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2019年10月 7日 (月)

[映] ジョーカー

 バットマンの悪役ジョーカーはいかにして生まれたのか。母親の世話をする心優しい青年アーサーが、殺人鬼ジョーカーへと変貌していくさまを描く。

Joker
 不況で人々の不満が募るゴッサム・シティ。そんな街の安アパートで、母親の世話をしながら暮らしている心優しき青年アーサー。ピエロとして日銭を稼ぐ彼には様々な障害があり、嫌がらせを受ける毎日。唯一の心の支えは母親、そして同じアパートに住むシングルマザーのソフィーの存在。ある日、仕事を失い、行政の支援も打ち切られた彼は、電車の中で酔った若者に襲われ、ついに怒りを爆発させた…

 アーサー役にホアキン・フェニックス。アーサーの母ペニー役にフランセス・コンロイ(シックス・フィート・アンダーのルース・フィッシャー)。有名コメディアン、マレー役にロバート・デ・ニーロ。ソフィー役にザジー・ビーツ。刑事役にシェ・ウィガム(ボードウォーク・エンパイアのイーライなど)。トーマス・ウェイン役にブレット・カレン。執事のアルフレッド役にダグラス・ホッジ(キャピタル・シティのデクラン)。

 悲しい物語だ。アーサーには教養が無い。そして突然笑い出すと止まらないと言う障害があるらしい。自分ではどうにもできない。入院歴もあり、精神的サポートを行政の支援で受けている。母親は病弱で、日々面倒を見ながら、ピエロとして日銭を稼ぐ。マレーの番組が好きで、母といつも一緒に見ながら、いつか彼に会うことを夢見ている。そう、夢はコメディアン。アーサーは彼のように人を笑顔にして、脚光を浴びたいのだ。

 だが現実はきびしい。彼の、ちょっと人と違った様子を見てからかう者がいる。嫌がる者もいる。たびたび暴力をふるわれるが、我慢するしか無い。そして彼は笑う。この笑うと言う行為、自分自身の心を守るためなのだろうか。そんなどん底の毎日に加え、仕事を失い、母親が隠していたことを知ってしまう。さらに、憧れていたマレーの標的にされてしまい… って確かにこんなに酷いことが続いたらぶち切れるわ…

 舞台がゴッサム・シティということで、ブルース・ウェインの父トーマスが市長選に立候補していたり、アーサーの母ペニーがかつてウェイン家で働いていたと言うエピソード、そしてウェイン家に起こる悲劇まで、ちゃんとバットマンネタも盛り込まれている。

 それにしても、ホアキンの怪演! ジョーカーの笑い、奇妙なダンス。そしてなんと言ってもあの激やせ。20kg以上体重を落としたらしい。すごいプロ根性。

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