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2019年3月30日 (土)

[映] ブラックパンサー

 アベンジャーズにも登場するアメコミヒーロー、ブラックパンサー。初の黒人ヒーローと言うことで話題になったね。ちょっとバットマン的だったり、スパイダーマン的だったり。


 遙か昔、地球にヴィブラニウムの隕石が。この隕石のおかげで高度な技術力を持ったアフリカの国ワカンダは、その文明を明かさず、ヴィブラニウムの秘密を守り、人々は秘境の地でひっそりと暮らしていた。この国を治めるのはブラックパンサー。先代の国王が亡くなり、新国王となったティ・チャラだったが…

 ティ・チャラ役にチャドウィック・ボーズマン。王座を狙い、彼に対決を挑むキルモンガー役にマイケル・B・ジョーダン。スパイとして活動し、ティ・チャラの元カノでもあるナキア役にルピタ・ニョンゴ。国王の親衛隊隊長オコエ役にダナイ・グリラ(ウォーキング・デッドのミショーン)。CIAのロス捜査官役にマーティン・フリーマン(The Officeのティム、ホビットのフロドなど)。イギリス人なのにね(^o^; ティ・チャラの親友ウカビ役にダニエル・カルーヤ。ティ・チャラの母役にアンジェラ・バセット。国王の側近ズリ役にフォレスト・ウィテカー。ヴィブラニウウを盗もうとしたクロウ役にアンディ・サーキス(ロード・オブ・ザ・リングのゴラムや、猿の惑星のシーザーなど)。

 つまりはワカンダの内乱なのね… これまでヴィブラニウムの力で超発展したアフリカのワカンダ。そのことを秘密にして、鎖国状態でひっそりと暮らしていたが、その技術力を分かち合わないことに疑問を持っている人もいて… と言うことで、開かれた国に変貌を遂げる。最後の方のシーン、国連で、ワカンダは今後、世界を救うために手を貸すと言ったときの嘲笑。その後の展開を想像すると笑える。これ、いまのアメリカに対する問題提起な気がする。「賢者は橋を作るが愚者は壁を作る」という言葉が印象的だった。やっぱりアベンジャーズの前に見るべきだったな。

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2019年3月19日 (火)

[ド] Sense8

 世界各地の見知らぬ8人の男女が、突然テレパシーで結ばれ、感覚や能力を共有できるようになり… と言う、ちょっと不思議なドラマ。Netflixオリジナル作品。

Sense8
 韓国大企業の創業者の娘サン、レズビアンだが実は性転換した元男性ノミ、インドで社長の息子と婚約中の美女カラ、イギリスの美人DJライリー、金庫破りのウォルフガング、メキシコの売れっ子イケメンスター・リト、シカゴの警官ウィル、ナイロビの青年。彼らはみな原因不明の頭痛や幻覚に悩まされるように。そこにリアルな幻覚ジョナスが現れ…

 サン役にペ・ドゥナ。ノミ役にジェイミー・クレイトン。カラ役にティナ・デサイ。ライリー役にタペンス・ミドルトン。ウォルフガング役にマックス・リーメルト。リト役にミゲル・アンヘル・シルベストレ。ウィル役にブライアン・J・スミス。ジョナス役にナヴィーン・アンドリュース。ナイロビの青年役にアムル・アミーン。冒頭にダリル・ハンナが出ていた気がするが、何の役かは不明。

 #4まで視聴。#1の冒頭は、未だに何のシーンなのかわからないが、全く別々の場所で暮らし、何の面識もない彼らが、何か不思議な力でつながり、意識や能力を共有していると言うのはわかってきた。それは全く新しい概念で、イギリスにいるライリーはある瞬間にシカゴのウィルと目の前で会ったりするばかりか、命の危機にある青年の体に一時的にサンが入って?闘ったりと言う、能力をも共有できるらしい。これはすごい。

 で、どうやら何者かに狙われているらしく、それが冒頭のシーンなのだろう。バラバラだったピースが少しずつつながっていく感覚が面白い。シーズン1、2それぞれ12話。ここで終了のようなので、話は完結するのか? じっくり楽しみたい。

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[ド] ユートピア

 AXNで放送のイギリスのドラマ。ユートピア・エクスペリメントと言うコミック?の原稿を巡って、謎の組織に追われることになった若者たち…

Utopia
 20世紀に起きる地球上の大災害を予言しているとされるカルトコミック「ユートピア・エクスペリメント」。この原稿と、ジェシカ・ハイドと言う女性を探してコミックストアに押し入る2人組。直前に原稿を購入した男を突き止め、原稿を奪いに自宅へ。だが先に自宅に忍び込んでいた少年グラントが男が殺される現場を目撃、原稿を奪って逃走。ネット仲間ウィルソン、イアン、ベッキーと合流し、ユートピアがなにか重要なカギであると気づく…

 ジェシカ・ハイド役にフィオナ・オシャーグネッシー。保健省の役人ダグデイル役にポール・ヒギンズ。グラント少年役にオリヴァー・ウールフォード。ウィルソン役にアディール・アクタル。ベッキー役にアレクサンドラ・ローチ。イアン役にネイサン・スチュアート・ジャレット。組織の殺し屋アービー役にニール・マスケル。

 やたら人が殺されて、かなり怖い内容だ。謎の組織が何か大変なことを起こそうとしていること、コミックの「ユートピア・エクスペリメント」にそのカギがあること、そしてその原稿を追う者がいることから、ベッキーたちは逃亡者に。謎の人物ジェシカ・ハイドが現れ、彼らを先導するのだが、彼女もかなりミステリアス。

 シーズン1、2共に6話。シーズン1の6話まで見て、ある程度の事情はわかったのだが、まだまだ謎は多く、何も解決していない。シーズン2で解決するのか…?

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2019年3月17日 (日)

[映] デッドプール2

 デッドプールの続編。恋人を殺された主人公が、あるミュータントの少年と出会い、少年のために闘う。

Deadpool2
 ヴァネッサとらぶらぶな生活を送っていたウェイドだったが、自宅を襲撃され、ヴァネッサが撃たれて死んでしまう。失意のウェイドは自殺を図るが死ねず。そんな彼を、コロッサスがX-MENの学校「恵まれし子らの学園」へ連れて行き、見習いとして迎え入れる。
 初任務は、暴走している14才のミュータントの少年ラッセルの保護。だが彼が虐待されていることを知り、職員らを射殺してしまったウェイドは、ラッセルと共に刑務所へ。だが未来から来たケーブルが刑務所を襲撃し…

 デッドプールことウェイド役にライアン・レイノルズ。恋人ヴァネッサ役にモリーナ・バッカリン。ケーブル役にジョッシュ・ブローリン。ラッセル役にジュリアン・デニソン。ラッセルのいた施設の理事長役にエディ・マーサン。ウェイドの招集したチームメンバー、吐く人はビル・スカルスガルド(キャッスルロックの謎の青年)。ヴァニッシャー役にブラッド・ピット!? 一瞬しか出なかったのでわからなかったー あとX-MENのメンバーが一瞬出たのと、最後の最後、ウルヴァリン役でヒュー・ジャックマンがちょっとだけ出演。

 相変わらずのふざけっぷり。何でもありのめちゃくちゃなストーリー。カメラ目線で視聴者に語るところも同じなのだが、X-MENの世界でパトリック・スチュワートの名前出すのは反則だー(^o^; あと結構いろんな人が死んでしまうのだが、最後の最後、それアリなの? グリーン・ランタン、私は結構楽しかったけどなぁ(^o^;

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2019年3月16日 (土)

[映] 運び屋

 クリント・イーストウッド監督主演作。90歳の老人が麻薬の運び屋をしていたと言う、実話をモチーフにした作品らしい。原題は"The mule"、ラバだって。

The_mule
 デイリリーの栽培に精を出す退役軍人アール。園芸界では名の知れた存在だったが、園芸に熱中するあまり家族を顧みない生活が続き、妻とは離婚。娘の結婚式もすっぽかし、絶縁状態に。だが時代が変わり、園芸では生計を立てられなくなって自宅を差し押さえられてしまう。そんなとき、車で荷物を運ぶだけで大金を得られる仕事を紹介される。1回だけのつもりで、荷物の中身も知らずに仕事をしたアール。だが、簡単に稼げることから何度も続けるうち、中身がドラッグであることに気づく…

 アール役にクリント・イーストウッド。DEAのベイツ役にブラッドリー・クーパー。その上司役にローレンス・フィッシュバーン。ベイツの相棒役にマイケル・ペーニャ。アールの元妻メアリー役にダイアン・ウィースト。アールの娘アイリス役にアリソン・イーストウッド。実の娘だね! アールの孫娘ジニー役にタイッサ・ファミーガ(ヴェラ・ファミーガの妹、21歳も年下らしい)。メキシコマフィアのボス、ラトン役にアンディ・ガルシア。その右腕役にクリフトン・コリンズJr.。

 アールは実に魅力的な男性だ。古き良き時代のアメリカ人男性。デイリリーの栽培に心血を注ぎ、園芸界では一目置かれる存在である。紳士だし、ジョークもうまくて格好いいじいさんだ。だが外面がいい一方で、家族はないがしろにされていたらしい。子どもの行事には全く参加せず、娘の結婚式もすっぽかす有様。そんな彼に見切りを付けた家族。

 それから12年。時代はすっかり変わってネットで花が買える時代に。昔ながらのやり方にこだわっていたアールは家を差し押さえられてしまう。そんなとき、ドラッグの運び屋として利用されることに。はじめは何も知らずに、仕事を引き受ける。荷物を積んでホテルへ行き、キーを車に残したまま1時間車を離れ、戻ってくると荷物の代わりに大金が置かれていると言う簡単な仕事。1回だけのつもりが、簡単に大金を得られることから、何度も続けるようになる。だがDEAに目を付けられ…

 アールがしたのは車の運転だけだが、ドラッグの運び屋であり、マフィアの資金源だ。悪いことには違いないし、たぶんわかってはいるのだろうけど、金の必要な仲間がいると、彼らのために一稼ぎしようと考えてしまうアールは悪人ではない。誰にでもズケズケと物言うし、差別用語も考えなしに言ってしまうが、悪気はない。昔気質。

 彼のしたことは悪いこと。彼は残りの人生を償いに費やす。でも家族の信頼は取り戻せて、きっと後悔はしてないんだろうな。

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2019年3月13日 (水)

[映] 狼たちの午後

 1975年の作品。いま「午前10時の映画祭9 2018」で上映中と知り、シアタス調布へ見に行った。大好きなアル・パチーノ主演で何度も見た作品だが、劇場で見るのは初めて。1972年に実際にあった事件を元にした作品だ。原題は"Dog day afternoon"。

Dog_day_afternoon
 ソニーとサルは、銀行強盗を計画。閉店間際の銀行を襲い、誰も傷つけず、さっさと金を奪って逃げる予定だった。だが押し入った銀行に金はほとんどなく、あっという間に警官隊に包囲されてしまう。行き場を失った彼らだったが、人質たちと奇妙な連帯感が。さらに、集まった野次馬たちも彼らを応援し始め…

 ソニー役にアル・パチーノ。サル役にジョン・カザール。市警の刑事モレッティ役にチャールズ・ダーニング。FBI?のシェルドン役にジェームズ・ブロデリック(マシュー・ブロデリックの父だそう)。その部下?役にランス・ヘンリクセン。ソニーの愛人レオン役にクリス・サランドン(スーザン・サランドンの元夫)。人質の1人役にキャロル・ケイン。

 昔見たときは、さっさと逃げれば逃げられたのに~とか、最後もあとちょっとで逃げられたのに~とか思ったのだが、彼ら、最初っからダメダメね。まず計画がずさんすぎる。お金がないのに押し入ってもダメよ。最初っからお互いを名前で呼び合っていて身元すぐにバレちゃうし。

 お客が全部帰るまで待っていたり、誰も傷つけるつもりはないって最初に言っちゃったり、ソニーは人柄のよさが出まくり。冒頭で仲間の1人に逃げられちゃうし、(いいよって行かせちゃうし)。人質の銀行員からも計画がなってないとか、あんとき逃げてりゃよかったのにとか言われちゃう始末。そもそも強盗なんて向いてない。

 彼の人柄で、人質とちょっと仲良くなってしまったり(ストックホルム症候群?)、野次馬を味方に付けちゃったりするが、今見ると思ってたほどじゃないね。やっぱり早く解放されたい人質、応援してみたけどやっぱり強盗じゃんって感じの群衆。

 そしてあの最後のシーン。さすがに70年代の作品で途中ちょっとダレぎみだったけど、楽しんだ。

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[映] ROMA/ローマ

 今年のアカデミー賞で、外国語映画賞、監督賞、撮影賞を受賞した作品。Netflix作品である(劇場公開ではなく配信)ことも話題になったね。いま、シアタスでも上映中だけど、せっかくNetflixで見られるので、そちらで視聴。なんでローマなんだろう?と思っていたのだが、この作品の舞台が、メキシコシティ近郊のローマ(コロニア・ローマ)という場所ってことらしい。

Roma
 1970年、メキシコシティ近郊の街ローマ。医師のアントニオと妻ソフィア、ソフィアの母、4人の子どもたちの一家の邸宅で、住み込みの家政婦をする女性クレオ。ある仕事が休みの日に、ダブルデートをしたクレオ。ボーイフレンドのフェルミンと関係を持つが、その後妊娠してしまう…

 クレオ役にヤリッツァ・アパリシオ。ソフィア役にマリーナ・デ・タビラ。

 アントニオは留守がちで、ソフィアはそのことでイラついている。4人の子どもたちはクレオにとてもなついてて、クレオも彼らをとてもかわいがっている。ソフィアもクレオをとても頼りにしているし、大切にしている一方、夫不在のイライラで当たり散らしてしまったりもする。

 でもそんなこんなもひっくるめての家族なのだろう。家族の一コマを描いた作品という意味では興味深い。特に感情があふれる最後のシーンはグッとくるものがある。

 でも… 白黒である。そして、何かすごいストーリーがあるわけでもなんでもなく、ある一家の日常が淡々と描かれている。評論家の方々が絶賛していたが、どうなんだろう。確かに物語には引き込まれたし、最後まで目が離せなかったが、うーん、これ劇場に見に行ってコレだったらたぶんがっかりだろうな。

 どうやらキュアロン監督自身の半自伝的ストーリーらしい。時代的に、彼の子どもの頃がこんな感じだったのかな。見終わって思ったのは、男はアテにならないと言うこと、女は強いと言うこと。


 

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2019年3月10日 (日)

[ド] The OA

 Netflixで配信中のドラマ。7年間行方不明だった女性が突然見つかるが、盲目だった彼女は目が見えるようになっていた… と言う謎のストーリー。

The_oa
 橋から若い女性が飛び降り、病院へ運ばれる。奇跡的に軽傷だった彼女は自らを「OA」と名乗るが、それは7年前に行方不明になった女性プレーリーだとわかる。病院に彼女を迎えに行った両親は、盲目だったプレーリーの視力が戻っていることに驚愕。さらに、失踪中の出来事を一切話そうとしないことを不審に思う。プレーリーにはある使命が…

 プレーリー役にブリット・マーリング。彼女が脚本を書いているらしい。彼女の両親役にスコット・ウィルソンとアリス・クリーグ。プレーリーを拉致したハップ役にジェイソン・アイザックス(ハリポタシリーズのルシウス・マルフォイ、キャピタルシティのチャス、ブラザーフッドのマイケル・カフィ、アウェイクのマイケルなどなど)。一緒に捕らわれていたホーマー役にエモリー・コーエン。プレーリーのセラピスト役にリズ・アーメッド。

 拉致され、7年間監禁されていたプレーリー。突然両親の元へと戻るが、7年間何をしていたのか全く語ろうとしない。だが、近所の高校生や先生を巻き込んで、夜な夜な自分の生い立ちを語り始める。なぜ警察や両親ではなく彼らなのか。

 プレーリーの話は7年間の話の前から始まる。彼女はロシアで生まれ育ったと言う。その不思議なストーリーに引きつけられ、次第に彼女に起こったことを本気で調査し始めるメンバーたち。不思議な協力関係と、プレーリーが現在に至るまでの話に釘付けだ。

 2016年に始まったシーズン1は全8話。そして今年3月22日にシーズン2が配信されると言う。ずいぶんと時間が空いちゃったのはなぜだろう?

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[映] グリーンブック

 グリーンブックと言うのは、まだ人種差別の酷かった時代のアメリカで、有色人種の人たちが泊まれる宿を記したガイドブック本らしい。なるほどね。黒人ピアニストの演奏ツアーに、運転手として雇われた白人男性の物語。今年のアカデミー賞作品賞、助演男優賞、脚本賞を受賞。実話に基づいた作品らしい。

Greenbook
 1962年ニューヨーク。一流ナイトクラブの用心棒トニー・リップは、店舗改修の間、仕事を探すことに。天才黒人ピアニスト、ドクター・シャーリーの演奏ツアーで運転手をする仕事が舞い込むが、相手が黒人であること、雑用もしなければならないことからいったんは断る。だが彼を気に入ったドクターの強引なアプローチで引き受けることに。ツアーをするのは黒人差別が色濃く残る南部。2人はグリーンブックを手にツアーへ出かけるが…

 トニー役にヴィゴ・モーテンセン。ドクター・ドン・シャーリー役にマハーシャラ・アリ。トニーの妻役にリンダ・カーデリーニ(ERのサム)。ドクターの使用人役にイクバル・テバ(Gleeの校長)。

 これは本当に脚本が素晴らしい。トニーは典型的なイタリア系で、家族をとても大切にしている男。教養はないが、いい奴だ。口がうまくて腕っ節が強い。周りをよく見ていて状況判断が実にうまい。ちゃっかりしている。それに対してドクターは品行方正でまさに紳士。教養があり身なりもいつもきちんとしている。常に冷静。家族を大切にしていて、いつも親戚が集まってくるトニーに対し、孤独なドクター。ものすごく対照的な2人が、はじめは衝突しながらも次第に仲良くなっているロードムービー。これは想定通り。

 この時代の南部の人種差別は酷かったことだろう。都市部では人気があり認められていたドクターは、なぜ南部でツアーをするのか。演奏中はもてはやされるが、控え室は物置だったり、ホテルのレストランやトイレを使うことを拒まれたりと、扱いは酷い。そんな様子を目の当たりにして、自分の持っていた偏見が少しずつ変わるトニー。

 2人が豪雨の中で言い争うシーンで、「オレはあんたより黒だ」(ニューヨークのブロンクスで貧しい暮らしをしてあんたよりずっと苦労していると言いたいのだろう)と言うトニーに対し、「私ははぐれ黒人だ」と言うドクター。黒人ではあるがみんなが思っているような黒人との接点がなく、かといって白人でも無いのでどっちつかずで孤独だと言いたいのだろう。白人とか黒人とかイタリア系とか、そういうことでくくることの無意味さ。あえて人種差別が残る南部でのツアーを強行したドクターの想い。

 理不尽な差別には怒りを覚え、トニーの一族のワイワイぶりにほっこりし、時に笑わせてくれるシーンあり。作品賞も納得。ヴィゴ・モーテンセンは、この役のために14kg太ったらしい。

 

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