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2016年10月28日 (金)

[映] モンスターズ/地球外生命体

 イギリス製作でこのタイトルなので、てっきりコメディかなにかかと思ったが、シリアスな作品だった。巨大な地球外生命体がはびこる危険地帯となったメキシコから脱出し、アメリカへ向かう男女のロードムービー。

Monsters
 NASAの探査機が地球外生命体を発見した。サンプルを採取したが、メキシコ上空で大破したため、メキシコの大半は巨大な地球外生命体がはびこる危険地帯となってしまった… メキシコで負傷した社長令嬢サマンサと、彼女を連れ帰ると言う任務を負ったカメラマン、アンドリューの2人は、アメリカへ向かうが…

 アンドリュー役にスクート・マクナリー。サマンサ役にホイットニー・エイブル。

 太陽系で地球外生命体を発見したってところからして嘘くさいが、持ち帰ったサンプルを積んだ探査機がメキシコ上空で大破して燃え尽きなかった上に、そこから巨大なタコみたいな生物に成長するってのも、ちょっと考えにくいストーリー。これ、コメディなら笑えるところだと思うが、シリアスなので笑えない。

 でもよくよく考えれば、嘘くさいタコみたいな巨大地球外生命体はオマケ、何かの比喩とも考えられる。とにかく、アメリカの隣が何らかの理由で危険地帯となり、そこから脱出するカップルの物語と考えれば、現実社会でも充分あり得る話だ。

 アンドリューはカメラマン。危険な場所に行って撮影する、言わば戦場カメラマンのような男だ。やっとの思いでメキシコへやってきたらしい。人々の心を動かすような写真を撮りたい一心だろう。一方サマンサがなぜメキシコに居たのかは不明。婚約中らしいが、フィアンセとあまりうまく行っていない様子。

 彼らがどうやってメキシコにやってきたのかも不明。おそらく、来たときよりも帰るときの方が大変なのだろう。大金をつぎ込み、なんとか手を尽くして帰ろうとするが、様々な困難にぶち当たり… と言う展開だ。

 オマケなので… 地球外生命体はかなり稚拙だ。地球外生命体と軍との関係(やっつけるためにやたら空爆するらしいが、住民がかなり被害にあっているらしい)、地球外生命体と現地の人々の関係(さほど恐れている様子はなく、結構なじんでいる→猛獣くらいの扱い?)など、興味深い描写もあることを考えると、この生命体についてもうちょっと丁寧に描けば、もしかして傑作になったかも!?

 最後になにかが起こるのではと期待して見ていたのだが、描きたかったのはこれか!? とちょっと拍子抜け。なんとなく全体的に惜しい感じの作品。

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