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2018年4月28日 (土)

[映] 黄金のアデーレ 名画の帰還

 だいぶ前に録画したままになっていた映画を発掘鑑賞。2015年の作品。ナチスに略奪された絵画を、60年以上経ってから取り戻すと言うストーリー。実話らしい。

Woman_in_gold
 カリフォルニアに住むユダヤ人女性マリア・アルトマンは、1998年、亡くなった姉の遺品を受け取る。そして姉が、オーストリア政府に対し、名画「黄金のアデーレ」の返還を求めていた事を知る…
 オーストリアの裕福な家庭で生まれ育ったマリアだったが、その後オーストリアはナチスに占領され、ユダヤ人は迫害され始める。マリアと夫は祖国を捨ててアメリカへ逃れることができたが、その後、彼女の家に飾ってあった数々の名画や貴金属の類いはすべて没収。黄金のアデーレもその1つで、叔母を描いたものだった。その名画を取り戻すため、友人の息子である新米弁護士ランディに話を持ちかけるが…

 マリア役にヘレン・ミレン。ランディ役にライアン・レイノルズ。ランディの妻役にケイティ・ホームズ(ドーソンズ・クリークのジョーイ)。オーストリアで味方をしてくれる記者役にダニエル・ブリュール。ランディの働く弁護士事務所のボス役にチャールズ・ダンス(ゲーム・オブ・スローンズのタイウィン・ラニスター)。判事役にエリザベス・マクガヴァン(ダウントン・アビーのコーラ)。ランディの母役にフランシス・フィッシャー。最高裁判事役にジョナサン・プライス。オーストリア側の弁護士?役でロルフ・サクソン(懐かしいなー、キャピタル・シティのタルボット)。

 これは実に見応えある作品だった。マリアは、軽い気持ちで思い出の絵画の返還を求めるが、この絵は名画としてオーストリアの美術館に展示されているもの。オーストリア版モナリザくらいの価値らしい。そう簡単に手放すハズもなく…

 依頼されたのは新米弁護士ランディ。マリアの友人の息子で、どちらもユダヤ系でルーツはオーストリア。はじめはやる気の無かったランディ、この名画がすごい価値だと知り、急にやる気に。動機は不純だ。

 現地オーストリアで、本人が語ることが大切と考えたランディは、一緒に現地へ行こうと誘うが、絶対に戻りたくないと言うマリア。それもそのはず、命からがら国を捨ててアメリカにやってきた身。つらい思いをした祖国には二度と戻りたくない。だがランディの説得で、行く気になる。

 現在の絵画返還の交渉と、過去のマリアのオーストリアでの物語が平行して描かれていて興味深い。彼女の体験を知り、次第に本気度が増すランディ。なんだかちょっと危なっかしいランディだが、やるときゃやる!ってのもよかった。凜としたヘレン・ミレンも素敵。

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