« [ド] BOSCH/ボッシュ | トップページ | [ド] アンという名の少女 »

2020年4月13日 (月)

[ド] ザ・ラウデスト・ボイス ーアメリカを分断した男ー

 ぼんやりWOWOWを見ていたら、太ったハゲ親父が出てくるドラマが始まった。顔は明らかにラッセル・クロウなのだが… なんじゃこりゃ??と思ったら、FOXニュース初代CEOについての実話を描いたドラマとわかる。どうやらコイツがトランプ大統領誕生の黒幕らしい。原作は「The Loudest Voice in the Room」で、これはこの作品中でも触れられているが、エイルズを告発したものらしい。著者がこのドラマの製作総指揮、脚本。

The-loudest-voice
 1995年、差別的暴言が原因でCNBC局を解雇されたロジャー・エイルズ。だが翌年、ルパート・マードックが立ち上げた「FOXニュース」の初代CEOに。ニュース番組はショーだと考えた彼は、米国全土の保守派の視聴者をターゲットに、視聴率を上げるためには手段を選ばず、時にはフェイクニュースを流して扇動。2001年の同時多発テロでは衝撃的映像を次々に流し、CNNよりも人気を得ることに成功。さらに2016年の大統領選では、政財界の大物ドナルド・トランプに目を付け、彼を大統領にするべく画策する…

 ロジャー役にラッセル・クロウ。すごい激変ぶり。顔は確かに彼だけど… 妻ベス役にシエナ・ミラー。ロジャーをセクハラで訴えたキャスター、グレッチェン・カールソン役にナオミ・ワッツ。(この件は映画「スキャンダル("Bombshell")」で描かれた内容で、この映画ではグレッチェン役はニコール・キッドマン、ロジャー・エイルズ役はジョン・リスゴー。見に行こうと思っていてコロナ騒動で行きそびれてしまったのだが、なんとしても見たい。)グレッチェンの夫役にジョッシュ・チャールズ(グッド・ワイフのウィル・ガードナー)。広報担当ブライアン・ルイス役にセス・マクファーレン。ルパート・マードック役にサイモン・マクバーニー。その息子役にバリー・ワトソン(「恋するブライアン」のブライアン)。グレッチェンの弁護士役にジェシカ・ヘクト(フレンズのロスの元妻スーザン)。

 ラッセル・クロウの変身ぶりにびっくりだが、この人が主人公だろうと思って見始めたものの、とんでもない差別主義者、女性蔑視、セクハラやりたい放題のクソじじいでびっくり。どこにも共感する余地がなく、なんでこんなクソヤローのドラマができた?と思ったら、なるほど、映画「スキャンダル」で取り上げられたセクハラ問題が描かれていると同時に、トランプvsヒラリーの時の大統領選についても描かれていて、このクソじじいがトランプを大統領にした立役者だったと知る。

 そんなクソヤローが立ち上げたニュース局である。この男がクソならFOXニュースもクソだ。この騒動について、金をもらって口をつぐんだ人たちがほとんどにも関わらず、よくぞドラマ化したと思う。よくやったSHOWTIME。

 ミニシリーズと言うことで全7話。いつもの素敵なラッセル・クロウ、早く戻ってきて!


|

« [ド] BOSCH/ボッシュ | トップページ | [ド] アンという名の少女 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« [ド] BOSCH/ボッシュ | トップページ | [ド] アンという名の少女 »