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2016年7月11日 (月)

[映] ボヴァリー夫人とパン屋

 これ、小説「ボヴァリー夫人」を読んで内容を知っている方が楽しめるかもしれない。文学通のパン屋の男が、隣に越してきたイギリス人夫妻が偶然ボヴァリー夫妻だったことから、奥さんをこの小説の主人公に重ね合わせて妄想… というストーリー。

Gemma_bovery
 パリの出版社を辞めて、父のパン屋を継ぐためにノルマンディー地方の故郷の村にもどってきた男マルタン。ある日、隣にイギリス人夫婦が越してくる。奥さんの名前がジェマ・ボヴァリーと知り、小説「ボヴァリー夫人」の主人公(エマ・ボヴァリー)と似ていることに驚く。彼女にすっかり魅了されてしまったマルタンは、小説のボヴァリー夫人にジェマを重ね合わせるが…

 マルタン役にファブリス・ルキーニ。ジェマ役にジェマ・アータートン。夫チャーリー役にジェイソン・フレミング。近所に勉強のためにやってきた青年エルヴェ役にニールス・シュナイダー。

 マルタンは文学に詳しい。そんな彼の隣に、ボヴァリーという名前の夫妻が越してきたら、やっぱり気になるだろう。美しい彼女にすっかり魅了されてしまったマルタンは、まるでストーカーのように彼女の行動を見守る。そして彼女の過ちに気づいてしまう。なんとかしなくてはと小細工する。小説をまねして。

 そもそも、ボヴァリー夫妻はなぜフランスのノルマンディー地方へやってきたのか。イギリス人の彼らは、片田舎の家を買ったのか借りたのか、やってくる。だが、仕事と言ってはロンドンへ出かけたりしているので、ロンドンにいた方が都合は良さそう。のどかな暮らしをするためか、夫婦関係を修復するためなのか。

 明らかにジェマには退屈な場所なのだろう。言葉もよくわからない、同世代の友達もあまりいない。そんな彼女が過ちをおかすのはわからないでもない。(いいとは言わないが)

 悲しいお話のハズなのに、どこか脳天気なマルタン。隣人というより、小説の主人公として見ていたのだろうか。それにしてもマルタンのパン、美味しそうだった…

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