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2020年10月18日 (日)

[ド] The Knick/ザ・ニック

 Amazon Prime Videoで配信中。1900年のニューヨークを舞台にした医療ドラマ。ニックというのは、舞台となる「ニッカボッカ・ホスピタル」の愛称(略称)らしい。

The-knick
 1900年ニューヨーク。ニッカボッカ・ホスピタルの外科医ジョンは、上司とともに帝王切開手術を試みるが失敗。妊婦も胎児も死亡してしまう。12回の失敗を苦にした上司は自殺。ジョンは昇進して外科部長となる。副部長として黒人医師を雇うことを提案されるが、偏見から断固拒むジョン。それでも配属された黒人外科医アルジャーノンは、優秀で実績があるにも関わらず、ジョンたち白人医師から邪険にされてしまう…

 主人公ジョン役にクライヴ・オーウェン。黒人外科医アルジャーノン役にアンドレ・ホランド。病院の理事?の娘コーネリア役にジュリエット・ライランス(ペリー・メイスンのデラ・ストリート)。救急隊?の役でクリス・サリヴァン(This is usのトビー)。看護師の役でスザンナ・シャコフスキー(ゴシップ・ガールのブレアのメイド、ドロータ)。

 とりあえず#2まで観賞。#1の冒頭からいきなりの帝王切開手術(しかも失敗するし)の流血シーン。なかなかのグロさ。100年前の医療ってこんな感じだったんだろうか。医学の進歩のために新しい手術を研究するジョンは、コカイン中毒でもある。新しい手術の研究と言えば聞こえがいいが、実際は患者を実験台にしているわけで、ほとんどの患者が助からず… そういう人たちの犠牲の上に、現代の医療が成り立っているんだなと思い知らされる。

 どうやら人間嫌いらしいジョン。上司は慕っていたらしく、ときどき回想シーンが。この上司からコカインを教わったらしい。

 一方、黒人外科医アルジャーノンは、フランスで修行した身。優秀な外科医であるにも関わらず、オペに関わらせてもらえないばかりか、副部長なのに地下の薄暗い部屋をあてがわれ、住んでいるのは黒人地区の汚いアパート(洗面所は共用?)。電車で通勤。他の外科医たちは病院の近所に住んでいたり馬車で優雅に出勤。看護師は自転車通勤。そのへんの違いも見ていて興味深い。

 100年前の医療を描いた作品って珍しい気がする。当時のアメリカの人種差別や偏見も描かれていて、これまた興味深い。困難にも負けず、卑屈にならずに常に凜とした態度のアルジャーノンにはとても好感が持てるし、応援してしまう。

 とても評価が高い作品ながら、シーズン2で打ち切りとなってしまったらしい。それぞれ10話ずつ。1話がかなり重いので、じっくり楽しみたい。

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