カテゴリー「映画の感想(2021~ )」の4件の記事

映画の感想(2021年~ )

2021年2月20日 (土)

[映] 第九軍団のワシ

 Amazon Prime Videoで配信中。2011年の作品。ローマ軍の元指揮官が、ブリタニアで行方不明になったワシの黄金像を取り戻す旅に出ると言うストーリー。原作小説があるらしい。

The-eagle
 紀元140年、ローマの百人隊長マーカスは、ブリタニアに駐屯する指揮官に志願する。この地は、20年前に父が率いていた第九軍団が消息を絶った場所であり、軍団の象徴、ワシの黄金像も行方不明になっていた。だが戦闘で負傷したマーカスは、名誉除隊に。叔父の家で療養生活をしていた時、剣闘士の試合を観戦、負けたブリトン人奴隷エスカの命を救う。
 父とともに行方不明となった黄金のワシが城壁の北の地にあると聞いたマーカスは、エスカを連れて、黄金のワシを取り戻す旅に出たのだが…

 マーカス役にチャニング・テイタム。エスカ役にジェイミー・ベル。叔父役にドナルド・サザーランド。

 ローマ人マーカスと、ブリトン人エスカの友情みたいな描き方されてるけどさ… そもそもローマ人の侵略だし、たかがワシの像のためにこんなにたくさんの人が死ぬ必要があったんだろうかと思うと… この映画、女性が1人も出てこなかったかも?

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2021年1月31日 (日)

[映] 荒野の誓い

 スターチャンネルEXで配信中。2017年のいわば西部劇。19世紀末のアメリカを舞台に、ネイティブアメリカンを激しく憎む軍人が、宿敵シャイアン族の首長とその家族の護送を命じられると言うストーリー。

Hostiles
 19世紀末のアメリカ、ニューメキシコ。開拓した土地に住む一家を、コマンチ族が襲撃。夫と3人の子どもたちを殺され、1人だけ逃げ延びた女性ロザリー。一方、陸軍大尉のブロッカーは、退役を決めるが、最後の仕事としてシャイアン族の族長イエロー・ホークとその家族をニューメキシコから部族の居留地があるモンタナへ護送する任務を命じられる。道中、焼かれた家の中に亡くなった子どもたちとともに、1人呆然としていたロザリーを見つけ保護。一緒に連れて行くことになるが…

 ブロッカー大尉役にクリスチャン・ベール。ロザリー役にロザムンド・パイク。族長役にウェス・ステュディ。

 冒頭、コマンチ族に襲われる一家。女、子どもお構いなしに撃たれて惨殺される。だが次のシーンでは、軍人たちによっていたぶられるネイティブアメリカンの一家が描かれている。全く同じ事をお互いにしているのだ。

 かつてネイティブアメリカンを敵として戦い、仲間を大勢殺されたブロッカーは、ネイティブアメリカンを激しく憎んでいる。そんな彼がイエロー・ホークの護送役とはなんとも皮肉だが、言葉がわかると言うことで適任と思われたらしい。断固拒むブロッカーだったが、退役を控える身、年金を取り上げると脅されしぶしぶ応じることに。

 道中はかなり過酷だ。途中で襲撃に遭ったり、毛皮ハンターに女性を拉致されたりと様々な困難が。イエロー・ホークの力も借りる必要があり、一緒に旅をするうちに次第にお互いのことを理解するようになる。そんな様子が、広大なアメリカの大自然の中で、ゆったりと描かれている。絵的にもとても素晴らしい。

 「元々は彼らの土地で、私たちがそれを奪った」と言うセリフが出てくるのだが、アメリカが、やっとそういうことを描ける時代になったんだと思う。

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2021年1月30日 (土)

[映] 時の面影

 Netflixオリジナル作品。なんとも詩的な邦題だが、原題は "The dig"。原作小説があるらしく、実話に基づいた話らしい。自宅の敷地内にある塚の調査を、アマチュア考古学者に頼んだ夫人。それが大発見に…

The-dig
 1939年、イギリス、サフォーク州。自宅の敷地内にある墳丘墓の発掘をすることにした未亡人プリティは、アマチュア考古学者のブラウンに依頼。ブラウンは手伝い2人とともに地道に発掘を始めるが、それが大発見であることに気づく…

 プリティ夫人役にキャリー・マリガン。ブラウン役にレイフ・ファインズ。調査を聞きつけてやってきた大英博物館のメンバーの妻役にリリー・ジェームズ。

 第二次大戦直前のイギリスで、夫を亡くしたプリティは幼い息子がいるが、自身も病んでいて余命幾ばくも無い。一方で、発掘したものは何百年もの時を超えて彼らの前に。人生の短さ、命のはかなさ、そういうものを超えて後世に残る物… ただただ土を掘り、遺跡を発掘する話なのだが、織り込まれた様々なエピソードからいろいろな思いが浮かんだ。

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2021年1月13日 (水)

[映] ヴィクトリア女王 最期の秘密

 WOWOWにて視聴。WOWOW初放送を録画したのだけれど、なぜか夫は見たことあると言う… 映画館では見ていないし、もしかして配信してる?? イギリスのヴィクトリア女王とインド人青年の不思議な友情を描いた歴史秘話。

Victoria-and-abdul
 1887年。ヴィクトリア女王在位50周年を祝う記念式典で、金貨を献上する役に任命されたインド人青年アブドゥルは、友達と2人ではるばる海を渡ってイギリスへ。夫と死別してから何事にも無関心になっていて、あるのは食欲だけの女王は、インドからやってきたハンサムなアブドゥルを一目で気に入ってしまう。式典出席後はすぐに帰国するはずだったアブドゥルたちだったが、女王の計らいで身のまわりの世話をすることに。

 ヴィクトリア女王役にジュディ・デンチ。アブドゥル役にアリ・ファザール。首相役にマイケル・ガンボン。レディ・チャーチル役にオリヴィア・ウィリアムズ。

 こんな出来事があったとは。ハンサムなインド人青年を気に入ってしまうヴィクトリア女王。ハンサムだから気に入ったのかどうかはわからないが、退屈な毎日の行事にうんざいして生きる楽しみは食べることだけになっていた女王に新しい風が吹いたことは確かだ。彼との会話は、側近との会話では決して得られないものだったのだろう。

 そんな2人の様子をやきもきして見ていた側近たち。大英帝国の王室に仕える人たちは、差別と偏見の塊。自分たちよりも身分の低いインド人が女王に気に入られていることが面白くない。あの手この手で追い出そうとするが… 心温まる交流ではあるけれど、アブドゥルは女王に振り回された感じでもあるな…

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