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2016年7月 4日 (月)

[映] パレードへようこそ

 1984年のイギリスで実際に起こった出来事(同性愛者団体が、ストライキ中の炭坑夫を支援するという、前代未聞の出来事)をちょっとコミカルに描いた作品。ここで言うパレードというのは「ゲイ・プライド」のことで、原題は"Pride"。原題のままの方がよかったんじゃないかなぁ。

Pride
 1984年、サッチャー政権下のイギリス。首相が発表した20カ所の炭坑閉鎖案に反対した炭坑夫たちがストライキを起こしていた。同性愛者団体の権利を訴えてデモ行進していたマークは、そんな様子をテレビで見て、虐げられている彼らに自分たちの姿を重ね、彼らを支援することを思いつく。さっそく支援団体を立ち上げ、募金活動を始めるが…

 マーク役にベン・シュネッツァー。なんとなくデモに参加して仲間に入ってしまったゲイの青年ジョー役にジョージ・マッケイ。ちょっと年上の彼らの仲間ジョナサン役にドミニク・ウェスト(「アフェア 情事の行方」のノア)。炭坑夫組合のメンバー、ダイ役にパディ・コンシダイン、ヘフィーナ役にイメルダ・スタウントン、クリフ役にビル・ナイ。

 マークたちのエネルギーはすごい。次々と目標を見つけてそのために活動する。なぜ突然炭坑夫たちの味方をするのか、さっぱりわからなかったが、やると決めたら徹底的にやる。募金を集め、支援先を探す。だいたい名乗った段階で断られるのだが、ウェールズの田舎町の組合だけは、拒まなかった。単に、相手が誰だかわからなかっただけなのだが。そこに支援することを決めるが、当然のように彼らとの接触に眉をひそめる、偏見を持った人たちもいる。だが、交流を続けるうちに、次第に打ち解け、絆ができる。この過程は本当に素晴らしい。知るって重要。コミカルなシーンも楽しい。

 そんな様子を快く思わない人もいたりして、妨害工作があったり、エイズが流行り始めてますます偏見が強まったりと、いろいろな出来事があるのだが、最後のシーンには感動。絆って本当に素晴らしい。そして、同性愛者が炭坑夫を支援なんてと、一見無意味と思われた彼らの行動が、重大な意味を持ち、歴史を作る。これが実話だなんて、イギリスには本当に驚かされる。保守的なのに革新的。

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