モンロー。パトリシアの恋人でパイロットジェイク役にリアム・ヘムズワース。彼らの親友であり、かつての英雄ヒラーの息子ディラン役にジェシー・T・アッシャー。この役、ウィル・スミスの息子ジェイデンにやってほしかったなー。部長となったデヴィッド・レヴィンソン役にジェフ・ゴールドブラム。その父役にジャド・ハーシュ(FOREVERのエイブ)。アダムス将軍役にウィリアム・フィクトナー(プリズン・ブレイクのアレックス・マホーン、インベイジョンのトム・アンダーレイ保安官など)。オーキン博士役にブレント・スパイナー(新スタートレックのデイタ少佐)。ディランの母役にヴィヴィカ・A・フォックス。

 再襲撃してきたエイリアンは、パワーアップしてきた。地球の技術では太刀打ちできない。だが、助け船が… という展開。そんな…

 エイリアンには女王がいて、蜂みたいな組織らしい。でもさー、そんなに大事な女王だったら、すぐにやられる場所にやってこない方がいいと思うのよね… 地球の資源を得るのが目的だったらさ、女王は来る必要ないわけだし、こっそり資源だけとって逃げちゃえばいいじゃん。

 地球上の人類が一致団結してエイリアンと闘うという構図、人類同士で争ってる場合ではない、協力しなくてはというメッセージはいいと思う。けど、闘ってるのアメリカ人だけだし~ やっぱりアメリカ映画だなと思う。主要メンバーもほとんど生還して、それぞれ大切な人と、そこで再会しちゃうかー うますぎるー

 とはいえ、お金かけたね、という感じの映像は見事。エイリアンに襲撃されるという、よくよく考えてみればものすごく恐ろしいストーリーだと思うが、なんともお気楽な娯楽映画に仕上がっている。

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2016年7月 7日 (木)

[映] ピクセル

 80年代にブームになったビデオゲームが現代によみがえる!! 当時のスターや、ヒット曲など、80年代満載で楽しい。

Pixels
 ビデオゲームがブームの1980年代。ゲームに明け暮れていた少年、サムとウィルは、ゲームセンターで知り合ったゲームオタク、ラドローと共に、ゲーム大会に出場。サムは、エディとの決勝で敗れ、2位に。このときの映像が、NASAのロケットに積み込まれ、友好メッセージとして宇宙に送り出された。
 2015年。家電の配線マンとなっていたサムは、大統領となったウィルから呼び出しを受ける。謎の宇宙人による攻撃があり、それがどうやら80年代のゲームに酷似していることがわかったのだ。80年代に送ったメッセージを宣戦布告と勘違いした宇宙人による侵略とわかるが…

 サム役にアダム・サンドラー。ウィル役にケヴィン・ジェームズ。中佐のヴァイオレット役にミシェル・モナハン。ラドロー役にジョッシュ・ギャド(「大統領とバカ息子」lのスキップ)。エディ役にピーター・ディンクレイジ(ゲーム・オブ・スローンズのティリオン)。イギリスの特殊部隊?役にショーン・ビーン(ゲーム・オブ・スローンズのネッド・スターク)。大統領夫人役にジェーン・クラコウスキー(アリー・マクビールのエレイン)。ゲーム大会の司会者役にダン・エイクロイド。セリーナ・ウィリアムスとマーサ・スチュアートが本人役で登場。さらに80年代当時の映像でマドンナ、ロナルド・レーガン、ホール&オーツなどもカメオ出演。そして、パックマンの開発者、岩谷徹教授がチョイ役で登場。ちなみに岩谷徹教授役はデニス・アキヤマという役者さんだ。アダム・サンドラーの奥さん、娘さん2人、甥っ子も出演している。

 80年代に思い入れがある者としては、とても楽しかった。ビデオゲームはあまりやらなかったが、パックマンやドンキーコング、スーパーマリオなども出てきて懐かしいことこの上ない。80年代のスターも(宇宙人に映像を利用されてることになってる)出てくるし、80年代の曲もたくさん流れる。ラドローが熱唱する「Everybody wants to rule the world」(ティアーズ・フォー・フィアーズね)も良かったなぁ。

 あんな太ったオバカな大統領はあり得ないし、いくらゲームが得意なオタクだって、現実の世界で車を運転するのがうまいとは限らないじゃんとか、メガネの裏に小細工(見えないと思うぞ)とか、ツッコミどころはたくさんあるし、内容的にはくだらないかもしれないが、80年代を懐かしく思う人にとっては、楽しめる作品だと思うな、うん。

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2016年7月 5日 (火)

[ド] ウェイワード・パインズ シーズン2

 シーズン2ができるとはね… 街から外へ出られない上に、不思議な掟がある街を描いたドラマの続編。冒頭で、前作の内容を大まかに説明してくれるのでありがたい。

Wayward_pines_2
 イーサンが捨て身の行動で街を守ってから3年。第1世代と呼ばれる、この地で育った若者たちが実権を握り、相変わらず厳しい掟に縛られているウェイワード・パインズ。イーサンの息子ベンは、仲間たちとともに独裁者となったジェイソンと闘っていた。

 妻と共にハワイでバカンス中に、ポープによって拉致され、ウェイワード・パインズで目覚めた外科医テオ・イェドリン。すぐに外科手術を担当するよう言われ、不信感から逃げ出すが、すぐに捕まってしまう。そこで重傷のケイトの治療に当たり、彼女が拘束されていることを知って、不信感を募らせる。妻と共に逃げだそうとするが…

 今度の主役テオ役にジェイソン・パトリック。妻レベッカ役にニムラト・カウル。ベン役にチャーリー・ターハン。彼と共に反乱の機会を狙うザンダー役にジョッシュ・ヘルマン。第1世代で独裁者となっているジェイソン役にトム・スティーヴンス。彼の右腕ケリー役にケイシー・ロール(ハンニバルのアビゲイル)。第1世代の教育役メーガン役にホープ・デイヴィス。テオの勧誘でポープ保安官役テレンス・ハワードが出てきたが、彼は死んでいるので、もう出てこないかな。ケイト役にカーラ・グギーノ。でも#1で死んでしまうので、もう出ないか。ジャイモン・フンスーが出演するらしいが、#1にはまだ出てこない。

 シーズン1との大きな違いは、この街の秘密を、視聴者は知っているということ。知らないのはテオだけだ。早々に反抗的な態度を見せて、処分されてしまうが、主役だから助かるんだろうなぁ。

 さて今度はどんな展開となるのか。シーズン2も全10話。シャマラン・ワールドをじっくり楽しもう。

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2016年7月 4日 (月)

[映] パレードへようこそ

 1984年のイギリスで実際に起こった出来事(同性愛者団体が、ストライキ中の炭坑夫を支援するという、前代未聞の出来事)をちょっとコミカルに描いた作品。ここで言うパレードというのは「ゲイ・プライド」のことで、原題は"Pride"。原題のままの方がよかったんじゃないかなぁ。

Pride
 1984年、サッチャー政権下のイギリス。首相が発表した20カ所の炭坑閉鎖案に反対した炭坑夫たちがストライキを起こしていた。同性愛者団体の権利を訴えてデモ行進していたマークは、そんな様子をテレビで見て、虐げられている彼らに自分たちの姿を重ね、彼らを支援することを思いつく。さっそく支援団体を立ち上げ、募金活動を始めるが…

 マーク役にベン・シュネッツァー。なんとなくデモに参加して仲間に入ってしまったゲイの青年ジョー役にジョージ・マッケイ。ちょっと年上の彼らの仲間ジョナサン役にドミニク・ウェスト(「アフェア 情事の行方」のノア)。炭坑夫組合のメンバー、ダイ役にパディ・コンシダイン、ヘフィーナ役にイメルダ・スタウントン、クリフ役にビル・ナイ。

 マークたちのエネルギーはすごい。次々と目標を見つけてそのために活動する。なぜ突然炭坑夫たちの味方をするのか、さっぱりわからなかったが、やると決めたら徹底的にやる。募金を集め、支援先を探す。だいたい名乗った段階で断られるのだが、ウェールズの田舎町の組合だけは、拒まなかった。単に、相手が誰だかわからなかっただけなのだが。そこに支援することを決めるが、当然のように彼らとの接触に眉をひそめる、偏見を持った人たちもいる。だが、交流を続けるうちに、次第に打ち解け、絆ができる。この過程は本当に素晴らしい。知るって重要。コミカルなシーンも楽しい。

 そんな様子を快く思わない人もいたりして、妨害工作があったり、エイズが流行り始めてますます偏見が強まったりと、いろいろな出来事があるのだが、最後のシーンには感動。絆って本当に素晴らしい。そして、同性愛者が炭坑夫を支援なんてと、一見無意味と思われた彼らの行動が、重大な意味を持ち、歴史を作る。これが実話だなんて、イギリスには本当に驚かされる。保守的なのに革新的。

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[映] 君が生きた証

 息子を失った男が、亡き息子が書きためていた曲をバーで歌ったところ好評で、バンドを組むことになるが… というストーリー。後半にわかる事実に衝撃を受けた。先日急逝したアントン・イェルチンがギター青年を好演。原題は"Rudderless"で、彼らのバンド名。舵ナシの船という意味で、サムが住んでいるヨットにちなんでつけられたもの。

Rudderless
 息子ジョッシュを大学での乱射事件で失った男サム。2年後、やり手の広告宣伝マンだった彼はこのことをきっかけに仕事をやめ、ヨットで一人暮らし、肉体労働をしていた。酒浸りの日々を送っていた彼は、元妻から、ジョッシュの遺品であるギターやCDを受け取る。ジョッシュが自作の曲を書きためていた事を知り、その曲をバーの飛び入り参加デーで披露。それを聞いて感銘を受けた青年クエンティンからの誘いで、一緒にバンドを組んで歌うことになるが…

 サム役にビリー・クラダップ。クエンティン役にアントン・イェルチン。サムの元妻役にフェリシティ・ハフマン(デス妻のリネット)。バーのオーナー役にウィリアム・H・メイシー(シェイムレスのフランク・ギャラガー)。彼は監督でもあり、夫婦で出演ね。ジョッシュ役にマイルズ・ヘイザー。ジョッシュの元カノ役にセリーナ・ゴメス。バーの飛び入りデーで最初に歌った女性ピーチーズ役にケイト・ミクーチ(ビッグ・バン・セオリーのルーシー)。楽器店の店主役にローレンス・フィッシュバーン。

 おそらく仕事男だったサムは、息子ジョッシュと電話で話した直後、大学の乱射事件で亡くなった事を知る。息子の部屋でうちひしがれる彼のシーンに彼の気持ちを思って涙する。直前に話したばかりなのに。最愛の息子を失った親の気持ちを想像するだけでつらい。

 おそらく立ち直れなかったサムは、仕事を辞め、肉体労働で日銭を稼ぎ、ヨットで暮らす。飲んだくれる毎日だ。そんなところへ、2年後、元妻が、ジョッシュの遺品を持ってやってくる。ジョッシュが使っていたギター。彼は曲を書きためていたことを知る。弾いてみる。彼の心の叫びが聞こえる。人前で歌ってみる。一人の青年に気に入られる。一緒に演奏する。バンドになる。自然な流れだ。

 若くして急死してしまった息子の、生きた証である曲を父親が歌う、そういう話なんだと思った。だがそんな単純な話ではなかった。後半、衝撃の事実がわかる。

 この作品で、サムが歌う歌を気に入って、一緒に演奏しようと猛アタックする青年クエンティン役を熱演したアントン・イェルチンは、先日亡くなった。子役の時から見ているので、ずいぶん長く見ていた気がするが、まだ27歳という若さ。まだまだこれから活躍するはずの役者さんだったのに。彼のご冥福をお祈りする。

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2016年7月 3日 (日)

[映] カリフォルニア・ダウン

 カリフォルニアを大地震が襲う… という災害パニック。原題は"San Andreas"、サンアンドレアス断層。

San_andreas
 LA消防局の救難ヘリパイロット、レイ。妻エマとは別居中だったが、離婚の書類が届き、さらにエマが交際中の男性ダニエルと再婚予定であることを知る。そんな時、ネバダ州で大地震が発生。救難活動で損傷したヘリを修理のために移動中、今度はカリフォルニアで大地震が… 偶然近くにいたエマを救出し、娘ブレイクを救うためにサンフランシスコへ向かうが…

 レイ役にドウェイン・ジョンソン。エマ役にカーラ・グギーノ(スピン・シティのアシュレー、ウェイワード・パインズのエイト、「The Brink/史上最低の作戦」のジョアンなど)。彼らの娘ブレイク役にアレクサンドラ・ダダリオ。エマの恋人ダニエル役にヨアン・グリフィズ(「FOREVER Dr.モーガンのNY事件簿」のモーガン)。ジャーナリスト役にアーチー・パンジャビ(グッドワイフのカリンダ)。地震学者ローレンンス教授役にポール・ジアマッティ。ブレイクを助けた青年ベン役にヒューゴ・ジョンストン・バート。その弟オリー役にアート・パーキンソン(ゲーム・オブ・スローンズのリコン)。

 タイトルだけ見て、戦闘ものかと思っていたが、災害ものね。ものすごくスケールのデカい地震が、カリフォルニアを襲うというストーリー。この作品のすごいところは、主人公レイが、ヘリを使い、セスナを使い、そしてボートも使い、スカイダイビングをしたり、水中に潜ったりと、あらゆるアクションを見せながら妻子を救うところだろうか。ビルがバンバン倒れ、屋上はめちゃくちゃ、地下駐車場もめちゃくちゃ、津波に豪快な地割れと、ものすごい映像の連続。そんな中、全力で救助に向かうレイの見せ場は多いが、ああこの一家は助かるんだろうな的な、妙な安心感が…

 Dr.モーガンでおなじみヨアン・グリフィズがエマの恋人役で、案外いい人そうじゃんと思っていたら、地震発生でとんでもない腰抜けとわかるあたりも、ありがちな展開。でも、実際あんな目に遭ったら、人を助けてる余裕なんてないって人がほとんどなんじゃないかなぁ。そう思うと、初対面のベンがブレイク救助のために駆けつけるクダリはできすぎか。恋の力か。

 都心であんな地震が来ちゃったら、非常食の備蓄とか全然意味ないね…

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2016年7月 2日 (土)

[映] はじまりのうた

 恋人に裏切られたシンガーソングライターの女性と、落ちぶれた音楽プロデューサーが出会い、素敵なアルバムを完成させるまでを描いた作品。ゲリラライブのような屋外演奏が素敵。

Begin_again
 かつては名プロデューサーだったものの、今やすっかり飲んだくれて落ちぶれた男ダン。仕事のパートナーから見放された彼は、偶然入ったライブハウスで、アマチュアシンガーソングライター、グレタの歌声を受けて感動。彼女の曲をプロデュースしたいと猛アタックするが、全く興味がないグレタ。彼女は共に音楽をやってきた恋人に裏切られ、イギリスへ帰ろうと考えていた…

 グレタ役にキーラ・ナイトレー。ダン役にマーク・ラファロ。グレタの旧友で音楽仲間スティーヴ役にジェームズ・コーデン。ダンの娘ヴァイオレット役にヘイリー・スタインフェルド。ダンの妻ミリアム役にキャサリン・キーナー。ダンのビジネスパートナー、ソール役にヤシーン・ベイ(モス・デフ)。グレタの元恋人デイヴ役にアダム・レヴィーン。どうも歌がうまいと思ったら、マルーン5のヴォーカルなのね! そしてデイヴが契約した会社のCEO役にロブ・モロー(たどりつけばアラスカのジョエル・フライシュマン)。

 ダンは、音楽プロダクションをパートナーと共に立ち上げた男らしいが、今や見る影もなく、飲んだくれて怠惰な生活を送っている。妻子もいるが、家を出て一人暮らし。娘とはたまに会うだけ。でも、かつては名プロデューサーだったのだろう、グレタの素朴な歌とギターを聞いて、すぐにピアノやストリングスなどの演出を頭の中で展開。これは素晴らしい曲になると直感する。

 グレタは、恋人デイヴと共に音楽を作っていたが、デイヴの曲が映画?の挿入曲となってヒットしたことをきっかけに、二人でNYへ。契約して本格的にCDを作り始めたデイヴに対して、することがないグレタは、次第に孤独を感じるように。その挙げ句、デイヴは会社の若い女性と浮気。家を飛び出し、旧友スティーヴのアパートに転がり込む。もうNYにいる意味はないと感じたグレタは帰国を考えるが、スティーヴが出演しているライブハウスに無理矢理連れて行かれ、自作の曲を歌うよう仕向けられ… それをダンが聞く。

 二人が出会い、アルバムを作ることになるが、スタジオを借りるお金はない… ということで、NYのいろいろな名所でライブ演奏したものを録音することに。このゲリラライブのシーンがとても楽しい。あるときは屋上で、あるときは路地裏で、あるときは地下鉄のホームでと、本当にそこいら中で勝手に演奏。警官に追われて機材持って逃げるシーンも楽しい。ベーシストが使っているベースがヘフナーのバイオリンベースってのも超うれしい。

 恋人に連れられてやってきたNYで、ひとりぼっちになってしまったグレタは、このアルバム制作で、たくさんの同志に恵まれる。仲間ってすばらしい。共通の目的を持った素敵な仲間。彼らの作り出す音楽はとても心地よい。音楽っていいね。私もゲリラライブやってみたい。

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[映] グッド・ライ ~いちばん優しい嘘~

 あるスーダン難民兄弟と、彼らを支援する人々の物語。感動。

The_good_lie
 1983年、スーダンで内戦が勃発。家族とともにのどかに暮らしていたマメールたち兄弟は、突然襲ってきた兵士らによって両親を殺され、命からがらその場を逃げ出す。エチオピアに向かうが、そこにも兵士がいると聞き、ケニアに向かうことに。途中で兵士に見つかり、兄テアは連れ去られてしまうが、マメールたち5人はなんとか難民キャンプに到着。だがそこで弟を1人失う。
 2000年、マメールたち兄弟4人はアメリカ・カンザス・シティへの移住が決まる。期待に胸を膨らませて飛行機に乗り込んだ4人だったが、到着してみると、妹のアビタルだけボストンの家庭に引き取られることに。マメールたちの世話係となったキャリーは、彼らのための仕事探しに奔走するが…

 キャリー役にリース・ウィザースプーン。マメール役にアーノルド・オーチェン。ジェレマイア役にゲール・ドゥエイニー、ポール役にエマニュエル・ジャル。農場経営のジャック役にコリー・ストール(ハウス・オブ・カードのピーター・ルッソ)。

 序盤は、スーダン内戦で、苦労して難民キャンプにたどり着く兄弟たちが描かれる。広大な大地で、平和に暮らしてきた彼らを、突然兵士たちが遅う。家を焼かれ、両親を殺される。兄テオがリーダーとなり、兄弟たちを連れてエチオピアを目指すが、そちらから戻ってきた一行と合流。しばらく彼らと一緒に行動するが、テオの判断で途中離脱、川を渡る。この判断が正しかったようで、一行は兵士たちに襲われてしまうが、彼らはなんとか逃げ延びる。

 草原で、朝起きたら兵士に見つかり、あわやというところで、テオが兄弟たちをかばって自分だけ投降。マメールたちは逃げ延びて難民キャンプへ。だが、テオが自分の身代わりになったということがずっと心の傷となっていたマメール。

 中盤以降は、アメリカへ移住することになった彼らが描かれる。何もかもが目新しい新天地で戸惑いながらも必死で働く彼らと、彼らを支えるキャリーたち支援者。最初は、ちょっと他人事な感じで、面倒に巻き込まれちゃったわ~的反応をしていたキャリーも、彼らの受難、人柄を知り、彼らのために奔走する。

 スーダン難民を演じた彼らも、実際にスーダン難民や、難民の子らしい。グッド・ライというこのタイトルがまた素晴らしい。人を助けるためのいい嘘。とても感動的なストーリーだ。

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2016年7月 1日 (金)

[映] ホーンズ 容疑者と告白の角

 恋人殺しの罪を着せられた青年に、ある日、悪魔のような角が生え… という異色の作品。原作はジョー・ヒル、スティーブン・キングの息子さんらしい。

Horns
 子供の頃に知り合って以来、相思相愛のイグとメリン。だがメリンは森の中で殺害されてしまい、イグが容疑者に。周りから激しく非難され、親友の弁護士リーのみが唯一の味方。そんなある日、イグの額から2本の角が生え始める。突然の事に動揺するが、周りの人間が醜い本音を彼に暴露する事に気づく。この角には本心を告白させる力があった…

 イグ役にダニエル・ラドクリフ。リー役にマックス・ミンゲラ。イグの兄テリー役にジョー・アンダーソン。メリン役にジュノ・テンプル。彼らの友人グレンナ役にケリ・ガーナー。イグの父役にジェームズ・レマー、母役にキャサリン・クインラン。ダイナーのウェイトレス役にヘザー・グレアム。メリンの父役にデヴィッド・モース。

 副題に首をかしげたが、見て納得、意味はわかった。でももうちょっとなんとかならなかったのか。

 イグは、最愛の女性を失ったばかりか、容疑者にされてしまい、自暴自棄になっている。誰も自分を信じてくれず、犯人扱いされる毎日。そんな時、角が生え始める。ここまで見て、何の話???と思ったが、ファンタジー・ミステリーとのこと。

 この角には不思議な力が。彼の前では、邪悪な本音を語らずにいられなくなるらしい。そのことに気づいたイグは、この力を利用して真犯人捜しを始める。人の本音を聞けるって言う発想が面白いし、次第に真相に近づく過程も興味深い。

 悲しい結末ではあったが、とても楽しめた。さすが息子さんだけあって、才能あるねジョー・ヒル。今後も楽しみ。しかしお父さんにそっくりね。

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