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2018年4月 7日 (土)

[映] ムーンライト

 去年のアカデミー賞作品賞を受賞した作品。ブラピが制作総指揮でも話題だったね。貧困地区に住む黒人の少年の半生を描いた問題作。

Moonlight
 いじめられっ子の内気な少年シャロンは、たまたま逃げ込んだ廃屋にいたところを、ドラッグディーラーのフアンと恋人のテレサに保護される。シャロンの母親はドラッグ依存症の売春婦で、息子の面倒をロクに見ていないことから、フアンがたびたびシャロンの面倒をみていた。
 高校生になったシャロンは相変わらずいじめられていたが、ある日、唯一の友達ケヴィンと性的に親密に。そんな矢先、いじめっ子についに仕返しをしたシャロンだったが…

 シャロン役は、少年時代(リトル)、青年時代(シャロン)、成人(ブラック)、それぞれ、アレックス・ヒバート、アシュトン・サンダース、トレヴェンテ・ローズの3人が演じているのだが、呼び名が違うのが面白い。本当に内気な少年時代はリトル、転換期となるシャロン、そして強く成長したブラック。ポスターの写真が、彼ら3人の顔だということ、あとで気づいた。フアン役にマハーシャラ・アリ(4400のリチャード・タイラーなど)。彼はこの役で助演男優賞を受賞している。

 何が起こるわけでもないのだが、貧困地区に住む少年の半生が淡々と描かれる。母子家庭で育ち、母親はドラッグ中毒の売春婦で面倒を見てもらえない。家には始終客の男がいる上に、学校ではいじめられ、居場所がない。唯一気にかけてくれるようになった男もドラッグディーラーで、母親に麻薬を売っている張本人だ。その彼も、彼が高校生の頃にはもう他界している。そんな彼の唯一の友達はケヴィン。二人は次第に惹かれ合う。

 負の連鎖というのかな、母親がドラッグに溺れる姿を見てイヤだと思っていたハズなのに、自らも悪の道に進んでしまうと言う現実に悲しさを感じた。一方で、愛されることなく育った者が、最後にささやかな愛を見つけたのはちょっとした救いか。

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