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2016年7月 9日 (土)

[映] 特捜部Q 檻の中の女

 デンマークの人気小説「特捜部Qシリーズ」の第1作目の映画化。捜査中の判断ミスが原因で書類整理の閑職に回された刑事が、5年前の事件を再捜査するというストーリー。コールドケースのような、X-ファイルのような。

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 捜査中の判断ミスが原因で、部下一人が殉職、もう一人は下半身不随、自らも被弾し手が震える障害が残った刑事カール。仕事復帰したものの、殺人課ではもう働くなと言われ、新設された部署「特捜部Q」へ転属させられる。特捜部とは名ばかりで、過去20年分の事件書類の整理が仕事だった。だが、書類を調べていて、5年前にフェリーから女性が失踪した事件が自殺と断定されていることを不審に思い、独自に捜査を始めるカール。意外な真実が…

 カール役にニコライ・リー・コス。彼と共に特捜部Qにやってきた相棒アサド役にファレス・ファレス。失踪した女性ミレーデ役にソニア・リクター。

 カールは、刑事としての推理力はあるが、人間的に問題のある男だ。人の言うことを聞かず、やりたいようにやる、言わば自己中。彼のその判断のせいで、捜査中に犯人に襲われ、部下を失い、自らも重傷を負う。仕事復帰してみるが、一緒に組んでくれる刑事はいないと言われる。それほど嫌われているらしい。

 一方、アサドは、どういうわけかこれまでずっと退屈な仕事をさせられていたらしい。カールが嫌がる書類仕事だが、アサドはやる気満々だ。特捜部Qは地下に新設され、干された刑事にあてがわれた場所なのだろう。そんなところはX-ファイルと似ている。

 渋々書類を見始めたカールだったが、その中の1つの事件に注目。フェリーから失踪した女性が、自殺と断定されて捜査終了となっているのだ。だが彼女には知的障害のある弟がいて、一緒にフェリーに乗り込んでいる。弟を置き去りにして自殺するだろうか? 疑問に思ったカールは、アサドを連れて捜査を始める。この、過去の事件を再捜査というあたりは、コールドケースだ。

 彼らの捜査と、ミレーデ失踪の様子が交互に描かれる。この見せ方もなかなかスリリング。謎が少しずつ解けていく。

 原作小説がシリーズってことなので、映画も続編ができるのかなと思ったら、すでに2014年に第2作「キジ殺し」、今年3作目「Pからのメッセージ」が公開されているらしい。続編、見たいぞ、小説も気になる。

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