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2016年12月25日 (日)

[映] トランボ ハリウッドに最も嫌われた男

 今年のアカデミー賞、ゴールデングローブ賞にノミネートされて話題になった作品。アメリカ赤狩りの時代に、共産党員として弾圧された脚本家ダルトン・トランボを描いた作品。トランボ役はブライアン・クランストンだ。

Trumbo
 第二次大戦後、アメリカではソ連の影響で一時増えた共産党員。だがその後、東西冷戦に。共産主義排斥運動が起こり、赤狩りが始まる。かつて共産党員だった人気脚本家ダルトン・トランボは、議会での証言を拒否したことから投獄されてしまう。出所したものの、業界で干されてしまった彼には仕事がない。そんな中書いた脚本を、友人の名前を借りて出し、それは映画「ローマの休日」となり大ヒット。アカデミー賞を受賞する。

 トランボ役にブライアン・クランストン。「マルコム in the middle」のパパ、ハルでおなじみの彼は、その後「ブレイキング・バッド」でドラッグ密造する高校教師を演じて大ブレイクした。彼の妻役にダイアン・レイン。トランボの友人で俳優エディ役にマイケル・スタールバーグ(ボードウォーク・エンパイアのロススタイン)。人気コラムニスト、ホッパー役にヘレン・ミレン。小さな映画製作会社の経営者キング役にジョン・グッドマン。トランボの長女役にエル・ファニング。ジョン・ウェイン役にデヴィッド・ジェームズ・エリオット。カーク・ダグラス役にディーン・オゴーマン。トランボの刑務所仲間役にアドウェール・アキノエ=アグバエ(OZのアデビシ)。そのほか、名作映画のシーンがそのまま出てきたり、差別をしないよう呼びかけるラジオ音声でルシル・ボールの声などが聴ける。

 トランボは名脚本家だ。だが、共産党員ということで業界から干されてしまう。偽名で脚本を書いたり、B級映画のための駄作を量産したりと、苦労したのち、味方もできて、晩年には名声を取り戻す。

 アメリカ人って本当に極端だなぁと思う。共産主義=悪と決めてかかって徹底的に排除しようとする。友達だった仲間も、保身のためにやむなく仲間を売る。だが、そんな中にも、味方が現れる。俳優の中にも、ジョン・ウェインのように政府のいいなりで赤狩りに荷担する人、それはおかしいと積極的に呼びかける人、カーク・ダグラスのようにトランボの復帰に手を貸す人もいる。おかしな方向へ行っても、正しい方向へと戻る力がある。そういう国だと信じてる。

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