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2016年7月31日 (日)

[映] ピエロがお前を嘲笑う

 指名手配中の天才ハッカーが警察に出頭し、罪を告白。闇の大物ハッカー逮捕に協力する代わりに、証人保護を受けられるよう願い出るが… というストーリー。主人公の語る生い立ちに引き込まれるが、二転三転する展開に見事にだまされた。

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 天才ハッカー、ベンヤミンが警察に出頭。自らの生い立ちから、関わった犯罪に至るまで語り始める。内気で友達のいない少年だった彼は、プログラミングを覚えてコンピュータにのめり込む。憧れの女性を喜ばせるために大学の試験問題を盗もうとハッキングしたものの、見つかってしまう。社会奉仕を命じられるが、そこで知り合ったマックスと意気投合。彼の仲間たちと共にハッカー集団クレイを名乗ってハッキング。名を上げるが、殺人事件の濡れ衣を着せられてしまい…

 ベンヤミン役にトム・シリング。クレイのメンバー、マックス役にエリアス・ムバレク、シュテファン役にヴォータン・ヴィルケ・メーリング、パウル役にアントニオ・モノー・ジュニア。ベンヤミン憧れの女性マリ役にハンナー・ヘルツシュプルンク。彼らの捜査担当者役にトリーヌ・ディルホム。

 ベンヤミンが自白するところから物語は始まる。目立たない少年ベンヤミンは、スーパーヒーローになることを夢見ながら、実際には透明人間のような存在。だが、プログラミングを覚えてコンピュータの世界にはまる。彼には才能があった。だが悪い仲間と知り合い、ハッキング集団を結成、調子に乗って悪さをしまくっていたら、殺人の容疑をかけられ… という展開だ。

 ネット上には、他にもハッカーたちがいる。中でもみんなが尊敬するハッカーMRX。彼に認めてもらいたくて、派手な行動を起こすベンヤミンたちだったが、全く相手にされず、暴走。そのためMRXに利用されてしまったらしい。

 ネット上のやりとりを、電車の中の仮面の人物のやりとりのようにして描くシーン、なかなか面白い。実際にはコンピュータの文字だけのやりとりなのだろうが、このシーンだとイメージしやすい。

 MRXにやられて手詰まりになってしまったベンヤミンが、警察に協力することでMRXに仕返しをするという流れだけでも面白かったと思うのだが、もっと複雑になっていて、最後まで目が離せない。ドイツで大ヒットしたため、ハリウッドでリメイクも決まったらしい。この面白さ、うまく生かせるかな?

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