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2016年7月18日 (月)

[映] チャイルド44 森に消えた子供たち

 ミステリー小説が原作とのこと。1953年、スターリン政権下のソ連で少年の連続殺人事件が発生したというストーリー。舞台はソ連だが、全編英語。

Child_44
 かつて大飢饉で両親を失い孤児だった少年は保護されレオという名をもらう。戦争で英雄となり、戦後は国家保安省のエリート捜査官に。1953年、同僚の息子が全裸で臓器を摘出された変死体で発見されるが、上官の意向でやむなく事故死として処理したレオ。その後、愛妻ライーサがスパイ容疑をかけられ、それをかばったために地方の警察署へ左遷されてしまう。だがそこでも少年の変死体が見つかり…

 レオ役にトム・ハーディ。ライーサ役にノオミ・ラパス。レオの部下ワシーリー役にジョエル・キナマン(アメリカ版キリングのホールダー)。最初にスパイ容疑で捕まったブロツキー役にジェイソン・クラーク(ブラザーフッドのトミー・カフィ)。工場作業員ウラジミール役にパディ・コンシダイン。レオの上官役にヴァンサン・カッセル。左遷先の上官ネステロフ将軍役にゲイリー・オールドマン。最後に出てくる上官役にチャールズ・ダンス(ゲーム・オブ・スローンンズのタイウィン・ラニスター)。

 スターリン政権下ということで、独裁政治というか、恐怖政治というか、上に逆らうことはできず、些細なことで殺される時代。運良く、孤児からエリート捜査官になったレオは、見初めた美女を妻ライーサにして、順風満帆だ。だが、同僚の息子が変死体で発見され、上官の意向で事故死と報告しなければならなかったレオ。全裸で、臓器が摘出された状態なので、明らかに殺人なのだが、もみ消したいということなのか。納得いかないながらも、なんとか親を言いくるめるが、その直後、妻ライーサにスパイ容疑がかけられ、捜査を命じられる。

 スパイだと報告すれば、レオは昇進したのだろうが、できなかった彼は、地方へ左遷されてしまう。だがそこで再び少年の変死体が見つかったため、連続殺人事件だと気づき捜査を始める。

 ノオミ・ラパスが絶世の美女扱いされているのに少々違和感を感じつつ、はじめは少々ぎくしゃくしていた夫婦関係が、次第に深まっていくのはよかった。それにしても、殺人事件の捜査も自由にできない国なんて。「楽園に殺人はない」という建前があるためらしいが、普通の教師にスパイ容疑がかかるなんて、そもそも楽園じゃないし。

 2時間17分という長さもあり、なかなか見応えあったが、連続殺人犯についてはあっさりしすぎ、なぜ犯行に至ったのかはあまり深く描かれていないのがちょっと残念か。

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