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2020年5月25日 (月)

[ド] オリーヴ・キタリッジ

 Amazon Prime Videoで配信中。「オリーヴ・キタリッジの生活」が原作のミニシリーズ。数学教師オリーヴと薬剤師の夫ヘンリーの25年の物語。

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 アメリカ北東部の小さな港町で、薬局を営む夫ヘンリーと10代の息子クリストファーと暮らす数学教師オリーヴ。温厚で面倒見のよいヘンリーとは対照的に、厳格でズケズケとものを言うオリーヴ。ある日、薬局の従業員が急死し、代わりにやってきた若い女性デニースをすっかり気に入ったヘンリー。だが新婚のデニースの夫が急死し、かいがいしく面倒をみるヘンリーを、冷ややかな目で見るオリーヴ。彼女は同僚のオケイシーに思いを寄せていた…

 オリーヴ役にフランシス・マクドーマンド。ヘンリー役にリチャード・ジェンキンス。大人になったクリストファー役にジョン・ギャラガー・Jr。オリーヴの友人役にアン・ダウド(LEFTOVERSのパティ、ハンドメイズテイルのリディアおば)。オケイシー役にピーター・マラン(オザークへようこそのジェイコブ)。近所のレイチェル役にローズマリー・デウィット(ユナイテッド・ステイツ・オブ・タラのシャーメイン)。デニース役にゾーイ・カザン。ジェリー役にジェシー・プレモンス(ブレイキング・バッドのトッド、FARGOのエド)。ジャック役にビル・マーレイ。

 全4話で、1話がたっぷり1時間くらいあるので、ドラマというよりは長い映画という感じか。偏屈なオリーヴを、深く愛しているヘンリー。何故かはわからないが、やさしいヘンリーは誕生日にカードを送ったりするマメな男性だ。だが、カードを読んだらさっさとゴミ箱へ捨ててしまうオリーヴ。こういうちょっとしたシーンに、彼らの性格がとてもよく描かれているなと思う。オリーヴはヘンリーに物足りなさを感じている。やさしすぎると言うことなのか。同僚のオケイシーとの不倫を夢見ているが、決して実行はしない。

 ヘンリーは誰に対しても優しい。常にいい面を見ようとする。クリストファーの結婚式がいい例で、いい式だったと感じているヘンリーに対し、風が強くて屋外のセッティングがめちゃくちゃになって散々だったと言うオリーヴ。彼女は欠点を見つけることに長けている。そんな両親に育てられ、問題を抱えたまま大人になったクリストファー。

 ヘンリーは明らかに善人だが、オリーヴの言っていること、やっていることは確かに正しい。ウソが付けない、思った事をズケズケと言ってしまうと言うだけで、優しさがないわけではない。そんな彼女にヘンリーは惹かれたのか。

 かなり見応えのある作品だが、引き込まれて4話一気に見てしまった。港町の風景も素晴らしい。2015年のエミー賞では、主演男優賞、主演女優賞、助演男優賞(ビル・マーレイ)、監督賞、脚本賞、作品賞と6部門を受賞したと言うのも納得だ。

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