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2020年6月23日 (火)

[ド] ラスト・キングダム

 Netflixで配信中。9世紀のイギリスを舞台にした作品で、歴史小説家バーナード・コーンウェルの「The Saxon Stories」が原作とのこと。実在のアルフレッド王などが出てくるのだが、主人公ウートレッドは架空だがモデルはいるらしい。ノーサンブリアの豪族の家に生まれたウートレッドが、デーン人に家族を殺されヴァイキングとして育てられるが、その育ての父も殺され… と言うストーリー。サクソン人として生まれながらデーン人に育てられ、両者の間で葛藤する主人公の物語。

The-last-kingdom
 イギリス北部のノーサンブリア、ベバンバーグの領主の次男として生まれた少年は、攻め入ってきたデーン人に父と兄を殺されたことで跡継ぎウートレッドとなるが、領主の座を狙う叔父に命を狙われ、それを知ったデーン人ラグナルに育てられる。ヴァイキングとして育った青年ウートレッドだったが、ラグナルに敵対するデーン人に襲撃され、命からがら逃げ出す。家族を失ったウートレッドは、後に王となるアルフレッドの元へ行くが…

 ウートレッド役にアレクサンダー・ドレイマン。彼に洗礼をした神父ベオッカ役にイアン・ハート。ウートレッドの友人ブリダ役にエミリー・コックス。アルフレッド王役にデヴィッド・ドーソン。#1にはヴァイキングの長老?役でルトガー・ハウアーも出演。登場人物どんどん死亡退場で、どんどん新キャラ登場なので書き切れん…

 シーズン1のウートレッドは、若さ故か、とにかく乱暴者で何がしたいのかよくわからない、全く好感の持てない男なのだが、次第に成長。部下から信頼される男になっていく。彼の戦略は巧みで、アルフレッド王を何度も救う。困ったときのウートレッド頼みというか、デーン人に攻められて難しい状況になると、ウートレッドに助けを求めるくせに、彼に対してかなり酷い扱いをするアルフレッド王。そこには、ウートレッドがクリスチャンの洗礼を受けながらもクリスチャンにならない(デーン人としての信仰を持っている)ことが影響しているようだ。敬虔なクリスチャンであるアルフレッド王は、神こそがすべて。(すべて神頼み?)イギリスを一つに統一することを目指しているが、志半ばで病に倒れる。

 デーン人というのは今のデンマーク人の祖先だそうで、イギリスにはこんなにたくさんデーン人が入ってきてたことを初めて知った。書物を愛し、出来事を忠実に書物に書き、遠方からも手紙で連絡を取る知的なアルフレッド王に対し、文字なんて物を使わず、闘って奪うことが人生で、死ぬときに剣を持っていなければバルハラ(天国?)へ行かれないと信じている戦士、でも野蛮人な感じのデーン人。戦闘シーンがとても多いのだが、戦い方もだいぶ違う。

 シーズン1、2が8話ずつ、シーズン3と4が10話ずつ。シーズン4の#4くらいまで見たのだが、シーズン2辺りから格段に面白くなる。エセルなんとかと言う名前の人がやたら多くてかなり混乱したが(やっと覚えたと思ったら死んじゃうし)、サクソン人なのか、デーン人なのか、自身のアイデンティティで悩むウートレッドが、あっちについたりこっちについたりしながら、自らの進む道を模索する様子を、ハラハラしながら観賞。ゲーム・オブ・スローンズと違って、ウートレッドが主人公=死なないと言う点は安心して見られるけどね。

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