カテゴリー「ドラマ(映画)にみるアメリカ」の3件の記事

2020年4月18日 (土)

[映] ビリーブ 未来への大逆転

 WOWOWで放送。実話に基づいた作品とのことで、1970年代に男女平等裁判に挑んだ女性弁護士の物語。

On-the-basis-of-sex
 1956年、ハーバード・ロースクールに入学した数少ない女性ルース・ベイダー・ギンズバーグ。年上で先にこの大学のロースクールで学んでいた夫マーティンに続いて入学したルースだったが、直後にマーティンがガンを発症。夫の看病と育児、夫の分の授業を受けるなど過酷な生活を持ち前のガッツで乗り切ったルース。
 2年後、マーティンのガンが寛解し、ニューヨークの法律事務所で働くことに。夫を支えるため、コロンビア大学で単位を取得、その単位でハーバードの学位を得ようと交渉するが却下されてしまい、コロンビア大学に移籍することに。その後、主席で卒業するが、どこの法律事務所でも雇ってもらえず。やむなく、ラトガース大学で学生に講義をする道を選ぶ。
 1970年、マーティンが持ち込んできた案件に興味を持ったルース。それは、働きながら母親を介護するために介護士を雇うことにしたモリッツという男性が、独身であることを理由に所得控除を受けられないと言うもの。これは男性の性差別だと考えたルースは、訴訟を起こし、性差別を是正する第一歩にしたいと考えるが…

 ルース役にフェリシティ・ジョーンズ。マーティン役にアーミー・ハマー。ルースの旧友でアメリカ自由人権協会(ACLU)のメンバー、メル役にジャスティン・セロー(The leftoversのケヴィン)。ベテラン女性弁護士役にキャシー・ベイツ。ロースクールの学長役にサム・ウォーターストン(The Newsroomのチャーリー、ゴッドレスの保安官)。最後に本物のルース・ベイダー・ギンズバーグ本人がちょっとだけ出演。最高裁判事まで務めた人らしい。

 すごいなー、こういう人がいたから今のアメリカがあるんだろう。アメリカって意外と保守的で、女性は家庭を守るもの的考えが長く女性を束縛していたとのこと。なるほどね、「ハンドメイズ・テイル」の思想って、あながち突飛ではないのだろう。夫を支えつつ自らの信念も曲げずに闘う姿はなんとも頼もしいし、そんな妻を支える夫マーティンも素晴らしい。ルースさん、87歳でご存命らしい。

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2006年3月11日 (土)

アメリカ人って負けず嫌い!?

 「The Office」のところでも書いたが、どうもアメリカ人は負けず嫌いのようである。特にイギリスにはやたらライバル意識を持っているようだ。イギリスのドラマをアメリカでリメイクするってどういうことよ?

 アメリカとイギリスでは、使っている言葉や発音が違うのだろうけれど、なにもわざわざ作り直さなくたっていいじゃないのと思う。だが、きっと、せっかくの面白い題材を、イギリス版はイマイチ生かし切れていない、アメリカでならもっと面白いドラマにできると思ったに違いない。そう言う意味で、アメリカ版「The Office」は、とても楽しみなドラマだ。是非どこかの局で放送してほしい。

 他にもある。「心理探偵フィッツ」なども、わざわざリメイクしている。これはどちらも見ていないので、コメントしようがないが、生活習慣とかの違いが気になったのだろうか。

 ま、そう言う意味でのリメイクはともかく、ドキュメンタリー映画「ディープ・ブルー」のナレーションはどうだろう。イギリスとドイツ制作なので、英語版ナレーション(マイケル・ガンボン)とドイツ語版ナレーションがあるのはわかる。だが、なぜアメリカ版ナレーション(ピアース・ブロスナン)が必要なのか、理解できない。魚の名前が違うのだろうか?? 発音という意味で言えば、ピアースだってアイルランド出身だし、イギリス英語だよね。ジェームズ・ボンドだもの。

 アメリカの庶民は、イギリス英語を「きどった」発音だと感じるようだが、ちょっとハイソな人たちは「とても上品で洗練されている」と感じているようで、ちょっと面白い。そう言う位置づけなのかな。
 イギリスの上流階級の人たちは、アメリカ人を少々さげすんでいるように思えるが、それとは逆に、上流でない人たちはアメリカに対するある種の憧れがあるようで、これまた興味深い。映画「ラブ・アクチュアリー」では、全然モテないイギリス青年が、アメリカに行けば美女がたくさんいる、モテるに違いないと信じて、ナンパ旅行へ出かけるエピソードがある。アメリカ=ビーチに、ナイスバディの美女があふれている と言うイメージがあるのだろう。映画では、それがあっけなく実現してしまうところが笑えるが。(ありえねー)
 でも、イギリスってそう言う目でアメリカを見ているのねと、素直に信じてはいけない。この映画、イギリスとアメリカの合作のようなので、アメリカ勢の意図が入っているのかも。きっと、憧れの地アメリカであり続けたいのだ。だってアメリカ人は負けず嫌いだもの。

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2005年12月 2日 (金)

ドラマに見るアメリカ

 アメリカのドラマを見ていると、彼らの暮らしぶりがよく見える。(気がする) 彼らの考え方、習慣、食べ物などなど。そう言うのを見るのもまた楽しみなのだけれど、最近続けてちょっと気になる内容があった。

 まず「CSI:マイアミ3」。証拠についた肉片を分析したら、牛肉なのに、ホルモン剤がまったく検出されない→日本の高級牛肉 ということに。つまり、アメリカの牛肉は、ホルモン剤が大量に含まれているということ。
 さらに、「NIP/TUCK2」で、ショーンの娘が8才で初潮に。牛肉のホルモン剤のせいで、初潮が早まったんだわ~と嘆く母親。え、え~、そんな問題になっているのに、みんな平気なの~?? そして、自然食を食べようと、小豆のスープを作ったのに、うえ~まずい~とか言ってる。(でも、小豆でスープを作らなくても… それに、美味しく作れる気もする) 海藻も、「こんなの食いもんじゃない」扱い。日本人はいつも食べてるのに、そりゃないだろう…
 そして、シールド4。ヴィックの子どもたちが相次いで発達障害になり、なんとその原因が予防接種のワクチンらしいということに。それなのに、裁判で争うには多額の費用が必要な上に、裁判をするなら、治療の対象にはしてやらないとか、なんだかひどいことに。そんなひどいことってアリ??

 ホルモン剤たっぷりの牛肉の話題が続いたのは、偶然かもしれないけれど、でも話題になっているんだろうなとも思う。食べ物や、ワクチンまでもが信用できない国って、怖い。アメリカの怖い部分を見た気がした。

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